阿波から土佐へ初づくし ~四国の未知へいざ行かん 1日目 ②~ | 旅は未知連れ酔わな酒

阿波から土佐へ初づくし ~四国の未知へいざ行かん 1日目 ②~

11月上旬徳島阿波おどり空港で旅人を出迎える阿波おどりの銅像 旅の宿

着いた着いた、徳島着いた!まだ先になるかと思っていた、人生初徳島。予約を入れた日から、ずっとずっと来るのを楽しみにしていた未知なる場所。まだ見ぬ地へと、一歩を踏み出す。何度味わっても、この瞬間はゾクゾクする。

11月上旬初めての徳島徳島阿波おどり空港から徳島バスのリムジンバスで駅へ
空港からは、『徳島バス』の運行するリムジンバスで駅へと向かいます。

このバスは、飛行機の到着に合わせて出発。ターミナルから乗客が出ると発車するため、お手洗い等を済ませたら早めに乗車しておくのが安心。ちなみに乗車券は、ターミナルの出口に設置された券売機で買うことができます。

11月上旬徳島阿波おどり空港から駅へと向かう徳島バスのリムジンバスから眺める四国三郎大河吉野川
頬を照らすぽかぽかとした西日と明けの眠気で思わずうとうと。ふと目を覚ますと、ちょうど四国を代表する大河である吉野川を渡る途中。それにしてもこの川幅、日本三大暴れ川のひとつ、四国三郎として名を馳せるだけある。

11月上旬徳島阿波おどり空港から駅へと向かう徳島バスのリムジンバスから眺める眉山
そして前方を見れば、眩い陽射しにシルエットとなり佇む眉山。その名の由来は、市内のどこから見ても眉のような形に見えるから。確かにこうして眺めると、思わず納得。

11月上旬徳島阿波おどり空港から駅へと向かう徳島バスのリムジンバスから眺める徳島城跡徳島中央公園に再建された鷲の門
吉野川を渡りしばらく進めば、もう間もなく駅に到着。まだかな、早く着かないかなとそわそわしていると、車窓には立派な木造の門と石垣が。ここ徳島中央公園は、かつて徳島城のあった場所。この鷲の門は、明治維新で取り壊されたお城のなかで唯一残った建物が空襲で焼失し、平成に入り復元されたものだそう。

11月上旬初めての徳島駅
徳島阿波おどり空港からリムジンバスで走ること約30分、この旅最初の目的地である徳島駅に到着。いやぁ、本当に来てしまったよ。これから始まる未知への旅、その予感に心震わせずにはいられない。

11月上旬初めての徳島駅前からのびる大通り
それにしても、徳島ってこんなに大きな街だったのか。いや、県庁所在地だし、淡路や和歌山方面からの四国の玄関口だし。でも正直、自分の思っていた感じと違いすぎて今すごく驚いている。こうして実際に訪れてみて、初めて感じ知ることができる。だから旅は、やめられない。

11月上旬初めての徳島スマイルホテル徳島
初めての徳島に圧倒されつつ、まずは今宵の宿へ。駅前の複合施設に併設され、駅から徒歩5分もかからないという好立地の『スマイルホテル徳島』に宿泊します。

11月上旬初めての徳島スマイルホテル徳島ツイン客室
チェックインし、フロント横で必要なものをピックアップしお部屋へ。室内はきれいにリニューアルされ、素泊まりとはいえ本当にこのお値段でいいのかと思ってしまう。

11月上旬初めての徳島傾く西日を戴く眉山
部屋に荷物を下ろし、身軽になったところでいざ出発。初めての徳島、まずはそのシンボルに向かうべく宿を出る。そして目にする、この光景。傾く西日を頂く眉山、その神々しさにハッと息を呑む。

11月上旬初めての徳島阿波おどり会館に併設されたあわぎん眉山ロープウェイへ
宿から歩くこと約10分、駅前からのびる大通りの突き当りに位置する『阿波おどり会館』へ。ここでは一日に数回、阿波おどりの実演を見られるそう。ですが今回のお目当ては、その5階から発着するあわぎん眉山ロープウェイ。

11月上旬初めての徳島あわぎん眉山ロープウェイは徳島の街を見下ろし上昇してゆく
1階の受付でしこくるりのポイントと往復乗車券を引き換え、いざのりばへ。小型のゴンドラが2両連結されている、おもしろい構造のロープウェイ。街を見下ろす最後尾に陣取り待つことしばし、ゆっくりと上昇開始。

11月上旬初めての徳島眉山頂上から望む徳島の街と淡路島の島影
山麓駅から爽快な空のさんぽを愉しむこと6分、山頂駅に到着。併設された展望台からは、大河吉野川や大鳴門橋、さらには淡路島までの大展望が。

11月上旬初めての徳島眉山山頂から望む徳島の街と紀伊水道和歌山方面
展望台から右手、より小高い山肌に沿う道へ。そこからは、徳島の中心街と吉野川の河口、柔らかい青さをみせる紀伊水道を一望のもとに。

11月上旬初めての徳島眉山山頂から望む徳島の東海岸
さらに進んでゆくと、穏やかな山裾が海へとのびる海岸線。うつくしい、ただただうつくしい。このたおやかな情景に、その言葉しか出てこない。

11月上旬初めての徳島眉山山頂から眺める徳島のたおやかなうつくしさ
期待通り、いや、それ以上にうつくしい眺望を見させてもらった。海の展望に満足しつつ歩いてゆくと、今度は山の眺望が。

11月上旬初の徳島眉山から望む四国山地へ落ちる夕陽
この光景に出逢った瞬間、全身を駆けめぐる言葉にならぬ感動。まもなく沈もうとする、今日一日を照らしてきた黄金の夕陽。延々と連なる四国山地は水墨画のように煙り、折り重なるような山深さに息を呑む。

香川と愛媛、これまで訪れた四国とはまた違う顔をしている。四国が山深いとは頭では知っていたが、こうしていざ目の当たりにするとその厚みに圧倒される。

お遍路さんは、これを越えてゆくのか。いつかはと思い続けている歩き遍路。でもこの瞬間、僕にできる気がしないと怖気づく。気圧され言葉を失うほどの幽玄な世界に、四国の深さを思い知るのでした。

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