石垣島の豊かな表情を巡るドライブを愉しみ、ホテルに戻りクールダウン。西日が海を黄金に染める頃、今宵の宴のため街へと繰り出します。
一昨日、昨日と魚を食べたので、今日は何となく焼肉の気分。以前お店の前を通り、ずいぶん目立つお店だなと記憶に残っていた『もみだれ辛ホルモン獅子楼石垣島店』にお邪魔します。
今日は一日ノンアルコールだったので、まずはオリオンビールで乾杯を。そのお供にと頼んだのは、もずくとセーイカのキムチ2種。適度なピリ辛にしっかりとした旨味の詰まった味付けが絶妙で、ぷるぷるとした太もずくやねっとりとしたセーイカをよりおいしくしてくれます。
続いて焼物を。5秒焼きツラミには塩だれがかかっており、さっと炙っていただきます。ツラミならではの旨味の濃さを引き立てる、シンプルな塩とピリリと効いたコショーの風味が堪らない。
石垣牛焼きしゃぶレバーはぶりんぶりんの新鮮で、こちらもさっと炙って頬張れば口中にレバーの芳醇な甘味旨味が広がります。やっぱレバーは、レアが良い。
早速お肉の旨さにやられていると、運ばれてくる上ハラミ。こちらのお店では辛い赤もみだれと甘めの白もみだれが選べ、ハラミには白もみだれを選んでみました。
厚めに切られたハラミは柔らかく、それでいてしっかりと感じる肉感。噛めばじゅんわりと赤身の旨味が溢れ出し、思わず頬が緩んでしまう。
ハツは肉厚でぷりっぷり、ミノはこりこりとした愉しい食感。丸腸は旨味たっぷりジューシーにもかかわらず、脂っぽさを感じさせない味わい。そして驚いたのが、ハチノスのふわとろ感。ハチノスってグニグニしたイメージがありましたが、この食感は未知のもの。
ホルモンがとてもおいしかったので、追加で注文。薄切り上ミノは塩だれが合わせられ、こりこり感とともに染み出すじんわりとした旨味をあっさりと引き立てます。
続いてキモを赤もみだれで。先ほどの焼きしゃぶレバーよりも厚めに切られ、その分ふっくらとした食感と濃いレバーの風味を愉しめます。
いやぁ、旨かった。お肉もおいしいし、それを活かすもみだれがまた旨い。今日はオリオンをお替りしたけれど、今度はビールは一杯で終わらせてがっつり白ご飯だな。そんな来年への宿題を残し、大満足でお店を後にします。
今日は獅子楼でオリオン2を杯飲んだだけだったので、部屋に戻って泡盛を味わうことに。与那国の八重山を二晩で平らげてしまった僕らは、今度は白百合を開けることに。
今日一日、本当に石垣島を満喫したな。そんな余韻に包まれつつ飲む、唯一無二の個性を持つ白百合。麹?土?甕?最初出会ったときは面喰ってしまったけれど、今はもうすっかりお気に入りの銘柄に。口から鼻へと抜ける独特の風味に心酔し、石垣での夜は静かに更けゆくのでした。
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