原宿駅前の通りを走ればすぐに表参道へと差し掛かります。秋も深まり、街路樹もいい雰囲気を醸しだします。
建物内の駐輪場に自転車を停め、表参道ヒルズに入ります。ここはもうすっかり表参道の顔になりました。中は、表参道の勾配と同じ角度で作られたスロープに沿ってお店が並ぶ、独特の雰囲気。最近カジュアルな格好ばかりしている僕にはちょっと合わない感じがし、ひと回りして退散。
こちらは表参道ヒルズに併設された、旧同潤会アパートのレプリカ棟。僕の世代くらいまでは、表参道といったらこの古~い、だけど味のある同潤会アパートが表参道のイメージそのものではないでしょうか。長い坂道に沿って建てられていた古いアパートの中には、雑貨や洋服など、色んなお店が入っていました。
再開発で新しいスポットができるのもいいですが、東京の中にある雑多感、人の匂いというものが、どんどん失われてきている気がします。そんな中、この建物からは、昔の表参道の面影を残そうとした作り手の心意気が感じられるような気がします。
続いて目指すはお台場。表参道から赤坂、新橋、汐留と、都心を縦断し日の出桟橋へと向かいました。この日はただ走るのではなく、ウィンドーショッピングもしたかったので、時間短縮のため『水上バス』を使います。
以前の記事にも書きましたが、水上バスは便利で快適。自転車をそのまま載せられる、数少ない交通機関です。普段なら晴海から有明を通って、ぐるっと遠回りしなければならないお台場も、水上バスなら景色を眺めていればあっという間に着いてしまいます。
レインボーブリッジをこんなダイナミックなアングルから眺められるのも、水上バスならでは。20分ほどのプチクルーズを満喫します。
海面には、早くも傾きかけた西日がキラキラと反射しています。自転車で火照った体を、海を渡る秋風が醒ましてくれる贅沢なひと時。
心地よい船旅を満喫し、お台場へと到着。夏の賑やかな雰囲気とは違い、静かで落ち着いたこの雰囲気もいいものです。
まずはデックスと、お隣アクアシティーお台場を覗いてみることに。平日で、セールの時期でもなかったので、特に何を買うでもなくのんびり見てまわりました。アクアシティーの方はリニューアル中で、お店がだいぶ改装のため閉店しており残念。
アクアシティーを出たところにある、自由の女神像。ここに建ってだいぶ経ちますが、あまりこちらまでは来ないので、久しぶりに目にしました。
続いて、首都高の上を横断しヴィーナスフォートへ。こちらもリニューアルのため改装中。今日のお買い物はちょっとタイミングが悪かったみたいです。ここでも結局何も買わずに見てるだけ。
お台場を後にし、銀座を抜けて小川町へと向かいます。ここが本日最後の目的地。小川町界隈は、古書店の並ぶ本屋街と、大小様々なスポーツ店が軒を連ねるスポーツ用品街が隣接しています。
ここで、来年のニセコスキーに備えて新しいワックスを購入。新宿などではシーズンにならないと中々店頭に並ばず、品揃えもあまり良くないので、スキー関係のものを買うときはたまにここに来ます。
自転車関係のお店もあるので、そちらも見たかったのですが、残念ながらここで時間切れ。秋の日はつるべ落としという言葉通り、暗くなるのが早いためそろそろ帰ることにします。帰りはこの靖国通りを新宿まで延々と走り、甲州街道経由で帰りました。
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