この日は思いがけない大雪。窓の外の柵には、ほんの少しの間に5cm以上もの積雪が。窓の外を見れば、そこはまるでスキー場か!?と思うような銀世界。東京でもこんなに降ることがあるんですね。
というより、小さい頃は毎年こんなに雪が降る日が何日かあったものです。翌日は決まって授業を中止しての雪合戦。今の東京の子供は、そんなこと知らないんだろうなぁ。今年は寒さといい、雪といい、久々に東京の冬!という冬を感じています。
そんな寒い日にピッタリなお鍋。毎回色々と考えてはいるものの、中々変化を持たせるのは難しいものです。今回は、トマト鍋とカレー鍋を合体させてみました。
間を取り持つのは、お得意の濃厚鶏ガラスープ。このスープのまろやかさにより、トマトの酸味とカレーのスパイシーさが上手く調和された、とっても美味しいお鍋になりました。
今回は、まろやかトマトカレー鍋をご紹介。
★まろやかトマトカレー鍋の作り方
- 圧力鍋に水、鶏ガラを入れて蓋をし、強火に掛ける。
- 蒸気が上がったら弱火にし、15分加圧した後自然放置する。
- ピンが下がったら蓋を開け、泡立て器でガラを砕く。
- 再度蓋をして強火に掛け、蒸気が上がったら弱火で15分加圧し、自然放置する。
- ピンが下がったら蓋を開け、再度泡立て器でガラをよく砕く。
- もう一度蓋をして強火に掛け、蒸気が上がったら弱火で15分加圧し、自然放置する。
- ピンが下がったら蓋を開け、ざるでガラを絞るようにしながらスープを漉す。
- 玉ねぎはみじん切り、ニンニクはスライスする。
- フライパンにオリーブオイルをひき、玉ねぎを中火で柔らかくなるまで炒める。
- ニンニクを加えて更に炒め、香りがたったらカレー粉を加えて炒める。
- カレーの香りがしっかりたったらトマト缶を加え、さっとひと煮立ちさせる。
- 7の鶏ガラスープに11を加え、塩、コショーで味を調える。
- 12のスープで、キャベツ、豚バラ、肉団子等お好きな具材を煮て頂く。
- 鶏ガラスープは市販の素でもいいですが、自分で取ると驚くほど濃厚な白濁スープになります。旨味がギュッと詰まっているので他のダシは一切必要なし。圧力鍋が無い場合は、冷凍の安い手羽先を大量に加えて強火でグラグラ煮れば、同じような状態になります。
- 今回は、カレーとトマトを馴染ませたかったので一緒に軽く煮ました。トマトの酸味を強く感じたい場合は、火を入れずにスープに直接トマト缶を加えてください。
- 玉ねぎ、ニンニク、カレー粉を炒めることにより、香りを引き立てます。これをせずにカレー粉をスープに直接加えると粉っぽさが残ってしまうので、面倒な様でも是非このひと手間を。
- トマト鍋ほどトマトっぽくなく、それでいてカレー鍋ほどカレーが強くも無い。ガラスープのまろやかさも加わり、見た目以上に食べ飽きません。それぞれの強弱も好みで加減できるので、お好きな味に仕上げてください。
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