石垣島で迎える3日目の朝。この日は目覚めたときからすっきりとした青空が広がっていたため、その爽やかさを浴びようとまずは散歩に出ることに。サザンゲートブリッジを渡り、海を目指してぷらぷら歩きます。
サザンゲートブリッジを渡ると、そこは南ぬ浜町と呼ばれる埋立地。島の南側は直接外海に面しているため、眼前には人工島とは思えない碧い海がゆるい円弧を描き横たわります。
空と海とが溶けあう雄大な水平線を眺めつつ進むと、そこにはきれいなビーチが。
この南ぬ浜町ビーチは市街地から一番近いビーチ。人工ではありますが、白い砂と碧い海の対比は他のビーチに負けず劣らずの美しさ。沖には防波堤も築かれ、波やうねりの影響も受けにくいとのこと。今はお店も何もありませんが、近くて便利なビーチとしてこれから人気が出そう。
朝から石垣の鮮やかさに満たされたところで、ホテルへと戻り朝食をとることに。今朝もレストランには美味しそうな料理がずらりと並びます。
野菜チャンプルーはシャキシャキ感と野菜の淡い旨さが活かされ、ソーキはとろとろに煮込まれた食感と詰まったコクがご飯にピッタリ。クーブイリチーは昆布の旨味を邪魔しない上品な味付けで、豆腐と冬瓜のそぼろあんはとろりとした優しい美味しさ。
美味しいおかずにご飯をおかわりし、今朝もやっぱりお腹一杯に。でも美味しそうなグリーンカレーがあったので、満腹にもかかわらず少しだけ食べてみることに。
ココナッツと野菜の旨味の詰まったカレーは、奥からしっかりとした辛味が滲み出す本格的な旨さ。このホテルは本当に朝食が良い。和洋様々なかたちで、島の恵みを味わえる楽しさがあります。
ピスタチオとサトウキビのブルーシールアイスまでしっかりと平らげ、部屋へと戻りお腹を落ち着けます。そして支度をし、今日も竹富へ。このフットワークの軽さ、やはり市街地泊にして正解だったとつくづく実感。
お土産やマリンレジャー関連の雑貨のほか、お弁当なども揃う離島ターミナル。コンドイビーチには移動車のお店が1軒あるだけなので、ここでビールとお昼を買い込み、クーラーバッグに詰めて竹富島を目指します。
それにしても、勢力拡大中のユーグレナ。気付いたらここにも名前が冠されていました。そのうちユーグレナ島とかになってしまいそうな気配すら感じてしまいます。
今回は『八重山観光フェリー』に乗船。八重山観光フェリーと安栄観光の乗船券は共通のため、どちらでチケットを買ってもそのときに来た船に乗れるので便利。
この船はにぃぬふぁぶしという船名。民謡か何かの名前かと思いつつ調べてみると、沖縄の言葉で北極星を意味するのだそう。景色や味とともに、言葉の違いも僕にとって旅情を実感する大切な要素のひとつ。
船はエンジン音も高らかに、石垣港を出航。10分ちょっとの船旅の先に広がる別世界に早くも胸焦がれ、竹富島への到着を今か今かと待ちわびるのでした。
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