みんさー色の夏 ~暮らすようにやいま旅 2日目 ②~ | 旅は未知連れ酔わな酒

みんさー色の夏 ~暮らすようにやいま旅 2日目 ②~

石垣島真栄里のふるさと食堂 旅グルメ

1年ぶりに戯れる八重山の青。その鮮烈さを体中に満たしたら、次はお腹を八重山の味で満たす番。ということで真栄里ビーチから徒歩圏内にある『ふるさと食堂』へとお邪魔します。それにしても、相変わらず漂う魅惑のチキルーム感。

石垣島真栄里ふるさと食堂ミニカレー丼とそばセット
冷房の効いた室内でオリオンを味わいつつ待つことしばし、お待ちかねのミニカレー丼とそばセットが到着。食べる前から、スパイシーなカレーやそばのだしの良い香りが食欲をそそります。

まずはおだしをひと口。主張しすぎず、それでいてじんわりと広がる香りと旨味。口に入れたと思ったら、すんなり体に吸収されてしまう。この穏やかで優しい佇まいこそが、八重山そばの一番の魅力なのかもしれない。

続いてそばをずるっと。黄色味がかった太い麺は、その見た目通りしっかり目の食感。とは言っても硬いのではなく、粉っぽくモサモサしているわけでもなく。このプリッとした歯ごたえと口内を占めるような存在感は、実際味わってみないと分かりません。

お隣のカレー丼も、ふるさと食堂の名の通り王道のシンプルなカレー。大ぶりの具材と黄色いルーが懐かしさを感じさせますが、その奥にはスープの旨味と程よく効いた香辛料がベースをしっかりと支えています。

旨いカレーと穏やかなそばの往復で、気づけば最後の一滴まであっという間に完食。カレーのスパイスとコーレーグースのおかげでたっぷりと汗をかき、食後は不思議な爽快感に包まれます。

6月下旬人の少ない石垣港離島ターミナルで七人本舗のマリヤシェイク泡盛シェイク
あぁ、旨かった。ふるさと食堂の名に相応しい穏やかな余韻に浸りつつ、バスで離島ターミナルへと戻ります。ここで宿に戻る前に食後のデザートを。『七人本舗』でマリヤシェイクの泡盛味を購入します。

よ~く混ぜてから飲んでくださいね、と手渡されるこのシェイク。ふつうの見た目をしていますが、底には原液の泡盛がたっぷりと隠されています。なので言うことを守らずそのまま飲むと、ストローからいきなり泡盛ストレートが来るので要注意。

1年ぶりとなる泡盛シェイク。よく混ぜてひと口吸い込めば、さっと広がるさっぱりとしたミルクの風味と泡盛の麹の香り。甘すぎず、さらっとした飲み心地。その中に漂うしっかりとした酒感は、一度味わうと忘れられません。

6月下旬梅雨明け直後のベッセルホテル石垣島客室から望む青い築港の海
シェイクという名のいけない昼酒を味わい、一旦宿に戻りクールダウン。シャワーでさっと汗を流し、ベッドに転がり眺める青い空。日射と熱射が厳しいため思った以上に体力を消耗するのでしょう、気づけばウトウト昼寝をしていました。

6月下旬人の少ない石垣島西日に輝くホウオウボクの赤い花
いいなぁ、こののんびり感。敢えて予定を決めず、日常の様にのんびり過ごす。旅先ではあまり選択しないこの過ごし方も、八重山でなら一番贅沢なスタイルかもしれないと思えてしまう。

昼寝ですっかり元気を取り戻し、お腹もすいたところで夕食へ。その道中、街路樹のホウオウボクに咲く見事な赤い花。その艶やかな花を照らす、西日の力強さ。もう夕方だというのにこの陽の高さ。ここが自分の住む街から遠く離れているということを、改めて強く感じます。
石垣島居酒屋まだんばし家
昨晩が石垣と本州を行ったきりメニューだったので、今宵はしっかりと地元の味に浸ることに。今回は初めてのお店である『まだんばし家』にお邪魔します。

石垣島居酒屋まだんばし家お通しの鮭ハラスぽん酢
さっそく冷たいオリオンを喉へと流し、お通しの鮭ハラスぽん酢を。酸味としょう油の効いたぽん酢が鮭の脂をさっぱり流し、ビールと共に食欲を刺激してくれます。

石垣島居酒屋まだんばし家おまかせ刺盛2人前
まずはおまかせ刺盛の2人前を注文。見るからに旨そうな艶と色合いに、食べる前から期待が膨らみます。

二種のまぐろは赤身の味わいと脂の甘味がしっかりと詰まり、もっちりとした白身やたこも旨味たっぷり。奥に隠れたかつおも新鮮で、石垣島はやっぱり刺身が旨いと再確認。

石垣島居酒屋まだんばし家いかげそコーンバター
続いてはいかげそ入りのコーンバター。げそといっても沖縄らしくセーイカのものが使われており、大ぶりなのに柔らかい食感。プチプチとしたコーンと共に噛めば、食感と共にいかの旨味をしっかりと味わえます。

石垣島居酒屋まだんばし家カーリー&ポテトフライ
旨い刺身にセーイカのげそ。案の定泡盛ロックが進み、それに合うカーリー&ポテトフライを頼みます。くるくると丸まったポテトには、ちょっと濃いめのスパイスの味付け。ケチャップをちょっとばかりつければ、一層泡盛が進むこと間違いなし。

石垣島居酒屋まだんばし家ソーメンチャンプルー
そして〆にと選んだのは、大好物であるソーメンチャンプルー。運ばれてきた途端漂う豊かなだしの香りに、具はなくねぎが散らしてあるだけという潔さ。

これはきっと旨いに違いない。そう直感的にずすっと啜れば、しっかりと食感を残したそうめんが連れてくる優しいだしの旨味。上品な味付けながら、チャンプルーならではの油のもたらすコク。絶対に、絶対に自分では再現できない八重山の味に、思わず深く頷いてしまいます。

石垣島夜闇に浮かぶ桃林寺の門
たっぷり食べて、がっつり飲んで、大満足。今回は頼みませんでしたがイノシシやヤギのメニューもそろっているので、次回は絶対にそれを食う!と意気込みつつお店を後にします。

泡盛の酔いに心地よく誘われ歩く、夜の石垣島。闇にぼんやりと浮かぶのは、八重山最古のお寺だという桃林寺の門。珊瑚でできた重厚な石積みと赤瓦が、ほろ酔い気分の異国情緒を一層高めてくれるよう。

6月下旬人の少ない石垣島歩く人もなくひっそりとした夜の街
車も人も、あまり通らない静かな石垣の夜。これまでの賑やかな南の島とは一変、これがある意味本来の姿なのかもしれないと感じる今年の夏。

まだ5度目、されど5度目。5回目の石垣にして初めて感じた雰囲気に、一層この島が好きになる。観光客である自分が、なかなか出会うことのできない素の表情。この静かな島を壊さぬよう、観光客として思うところのある夜なのでした。

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