お江戸東京新春開運ポタ③ | 旅は未知連れ酔わな酒

お江戸東京新春開運ポタ③

神田明神の鳥居 チャリンコ

御茶ノ水駅を過ぎたあたりで、神田川からは一旦離れて、近くにある神田明神へと向かいました。神田神社というのが正式名称らしいのですが、神田明神と言ったほうがピンときます。

神田明神随神門

鳥居をくぐると、出店が並ぶ先にりっぱな門が待ち構えています。「神田明神」という名前は知っていましたが、周囲に大きな見どころも少ないため、一度も来たことがありませんでした。自転車でよく通る道のすぐ近くに、こんな立派な神社があったとは、これは大きな発見です。

初詣で賑わう神田明神

この日はまだ松の内ということで、大勢の初詣客で賑わっていました。そんな中でも目立ったのが、ビジネスマン。神田のオフィス街という立地と、「勝負事」にご利益があることから、会社の初詣に利用されているのでしょう。

境内の内外を問わず、甘酒やもつ煮などの出店が多いこと!電車での移動なら、間違いなく誘惑に負けていたに違いありません。

甲武鉄道レンガ積みの高架橋

神田明神からまた神田川沿いへと戻り、万世橋へ。この煉瓦積みの高架は、中央本線(昔は私鉄の甲武鉄道)がここまで開通したときからあるもの。今でもこの上を中央線がひっきりなしに走っています。

ここには昔、万世橋駅という甲武鉄道のターミナルがあり、最近までは交通博物館として利用されていました。その交通博物館も大宮に移転してしまい、この駅舎は2度の廃止を味わうことになってしまいました。それでも中央線を通す縁の下の力持ちとして、頑張り続けています。

神田川浅草橋の船宿

万世橋より先は再び両岸に建物が迫り、川沿いを進めなくなりますが、両側に並行する道路があるので迷うことはありません。進行方向向かって左側・左岸側の道路の方が、横断歩道の便がいいのでお勧め。

神田川の河口が間近に迫る浅草橋。そこには数多くの船宿が建てられ、屋形船が出番を待つかのように係留されています。まさに「お江戸」情緒。

神田川河口柳橋

神田川に最後に架かる、柳橋からの河口の眺め。奥に流れる川は隅田川。仲良く連れ添ってきた神田川も、ここでおしまい。

神田川河口と愛車

神田川が合流する隅田川上から河口を眺めます。奥に写っている緑色の橋が柳橋。

三鷹の井の頭池から流れ出た小川は、こんなに大きくなって、隅田川に注いでいるのです。川沿いを自転車で辿り、その姿の変化を眺めてきただけに、感慨深いものがあります。

両国の古い建物

ここで神田川とさよならし、東京の古き良き風情に触れる旅へと移ります。

隅田川に架かる両国橋を渡れば、すぐに両国の街。ビルが並ぶ中で味わい深い歴史ある建物がたたずんでいます。いかにも下町、こういう雰囲気大好きです。

両国駅旧ターミナル

走ること数分、両国駅前に到着。駅のすぐ横に国技館が建っています。この両国駅舎も実は歴史ある建物で、昔総武線が御茶の水まで来ていなかった時代、ここが総武本線のターミナルでした。

その後も東京駅まで総武快速線が延伸するまでは、千葉方面の特急はこの両国駅始発でした。まさに千葉方面への玄関口だったのです。それに相応しい貫禄が感じられます。

国技館前初場所の幟

国技館前には、初場所を控え多くの幟が立っていました。よくテレビでは見る光景ですが、生で見たのは初めて。その高さとカラフルさ、なによりも数の多さに圧倒されます。

駒形どぜうと柳

隅田川を厩橋で再度渡り、一路浅草を目指します。その道中に、有名な駒形どぜうがあります。重みのある古い店構えがとても立派です。このような木造建築には、柳が本当に似合います。風流、という言葉がふっと頭をよぎります。

★お江戸東京新春開運ポタ
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