伊勢・名古屋 あれこれ欲張りぐるめぐり ~2日目 ②~ | 旅は未知連れ酔わな酒

伊勢・名古屋 あれこれ欲張りぐるめぐり ~2日目 ②~

2月中旬冬の伊勢神宮外宮から三重交通のバスで内宮へ 旅グルメ

荘厳な空気感に包まれた外宮へのお参りを終え、続いて内宮へと向かうことに。歩きでは少々距離があるため、『三重交通』のバスに乗車します。

2月中旬冬の伊勢神宮内宮多くの参拝者で賑わう鳥居
さすがは日曜日、満員のバスに揺られること約10分で内宮前バス停に到着。車窓からも駐車場待ちの車列が見えていたため予想はしていましたが、この混雑はかなりのもの。

2月中旬冬の伊勢神宮内宮宇治橋で五十鈴川を渡り神域へ
耳に届く多言語に10年間という時の移ろいを感じつつ、人々の波に乗り宇治橋へ。俗世と神域を隔てるという五十鈴川にはうっすらと靄がかかり、晴天とはひと味違った世界観に。

2月中旬冬の伊勢神宮内宮霧のかかる山並みと美しい梅の花と松の木
雨に煙る山並み、しっとりと濡れ緑の濃さを増す立派な植木。その合間に紅一点、美しく咲き誇る艶やかな梅。

2月中旬冬の伊勢神宮内宮五十鈴川御手洗場
玉砂利の音と人々の声で賑わう参道を逸れ、五十鈴川沿いに設けられた御手洗場へ。先ほどまでの喧騒は嘘のように、静けさ漂うこの一画。古くから人々がそうしてきたように、僕もここで手を清め心を鎮めます。

2月中旬冬の伊勢神宮内宮正宮で10年ぶりとなる再訪のお礼を伝える
段々と深まりゆく森を進む参道を歩いてゆくと、最奥に位置する正宮へ。まっすぐに天を目指す木々に護られるなか、10年ぶりに再び訪れることのできたお礼を伝えます。

2月中旬冬の伊勢神宮内宮の池を泳ぐ美しい鯉
正宮へのお参りを終え順路を進むと、遠くから聞こえてくる鶏の声。今日はその姿を見ることはできませんでしたが、初めて訪れたときに神鶏の凛々しさに触れたことがつい昨日のことのよう。

あれから14年か。そんな時の流れに思いを馳せていると、清らかな池を悠々と泳ぐ鯉たちが。澄んだ水に映える艶やかな色彩、水面下の表情に揺らぎを与える無数の波紋。このうつくしさは、まさに一幅の絵画のよう。

2月中旬冬の伊勢神宮内宮雨に煙る宇治橋のしっとりとした情景
前回訪れたときとは自分も世の中もすっかり変わってしまったけれど、お伊勢さんを包む空気感はそのときのまま。お伊勢さんの長い歴史から見れば、10年なんてあっという間に違いない。

2月中旬冬の伊勢神宮内宮多くの参拝者で賑わう雨のおはらい町
久々となるお伊勢さんの豊かな自然や荘厳さに抱かれ、今一度見つめる10年という時の移ろい。なんだかんだ言って、あのときの僕には想像できなかった自分にいまなれている。

2月中旬冬の伊勢神宮内宮おはらい町わらじや
いろいろあったけれど、頑張ってきた甲斐があったんだな。久しぶりの再訪に様々な想いを巡らせつつ歩く、参拝者で賑わうおはらい町。時刻はちょうどお昼どき、並ぶお店の中から気になった『わらじや』で昼食をとることに。

2月中旬冬の伊勢神宮内宮おはらい町わらじや伊勢うどん手こねセット
雨で冷えた体を温かいお茶で癒すことしばし、お待ちかねの伊勢うどん手こねセットが運ばれてきます。

まずは久々の対面となる伊勢うどんをひと口。見るからに太い麺はふわやわですが、のびているのとは一線を画す穏やかな食感。コシがない分口どけがよく、小麦の風味や甘味をより感じられます。

そして毎度驚くのが、このおつゆ。真っ黒い色をしているのに塩辛くなく、それでいてしっかり詰められたしょう油やだしの濃い旨味。それがふわふわのうどんによく絡み、ひと口、もうひと口と次から次へと手繰ってしまう。

続いては、三重の郷土料理である手こね寿司を。かつおを使うことが多いようですが、こちらのお店はまぐろを使用。濃すぎずあっさり目に漬けにされたまぐろはもちもちとし、穏やかな酢飯と凝縮されたまぐろの旨味がちょうど良い塩梅でマッチしています。

2月中旬冬の伊勢神宮内宮の近くにある猿田彦神社にお参りを
何度味わっても不思議な魅力の伊勢うどんと、安定感ある手こね寿司の旨さ。一食で三重のふたつの味を満喫し、大満足でお店を後にします。

人波に揉まれつつおはらい町やおかげ横丁を散策し、そのまま宇治山田駅まで歩いてゆくことに。その道中、猿田彦神社にお参りを。道を開き何事も良い方向に導いてくれるという神様に、この先も不安なく過ごせるようお願いします。

2月中旬冬の伊勢神宮内宮から宇治山田駅までの帰り道に伊勢志摩みやげセンター王将でお買い物
そのままバス通りを進み、行きのバスで見かけ気になっていた『伊勢志摩みやげセンター王将』へ立ち寄ってみることに。

大きな建物と広い駐車場といった王道のお土産センター感にワクワクしつつ店内へ入ると、広い空間にずらりと並ぶ様々な品。海産物や加工品、伊勢うどんや地酒まで、あれやこれやと買いたいものばかり。

電車バスで旅する僕にとって、この手のお店はなかなか立ち寄れない。久々に味わう観光地らしい雰囲気に、いろいろ目移りしつつ楽しい時間を過ごすのでした。

伊勢・名古屋 あれこれ欲張りぐるめぐり
2月中旬冬の松阪あみ焼き、鶏料理のぼやんあみ焼きの若鶏親鳥肝
2024.2 愛知/三重
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1日目(東京⇒名古屋⇒松阪)
●2日目(松阪⇒伊勢⇒名古屋)
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3日目(名古屋⇒東京)

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