あおさ全力、やいまな日々。~肌もこころも夏焦がれ 1日目 ②~ | 旅は未知連れ酔わな酒

あおさ全力、やいまな日々。~肌もこころも夏焦がれ 1日目 ②~

6月下旬夕刻の南ぬ島石垣空港 旅の宿

梅雨空の羽田空港を飛び立ち、うちなーの翼に身を委ねること3時間ちょっと。年に一度、待望のあおい日々への入口である南ぬ島石垣空港に到着。

6月下旬夕刻の南ぬ島石垣空港シーサー君にご挨拶
シーサー君、今年もまたこうして逢えたね!自動ドアを出た瞬間、全身を包む南国の空気。そのもわんとした独特の質量に、あっという間に僕の体内時計は南国仕様へと戻される。

6月下旬夕刻の南ぬ島石垣空港東運輸4系統バスターミナル行き
恒例となったシーサー君へのご挨拶を終え、さっそくバスに乗り込み市街地へ。空港から港へは2社のバスが運行していますが、ちょうどやって来た南国感溢れる塗装が魅力の『東運輸』に乗車します。

6月下旬夕刻の石垣港から望むホテルイーストチャイナシー
ドン・キホーテ、サンエー、かねひで・・・。4系統のバスが進むにつれ、1年ぶりとは思えぬ不思議な感覚に。すっかり見慣れた車窓に島での感覚を取り戻していると、バスは40分足らずで石垣港離島ターミナルに到着。これから7泊、岸壁のすぐそばに建つ『ホテルイーストチャイナシー』にお世話になります。

6月下旬夕刻の石垣島石垣港離島ターミナルすぐそばに建つホテルイーストチャイナシー客室
こちらの宿は6年ぶり、2度目。3度目の石垣島にして、市街地泊の良さを教えてくれた想い出の宿。室内の床には涼やかなテラコッタタイルが敷き詰められ、ベッドもちょうど良い硬さで快適な滞在を叶えてくれます。

6月下旬夕刻のホテルイーストチャイナシー客室ベランダから望む黄金色に染まる夕景
今回は11階のお部屋が用意されており、バルコニーへと出ればこの絶景。眼下には船が行き交う八重山の交通の要衝、その先にはいくつもの島影。その全てを黄金に染める夕陽の美しさに、思わず息を呑んでしまう。

6月下旬夕暮れの石垣島中心部繁華街730交差点
飛行機が遅れたため、ホテルに着いたのは19時過ぎ。荷物をおろしてひと息ついたところで、いよいよこの旅最初の宴へと繰り出すことに。

6月下旬夕暮れの石垣島中心部繁華街730交差点で交通安全を見守るお巡りさんぱいーぐる君
ぱいーぐる君、久しぶり!19時を過ぎているというのに、まだこの明るさ。自分の住む街から、遠く離れて2千キロ。僕が日常だと信じ生きている場所との時間軸のあまりの差に、石垣までやって来たという実感が湧いてくる。

6月下旬夕暮れの石垣島石垣ヴィレッジ2階の石垣島酔い処っ
ここ数年、あまりの賑わいで予約しないと夕食難民になりがちだった石垣島。でも今年はそれも落ち着いたようで、以前のような離島らしい程よい賑やかさ。

今夜はお店を予約していなかったためヒヤヒヤしていましたが、バスターミナル横の石垣ヴィレッジ2階に位置する『石垣島酔い処っ』にすぐ入れそうだったのでお邪魔してみることに。

6月下旬石垣ヴィレッジ2階石垣島酔い処っ島豆腐の冷奴
テラス席で久方ぶりの島の空気を浴びつつ、まずはキンキンのオリオンビールで乾杯。これから出逢えるであろう八重山のあおさを描きつつ、豆の風味が詰まった濃厚な島豆腐の冷奴を味わいます。

6月下旬石垣ヴィレッジ2階石垣島酔い処っ石垣産マグロのお刺身
続いては、石垣に来たら絶対食べたいまぐろのお刺身。いつもはキハダが出てくることが多いのですが、今日は本マグロでの用意とのこと。

真っ赤で艶々な、見るからに旨そうな赤身をぱくり。うわぁ、濃い。しっとりとした赤身ならではの旨味が広がり、キハダの瑞々しさ溢れる旨さとはまた違った魅力が迸ります。

6月下旬石垣ヴィレッジ2階石垣島酔い処っ魚の天ぷら
オリオンをグイっと飲み干し、泡盛へ。そのつまみにと選んだのは、魚の天ぷら。衣は厚みがありつつも、もったり感はなくサクッとした食感。イラブチャーやセーイカ、グルクンといった島の魚の旨さが込められ、振られたバジルがまたいいアクセントに。

6月下旬石垣ヴィレッジ2階石垣島酔い処っミミガー
続いて注文したのは、好物のミミガー。ぽん酢や辛めの味付けが多いなか、こちらはさっぱりと甘酢仕立て。クセがなく淡白な味わいで、こりこりとした食感が泡盛で火照った口に清涼を連れてきます。

6月下旬石垣ヴィレッジ2階石垣島酔い処っアーサ入りだし巻き玉子
ミミガーをコリコリと噛みしめていると、大ぶりなアーサ入りだし巻き玉子が到着。箸を入れるとふるりとした感触が伝わり、その熱々をひと口。穏やかな出汁とアーサの優しい海の香りが広がり、これまた泡盛が進んでしまう。

6月下旬石垣ヴィレッジ2階石垣島酔い処っ八重山かまぼこ盛り合わせ
1年ぶりに石垣島で味わう美酒に嬉しくなってしまい、八重山かまぼこ盛り合わせも追加。こちらのお店では、マーミヤかまぼこの製品を使っているそう。揚げて熱々になったかまぼこはすり身の風味が引き立ち、冷蔵のまま食べるのとはひと味違ったおいしさに。

6月下旬石垣ヴィレッジ2階石垣島酔い処っ厚切りチーズハムカツ
旨いつまみとともに、ぐいぐい進む泡盛。そうなると、何となくジャンキーなものが食べたくなる。そこで注文したのが、厚切りチーズハムカツ。分厚いハムは食べごたえがあり、とろりとしたチーズやウスターソースが絡み泡盛の麹の香りにばっちりマッチ。

6月下旬夜の石垣島以前の落ち着きを取り戻した街
いやぁ、飲んだね。むわっとした島の空気を浴び呑む酒に、1年という隙間すらあっという間に埋まってしまう。今年もこうして無事に石垣の夜に揺蕩える悦びに浸り、すっかり暗くなった美崎町を歩きます。

6月下旬石垣島ホテルイーストチャイナシー夜のお供に崎元酒造処オリジナルラベル泡盛八重山蔵出し秘蔵酒
ホテルへと戻り、石垣入りを祝う宴の続きを。稲福酒販で購入した八重山蔵出し秘蔵酒を開けることに。与那国島の崎元酒造所が醸す泡盛ですが、普通の与那国ラベルとはまた違った味わい。ピーナッツのような香ばしさの中に甘味を感じ、食中にも単独でも味わい深い旨い酒。

6月下旬石垣島ホテルイーストチャイナシーベランダから眺める石垣港の夜景
1年間、首を長くして待ち望んできた八重山でのあおい日々。ついに、ついにそのスタートラインに立てたんだ。その悦びを噛みしめつつ泡盛を含み、気が向いたらバルコニーへ。

きらきらと灯りの揺れる夜の海、たぷたぷと静かに響く波の音。南国らしい質量をもった空気に全身を抱かれ、ほんの少し滲んでくる汗までもが嬉しくなる。

やっぱり僕には、八重山が必要だ。羽田から直行便で缶詰になって空輸されたにもかかわらず、着陸して数時間後にはもうあの感覚が。明らかに自分の過ごす日々とは異なる時間軸。そんな自分の中の南国属性が冬眠から覚めるのを、ぬるい夜風に吹かれただただ嬉しく感じるでした。

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