真夏だというのに、梅雨に逆戻りしたかのようなハッキリしない天気が続いています。気温上昇が抑えられるのはありがたいのですが、不快の素である湿度は高く、ヘタな暑い日よりバテてしまいそう。
そこで、食欲増進にでもなればと、山椒やマスタードなど、爽やかな辛味を持つ香辛料に手助けをしてもらうことに。
単調になりがちないつもの味付けも、これらをちょっと加えるだけでガラッと雰囲気が変わり、お肉も野菜ももりもり食べられます。夏はとにかく食べることが一番。体力を付けて夏バテを防止したいものですね。
今回は、牛と万願寺唐辛子の山椒味噌炒め、うな豆腐、トマトとカニかまのマスタードサラダをご紹介。
★牛と万願寺唐辛子の山椒味噌炒めの作り方
- 牛肉は一口大に切る。(薄切り肉の場合はそのままでOK)
- 万願寺唐辛子はヘタを取り、3等分程度の斜め切りにする。
- すり鉢に実山椒を入れ、すりこ木で潰す。(無ければ粉山椒でOK)
- ボールに味噌、みりん、砂糖少々、山椒、水少々を加えてよく混ぜる。
- フライパンにごま油をひき、万願寺唐辛子を強火で炒める。
- 半分ほど火が通ったら牛肉を加えて更に炒める。
- 全体に火が通ったら4の合わせ調味料を加えて全体を絡める。
- 水溶き片栗粉でとろみを付ける。
- 今回は風味と食感の良い万願寺唐辛子と牛肉を合わせてみました。肉厚で香りの濃い万願寺唐辛子と山椒の相性もぴったり。夏のパワーをもらえそうな一品です。
- 牛肉はできれば厚めのものをサイコロ状に切った方が存在感が増し、より美味しくなります。
- 山椒は是非生のものを時期に仕入れて下ごしらえし、冷凍保存してください。乾燥や水煮のもの、粉山椒とは全く風味が違います。
- このちょっとだけ甘めの山椒味噌は何にでも使えそう。豆腐や魚に塗って焼いて田楽風にしても美味しそうです。
★うな豆腐の作り方
- かつお昆布だしを取る。
- 豆腐は適当な厚さにスライスする。うなぎ蒲焼は一口大に切る。
- 鍋にかつお昆布だしと豆腐を入れ、みりん、砂糖、山椒を加えて弱火で煮る。
- 豆腐に甘味が入ったらしょう油を加えて更に煮る。
- 豆腐が色づき始めたらうなぎを加え、更に煮る。
- 豆腐に味が浸み込み、煮汁にうなぎの旨味が出たら水溶き片栗粉でとろみを付ける。
- 土用の丑の日に作った一品。今年も大きな蒲焼を送ってもらったので、その一部をアレンジしてみました。うなぎのコクのある旨味を豆腐がしっかりまとい、お酒にピッタリな一品に。
- 今回はうなぎの蒲焼の味をイメージし、いつもより甘辛いしっかりめの味付けに。これくらいの方が豆腐とうなぎのまとまりも良くなります。
★トマトとカニかまのマスタードサラダの作り方
- トマトはしっかり冷やしておきスライスする。
- カニかまは適当な大きさにほぐす。
- ボールにかにかま、粒マスタード、塩、コショー、バジル、オリーブオイル、レモン汁、マヨネーズ少々を加えてよく混ぜ、トマトに掛ける。
- 困ったときの冷やしトマト。簡単に野菜が摂れて助かります。いつも飽きないように何かしらアレンジ。今回はカニかまの練り物の美味しさをドレッシングとして活かしてみました。
- カニかまは細かめにほぐしたほうが旨味が出て、ドレッシングとのなじみも良くなります。
- 今回はさっぱり風味にするため、味付けのメインは塩、コショー、レモン汁、バジルで。オリーブオイルとマヨネーズは風味付けと濃度調整程度に抑えます。
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