東京の大海原を見に ~荒川・海浜サイクリング~ | 旅は未知連れ酔わな酒

東京の大海原を見に ~荒川・海浜サイクリング~

荒川笹目橋 チャリンコ

今日は、多摩川ばっかりじゃなぁと思い、荒川へと向かいました。

自宅~環八~笹目通~荒川~清砂橋~葛西臨海公園~若洲海浜公園~東京湾岸道路~晴海通~国道20号(新宿通・甲州街道)~井の頭通
というコース。ちょっと距離稼いじゃいましたね。

写真は笹目橋上流の荒川の眺め。多摩川とは違い、周囲が丘陵地形をなしていないので、空がとにかく広い!河川敷も広い!川本体が見えないほど。

荒川サイクリングロード

荒川のサイクリングロードは、写真のように河川敷を進みます。

多摩川のような土手のコースと違って、眺望や開放感は薄れますが、風の影響も比較的少なく、限りなく標高0m地帯を走っているので空の広さ、高さを際立って感じることができます。

こんな感じは多摩川と好対照。多摩川は土手を快走しつつ遠景をたのしむ、荒川は河川敷で川と仲良く付かず離れず。金八先生の舞台になったのもうなずけます。

走りのスペックも全然違い、コースの差が歴然。多摩川は土手の頂点ぎりぎり2車線をガタガタの舗装や砂利で駈けていますが、荒川はチャリ最適の目の細かいアスファルト舗装に車で充分2車線が確保されています。

途中車止めが多数出現しますが、それも速度に対する自重のいいアクセント。とにかくかっ飛ばせるし、長いし、きもちいい!自分の太ももだけで30km以上のトップスピードを長時間体感できる快感この上ない場所。ほんとチャリのメッカという感じがしました。

その証拠に、チャリストの多いこと!!僕の愛車の?台分の金額がしそうなチャリが、所狭しと駆け抜けていきます。本当にチャリにとって気持ちよい場所でした。これ、癖になりそう。多摩川、ごめんね。

旧岩淵水門

写真は旧岩淵水門。地下鉄赤羽岩淵の近くです。ここから下町の象徴である隅田川が分水されています。実は昔の荒川本流は隅田川ということもあったり。とにかく荒川は暴れ川だったので、当時最先端の治水や、水門の建設等を経て、下町は水浸しの脅威から逃れています。

この水門は大正の建築で、昭和後期に現役から退いています。逆を言えば、大正・昭和の大部分で下町の治水を担ってきたわけです。寄る年波にはかないませんが、すぐ後ろの岩淵水門と親子のように並んで荒川を穏やかに眺めています。

荒川河口

そして逆風に耐えて走ること延々、清砂橋を渡り、ついに河口へとたどり着きました。ここは荒川下流と平行している中川堤防から眺めたもの。

とっくに両河川は合流してしまい、0kmポストも手前に立っているので、もしかしたらすでに海の扱いなのかもしれません。でも28kmほど共にした荒川に敬意を払い、荒川河口としたいものです。

葛西臨海公園西なぎさ園地

こちらは荒川千葉寄りにある葛西臨海公園。観覧車や有名な水族館が有名ですが、ぜひ足を運んでいただきたいのが「西なぎさ園地」。

これは葛西臨海公園の沖合いに人工的ななぎさを造成したものですが、東は野鳥の保護・観察のために立ち入り禁止、西はバーベキューもよし、浅瀬の磯遊びもよしの都会人のオアシス。

タイミングが悪くGW真っ最中だったので人だらけでしたが、普段は鎌倉の海岸のような雰囲気。材木座海岸といったところです。

西なぎさ園地とTDL

ここのなぎさの対岸には東京ディズニーリゾートが垣間見えます。ディズニーランドだけがリゾートじゃないですよ!それを眺めつつ潮風を感じてバーベキューなんて、世界中でも東京人の特権そのものではないでしょうか。カリフォルニアや香港、世界にちょっとしかないディズニーリゾートに敢えて行かずに波打ち際でビール。いいんでない?

若洲海浜公園からの海原

葛西臨海公園を出た後は、荒川の河口を越えて対岸の若洲海浜公園へ。ここにはゴルフ場やバーベキュー場がある海辺の公園です。

埋立地突端に着くと、写真のような草の生えたなだらかな土手と堤防、その先には大海原を眺めることができます。

この写真だけを見ると、東京湾真っ只中とは思えない画ですね。房総半島やアクアライン、着陸態勢を整えた航空機を眺められます。こんなところで一日のんびりと過ごしたいな~。

若洲海浜公園海釣り堤防

この若洲海浜公園には、写真のような海釣り堤防が設置されてます。GWということもあり、ぎっしりの人たちが糸を垂らしていました。

一昔前まで、東京湾で捕れた魚なんて・・・という時代が長く続いていましたが、今は海もだいぶきれいになってきています。うん、気持ちよさそうに釣りしてるね。

若洲海浜公園風車

公園の中に大きな発電用風車が設置されています。風力発電の風車は遠目に見る機会が多いですが、下から見上げるとかなりの大きさ。

こんな大きなものが風の力だけで回っているの驚き。まぁ、風は確かに強かったのですが。お陰でチャリンコには辛い道のりを強いられました。

前回は東京の箱庭のような海の美しさがあるお台場へと向かいましたが、今回は大海原を見ることを目的としました。

東京湾とは言え、新木場付近はちょうど中間なので前方は見渡す限りの海が広がっています。東京の中でこんな場所があるなんて意外ですね。気持ちよい海風を受けるのもまたいいもんですよ!

本日の走行データ
走行距離 87km
走行時間 4時間45分
消費カロリー 848kcal

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