感碧Summer! ~やえやまのなつやすみ 2日目 ②~ | 旅は未知連れ酔わな酒

感碧Summer! ~やえやまのなつやすみ 2日目 ②~

石垣島真栄里マックスバリュ裏手のふるさと食堂 旅の宿

肌を刺すような陽射しの熱量をたっぷりと味わい、真栄里ビーチを後にします。途中大きなマックスバリュがあったので、後日買うお土産を眺めてみることに。泡盛から銘菓、スーパーらしく地の食品も揃い、宅配便の発送もできるので意外と便利。

さすがは離島、巨大チェーンのスーパーでも品揃えが内地とは全く違う。広々とした売り場をわくわく見て歩き、お腹も空いたところでお昼をとることに。マックスバリュの裏手の道に佇む『ふるさと食堂』の渋さに惹かれ思わず入店します。

石垣島真栄里ふるさと食堂ジャングル感溢れるテラス席
地元の方に人気なのか、店内の席は満席。外でもいいですか?とのことだったので、ふたつ返事で大丈夫と答えます。だって、テラス席はこの雰囲気。なんだか魅惑のチキルームのようなジャングル感がたまりません。

石垣島真栄里ふるさと食堂テラス席で味わうオリオン生ビール
外は八重山の陽射しに満ちてさすがに暑いのですが、こうして日陰に入れば空調が無くても涼しいのが石垣島のいいところ。吹き抜ける爽やかな風に、気温自体は夏の東京よりも低いことを感じます。

緑を渡ってきた心地よい爽風に撫でられつつ飲む、オリオンビール。キンキンに冷えたジョッキには結露が伝い、視覚からも涼を味わえます。

石垣島真栄里ふるさと食堂アーサそば
リアルチキルームでのビールを楽しんでいると、お待ちかねのそばが到着。これがこの旅初めての八重山そば。1年ぶりの再会に、箸をとる前から感慨無量。

プレーンやソーキのほか、野菜やポークなど様々な種類が用意されたこちらの八重山そば。その中でも今回は、アーサそばを頼んでみました。

運ばれてきた瞬間、この距離でも感じるアーサの香り。期待しつつだしをひと口飲めば、口中に広がるアーサの味わい。ですがそこはさすが八重山、本州のあおさ海苔にありがちな磯臭さは全くなく、美味しい海の風味のみが凝縮されています。

なぜこうもアーサとあおさは違うのだろう。そういえば、石垣の海は海自体が磯臭くない。もうこれは、アーサを育む海の違いとしか考えられない。食感も無駄にとろとろせず、肉厚でシャキッとした歯触りすら感じさせるから驚きです。

そんな八重山の海の恵みがたっぷりと溶け込んだスープに沈む麺を啜ります。あぁ、この食感。八重山そばならではの、何とも言えぬ歯ごたえといい意味でのモサっと感。うどんでもラーメンでもない、唯一無二の小麦麺の存在感が、お腹に味覚にと確かな満足をもたらしてくれます。

そばとアーサの見事な競演に、箸を止めることなくあっという間に完食。添えられていたゴーヤの甘酢漬けもなにげに美味しく、相方さん注文のカレーも美味しかった模様。ここ、当たりじゃない?滞在中、また来るよね?そんなことを話しつつ、陽気なおじさんに見送られお店を後にします。

石垣港離島ターミナルそばに位置するホテルイーストチャイナシー
この旅初の八重山そばに舌鼓を打ち、満足感を抱えつつ港方面へと戻ります。その離島ターミナルのすぐそばに位置する『ホテルイーストチャイナシー』が、これから4泊僕らの拠点。今回はリゾート滞在ではなく、交通至便のこの宿から竹富島へ通おうという寸法です。

石垣島ホテルイーストチャイナシーポートビュー・ツイン客室
今回予約したのは低層階のポートビュー・ツイン。広く取られた窓と白を基調とした内装が明るさを感じさせ、テラコッタタイルの敷き詰められた床はひんやりとした心地よさを足裏に伝えてくれます。

石垣島ホテルイーストチャイナシーポートビュー・ツインから眺める石垣港離島ターミナルと行き交う船
低層階とはいえ目の前はもう石垣港なので、遮るものもなく碧い海と青い空を存分に味わえます。そして何より堪らないのが、この港感。ターミナル内は絶えず高速船が行き交い、ここが八重山地方の中心地、交通の結節点であることを強く感じさせます。

石垣島ホテルイーストチャイナシーポートビュー・ツインから眺める南ぬ浜町方面とサザンゲートブリッジ
石垣と離島を結ぶ船の往来に風情を感じつつ、左へと視線を映せばこの開放感ある眺め。このときはあいにくの曇天ですが、晴れたらそれはもう爽快な青さに包まれます。

3度目の石垣にして、初めての市街地滞在。でもこのホテルなら大丈夫、心配なし。活気あふれる交通の要衝の賑わいを感じつつ、八重山の碧い海もしっかりと味わえる。港には港の良さ、風情があるのだと、バルコニーへと出て瞬時に感じ取りました。

さあこれから4泊、ここを拠点に八重山を満喫するぞ!このホテルを選んだのは、交通の便の良さとオーシャンビューだけではありません。市街地ならではの夜の楽しみを控え、この旅の充実を確信するのでした。

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感碧Summer! ~やえやまのなつやすみ~
竹富島そば処竹乃子テラス席で飲むオリオン生ビールジョッキ
2018.6-7 沖縄
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