渋・草津ゆけむり紀行 ~3日目 ①~ | 旅は未知連れ酔わな酒

渋・草津ゆけむり紀行 ~3日目 ①~

渋温泉湯本旅館朝食 旅の宿

ぐっすりよく眠り、気持ちの良い朝を迎えてお楽しみの朝食の時間。温泉に泊まると、不思議と朝もしっかりお腹が空きます。

焼き魚や温泉卵といった定番のほかに、そばとそばがき、そばの実をつゆで温めていただく変わったメニューも。特にそばがきがモチっとしており風味があって美味。朝からお腹一杯食べ過ぎてしまいました。満足満足。

ながでんバス白根火山行き

お世話になった湯本旅館に別れを告げ、後ろ髪を引かれながらバスに乗ります。今回は湯田中駅から出発する『ながでんバス』の白根火山行きに、渋温泉バス停から乗車。バスを乗り継いで草津温泉を目指します。

バスから望む志賀高原の池

渋温泉を出ると、志賀高原を目指しグングン登っていきます。しばらくすると、いかにも高原、といった爽やかな風景が車窓に広がります。白根火山までの道中、たくさんの池が車窓を彩ります。

初夏の緑に覆われた志賀高原

視界がグッと開けると、草原が広がっていました。木々の緑に草の若い緑のコントラストが美しい。まさに「麗しの志賀高原」。

日本国道最高地点付近の残雪

バスはどんどん標高を上げ、霧の世界へ。ふと目をやると7月というのに残雪が。ここの標高の高さを物語っています。この先には、日本国道最高地点の碑が建っており、国道で一番高いところをバスは通過します。

霧に包まれた白根火山バス停

渋温泉からバスに揺られること約1時間、白根山に到着です。あいにくの霧で景色は全く見えません。

白根火山バス停近くの池

駐車場から火口への登山道を登ります。後ろを振り返ればきれいな池と湿原が。高原の爽やかな風も手伝い、天気とは裏腹に気分は爽快。

涼しい風に調子に乗ってスタスタ登っていると、だんだんと息が苦しくなってしまいました。ここは標高が高いので空気が薄いのでしょう。低い高尾山のような感覚でペースを上げて登ってはいけません。身をもって実感しました。

白根山のやわらかい緑

火口付近は高い樹木は無く、ベルベットのような苔が生えています。天気がよければどれだけ気持ちが良いことでしょう。

霧に隠れる白根山湯釜

この日は火山活動が活発なため、草津白根山名物湯釜に接近できる登山道は閉鎖になっていました。そのため、西側の少し遠い場所から火口の湯釜を望みます。あいにくの霧、湯釜の場所さえ分からないくらいの視界の悪さです。

視界が開け湯釜を望む

初の湯釜は諦めるしかないかな・・・、と残念に思っていたその時、急に霧が晴れエメラルドグリーンの湯釜が姿を現しました。吸い込まれるような色をした火口湖は、霧に包まれ幻想的な雰囲気を醸しています。半分諦めていた分、見えたときの喜びは何倍にもなります。あぁ、来てよかった、そう思える眺め。

白根火山バス停付近の池のほとり

先程登山道から見下ろした池。周囲には木道が敷かれ、散策にもってこい。静寂の中に鶯の鳴き声が響きます。

バスからの殺生河原

白根火山バス停から、『JRバス関東』草津温泉行きのバスに乗車。途中殺生河原というバス停を通過します。あたりは硫黄の噴煙が上がり、草木も生えないまさに地獄。火山ガスの影響により、周囲のハイキングも禁止されているそうです。

草津の玄関口草津温泉バスターミナル

白根山から30分で草津温泉の玄関口、草津温泉バスターミナルに到着です。湯田中から草津へは意外と簡単に抜けられるので、いい周遊ルートになります。ここでバスを降り、天下の名湯草津温泉へと向かいます。

渋・草津ゆけむり紀行
渋湯本旅館窓辺で過ごす最高の湯上がり
2009.7 長野/群馬
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1日目(東京⇒長野)
●2日目(善光寺⇒渋温泉)
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●3日目(渋温泉⇒草津白根山⇒草津温泉⇒東京)
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