渋・草津ゆけむり紀行 ~2日目 ①~

長野の街並み

心配していた雨も降らず、清々しい気持ちで善光寺への表参道を歩きます。まだ9時なので観光客もまばら。古くからの賑わいを思わせる建物が並びます。

長野の渋い路地

路地をみればこんな蔵も。善光寺の門前町としての歴史が感じられます。なんだかこの街並みを歩いているとホッとする。

そんなことを考えながら歩いていたらふと思い当たることが。そう、この街並みは僕の好きな街、会津若松に雰囲気が似ているのです。生活の中に古きよき建物が紛れている、そんな街並みが僕は好き。

善光寺近くの渋い郵便局

長野の街並みに掛かれば、郵便局もこの姿。とても味のある、特徴的な建物です。

宿坊の並ぶ善光寺門前町

いよいよ善光寺の門前町へと入ります。両側には宿坊が並び、古くからの善光寺参りの歴史が薫ります。

善光寺仁王門

宿坊街を抜け、立派な仁王門をくぐります。目指す本堂はまだ先。長い参道をゆったりと進んでいきます。

お土産屋の並ぶ善光寺の参道

仁王門の先はお土産やさんの並ぶ参道に変化。名物の七味や数珠など、様々な品物が並び賑わっています。

善光寺山門

参道の突き当たりにあるのが、この立派な山門。前回来たときは改修工事の真っ最中だったため、この姿を見るのは初めて。立派なお寺に相応しい、威厳ある姿に思わず見とれてしまいます。

善光寺本堂

そしてこちらが本堂。とても大きい建物で、中は石張りの間と畳の間に分かれています。石張りの部分でもお参りできるのですが、拝観料を払って畳の部分まで入りました。

中は荘厳そのもの。写真撮影禁止なのでお伝えできないのが残念。長い歴史を経た味のある渋い金色の装飾が施されています。天井も高く、畳に正座をしてその装飾を眺めていると、思わず時間を忘れてしまいます。

開け放たれた窓からは信州の朝の清々しい風がそよぎ、心の癒される、何もかも包んでくれるような空間が広がっています。普段ボーっとする時間を持たない僕ですが、心を無にし何も考えない貴重な時間を過ごさせていただきました。

それほどこの本堂内の空気感が素晴らしいということ。これは行った人しか味わえない感覚です。「牛に引かれて善光寺参り」、古からの人々の思いに包まれたお寺です。

善光寺裏手のあじさい

日常の色々なことを洗い流した僕は、さっぱりとした気持ちで本堂を後にしました。裏手にあるお庭に向かうと、信州では今が盛りのあじさいがたくさん咲いています。

善光寺境内の紫陽花

こちらはピンクのあじさい。僕は花の中でもあじさいはとても好きで、株になってたくさん咲いている姿を見ると、梅雨時のどんよりした空も気にならなくなります。6月生まれの僕は何かあじさいに特別なものを感じます。

渋・草津ゆけむり紀行
渋湯本旅館窓辺で過ごす最高の湯上がり
2009.7 長野/群馬
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