あの航跡に逢いたくて ~海路を紡いで越前へ 4日目 ⑤~ | 旅は未知連れ酔わな酒

あの航跡に逢いたくて ~海路を紡いで越前へ 4日目 ⑤~

7月中旬三国港駅京福バス東尋坊経由芦原温泉駅行き 旅行記

港町の情緒を浴びつつ待つことしばし、『京福バス』の芦原温泉駅行きが到着。福井といえばの東尋坊を目指します。

7月中旬京福バス車窓から眺める三国の海
ちなみに今回は、事前にアプリをダウンロードし『永平寺・丸岡城・東尋坊2日フリーきっぷ』のモバイルチケットを購入。出発前に買っておくことができ、乗り降りも運転手さんにスマホ画面を見せるだけ。便利な時代になったものです。

7月中旬京福バス車窓から望む日本海と東尋坊タワー
低い雲の広がる空、鈍い色をした日本海。東尋坊を訪ねるには、ある意味もってこいの空模様かもしれない。

7月中旬東尋坊へと続く昔ながらの商店街
三国港駅から海の広がる車窓を愛でること8分、東尋坊バス停に到着。そこから東尋坊までは、昭和の情緒を色濃く残す商店街を歩いてゆきます。由緒正しい海沿いの観光地の情景に、なんだかテンションが上がってしまう。

7月中旬曇天の東尋坊
両脇に並ぶおいしそうな海産物を眺めつつ進み、ついに東尋坊に到着。もちろん脳内には、ジャッジャッジャ~ン⤵ジャッジャッジャ~ン⤴の旋律が。

7月中旬東尋坊から眺める雄島
ある一定以上の世代には分かる、火曜夜10時50分の世界観。岩場の先端で、誰かが自白していてもおかしくない光景。

7月中旬東尋坊荒々しい岩場を慎重に降りてゆく
厳美渓でも驚いたのですが、柵などは全くなく自然の造形そのままの状態。いや、これ、ちょっと怖いわ。そう腰が引けつつも、慎重に足場を選び降りてゆきます。

7月中旬東尋坊断崖絶壁の恐怖感にヘタレな僕はこれが限界
ひえっ!これはダメだ。ヘタレな僕は、これが限界。くらくらするような高度感と恐怖に、なんだかちょっと気持ち悪くなってきた。

7月中旬断崖絶壁と見事な柱状節理が見物の東尋坊
ふと気を失い海へと呼ばれても困るので、断崖から離れて隣の岩場へ。柱状節理世界三大絶勝のひとつに数えられる東尋坊。ここからは、発達した見事な柱状節理がよく見えます。

7月中旬僧侶の名が由来と言われる東尋坊
ちなみにこの東尋坊、一説には坊と付く通り僧侶の名前が由来といわれています。この岩場で酒盛りをし、酔って眠りこけたところを仲間の僧侶に突き落とされ。うぁ、由来まで怖っ。

7月中旬地中のマグマが固まり地表へと姿を現してできた東尋坊
地中のマグマが地表近くへと上昇し、冷えて固まってできる柱状節理。それが長年の日本海の浸食を受け、地表へと姿を現しできた東尋坊。この圧倒的なスケールに、地球の生命力というものを感じずにはいられない。

本当は、すでに雨が降っている予報だった。でもこうして、何とか持ちこたえてくれている空模様。雨が降っていたら、到底岩場まで足を踏み入れられなかった。曇天の下屹立する断崖絶壁に、改めて自然の驚異を感じるのでした。

あの航跡に逢いたくて~海路を紡いで越前へ~
7月中旬新日本海フェリーらいらっく秋田沖で姉妹船ゆうかりと再会し再びそれぞれの行き先を目指す航海へ
2024.7 茨城/北海道/福井
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1日目(東京⇒大洗⇒商船三井さんふらわあ)
●2日目(商船三井さんふらわあ⇒苫小牧⇒新日本海フェリー)
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●3日目(新日本海フェリー)
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●4日目(新日本海フェリー⇒敦賀⇒福井⇒東尋坊⇒芦原温泉)
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●5日目(芦原温泉⇒丸岡⇒永平寺⇒福井⇒東京)
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