しみじみ浸る、岩手の秋。~想い焦がれて東北へ 5日目 ③~ | 旅は未知連れ酔わな酒

しみじみ浸る、岩手の秋。~想い焦がれて東北へ 5日目 ③~

10月下旬秋の盛岡紅葉と石垣の対比が美しい盛岡城跡 旅行記

櫻山神社に再訪が叶ったことのお礼を伝え、石垣沿いを歩いて盛岡城跡へ。八幡平の頂は既に次の季節に向かっているのに、ここ盛岡はまだ秋の前半。これから色づくであろう枝垂桜に、10月下旬と言う時期の季節の幅広さを感じます。

10月下旬秋の盛岡色とりどりの紅葉を頂く盛岡城跡の重厚な石垣
色とりどりの紅葉を頂く、重厚な石垣。染まり始めから燃えるような赤まで、溢れるような色彩と黒々とした石垣の対比はこの時期ならではの美しさ。

10月下旬秋の盛岡直線と曲線が美しい盛岡城跡の石垣
真下から見上げると、その威厳を一層強める石垣。きれいに揃えられた角の直線と、無数の石材が積まれた面の荒々しさ。マニアではないので詳しいことはわからないけど、何度見てもお城の石垣というものは本能に訴えかけるような格好良を持っている。

10月下旬秋の盛岡城跡見上げる銀杏と秋空の対比
艶やかな木々の競演に溢れる秋の岩手公園。一歩足を踏み入れれば、色彩の洪水に呑まれるかのよう。見上げるほどの大きな銀杏はその全身を黄金色に染め、秋空とのコントラストに思わずため息が出てしまう。

10月下旬秋の盛岡城跡燃えるような紅葉と岩手山の競演
燃えるような紅葉に額装された、盛岡の街並みと岩手山。街に溶け込む南部片富士は、城下町の変遷を見守るかのような穏やかな表情を見せています。

10月下旬秋の盛岡城跡秋の陽に透かされた紅葉のレース
秋の陽に照らされた、色とりどりに染まる紅葉。きらきらと陽射しを透かすその姿は、秋色を紡いだレースのよう。

10月下旬秋の盛岡城跡秋空を背景に見事な色彩の競演
根元から枝先へと、無数のグラデーションに染まる木々たち。秋という季節の移ろいを体現するかのような色彩の競演を、天高い秋の空が一層印象深いものとします。

10月下旬秋の盛岡城跡無骨な石垣を彩る鮮やかな紅葉
荒々しく積まれた無骨な石垣と、それを彩る鮮やかな紅葉。陽射しの醸す陰影が、その対比を一層強く印象付けるよう。

10月下旬秋の盛岡城跡それぞれの彩に染まる秋の木々
ひと口に紅葉と言っても、もみじや銀杏だけではない。それぞれの木々が自らの個性を競うかのように、思い思いの色味に染まってゆく。その生命力を感じるからこそ、紅葉というものはより美しく感じるのかもしれない。

10月下旬秋の盛岡城跡色付く紅葉に覆われる本丸跡
今年最後の輝きに向け、全身を染めゆく紅葉たち。まもなくやってくる冬というモノクロームの世界を前に、持てる力を全て出し切ろうとしているかのよう。

10月下旬秋の盛岡城跡石垣と紅葉に包まれる重厚な空間
大きく枝葉を伸ばす紅葉の作る木陰と、早くも西に傾き始めた秋陽を映す石垣。季節、天候、時間の織り成す陰影は、今この瞬間でしか目にすることのない一幅の絵画のよう。

10月下旬秋の盛岡城跡黄色に色付く木々の競演
淡路丸から坂を下り、台所屋敷があったという多目的広場へ。すると開放的な空間を彩る、立派な2本の木が。同じ黄色と言っても、こうも違う。自然の見せる豊かな色彩に、四季のある国に生まれて良かったと素直に思えてしまう。

10月下旬秋の盛岡燃えるようなサトウカエデの紅葉
秋色に溢れる盛岡城跡に別れを告げ、中津川のほとりへと向かいます。その途中、目を見張るほどの大きなサトウカエデが。

10月下旬秋の盛岡角度を変えるごとに表情を変えるサトウカエデの紅葉
思わず吸い寄せられるかのように近付いてゆくと、その迫力に圧倒されてしまいそう。角度を変えるごとに変化する色味や表情に、思わず目は釘付けに。

10月下旬秋の盛岡サトウカエデの大木と秋晴れの空の競演
爽快な秋晴れの青、繁る葉に散りばめられた黄から朱へと向かうグラデーション。天然色の放つ力に、眺めているとなんだかどこかへと吸い込まれてゆきそうな錯覚が。

秋という季節に彩られる岩手公園。この季節に来たのは4度目だけれど、今年の紅葉も素晴らしかった。訪れるごとに新たな感動をくれる盛岡の街。そんな僕の大好きな街歩きは更に続きます。

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