ニセコスキー旅行記 ① | 旅は未知連れ酔わな酒

ニセコスキー旅行記 ①

JAL777 旅行記

1月22日~26日に、北海道はニセコへとスキー旅行に行ってきました。

初日は急いでも移動でつぶれてしまうので、朝はゆっくりめの10時50分の日本航空で出発することに。搭乗した飛行機はボーイング777、トリプル7と呼ばれるもの。

その中でも今回当たった機体は、元日本エアシステムのレインボー7だったもので、エコノミーですが座席に1つずつテレビモニターがついており、座席間隔も若干広め。得した気分になりました。

僕はあまり飛行機は好んで乗るほうではないんですが、どうせ乗るならこの777が一番好き。揺れも少なく機内も静かで、耳の「キ~ン」もありません。やっぱり新しい飛行機は、技術の進歩で快適になってきてるんだなぁと感心。

ちなみに帰りは767という中型の飛行機だったのですが、気圧は安定しないし、電気は切り替えのためかなんなのか、パチパチ点滅するし、何よりも小さいから揺れて揺れて・・・。

僕は767はやっぱり苦手でした。だって、小さいころからジャンボ世代だった僕にとっては、安定感の無い紙飛行機に乗っているような感じがしちゃって。

こんな鉄の塊が空を飛ぶなんて、不自然ですよ!やっぱり移動は地に足のついた鉄道が一番ですね。でも新千歳まで1時間半の早さには勝てませんけどね。

新千歳~ニセコ間ライナーバス

新千歳空港に到着後、お弁当とサッポロクラッシックを購入し、いざライナーバスへ。空港~ニセコヒラフまでは約2時間半~3時間半の道のり。
雪景色を見ながら北海ちらしを食し、クラシックをグビっと!あぁ、やっぱり北海道っていいな~!

そのお弁当ですが、北海道に着いてテンションあがってしまい写真を撮り忘れました。残念。名前は確か「華寿司」で、かに・蒸しうに・鮭・いくらのちらし。
各種の具が交互に一口大に区切られており食べ易く、味もおいしかった。さらに北海道の海産物系お弁当の中では破格の1000円!お得だな~。

J-FIRST ニセコ

そしてやっとのことで着いたのが、「ホテルJファーストニセコ」(廃業)。今回お世話になったホテルです。僕がスキーに来るときの絶対条件はいい温泉があること。ここの温泉は後ほどお見せしますが一言で最高!

さらに食事は和洋折衷のコース料理で、野菜やお米は自社農場の物も使っているそう。夕飯のお米はとてもおいしいし、席についてから料理が運ばれてくるので、温かいものは温かく、冷たいものは冷たいままいただけます。

また、一品一品がきちんと手を掛けて調理されており、スキー場のホテル=食事はちょっと・・・。というようなことは絶対にありません。
どの料理も味がいいし、創作料理のような感じなので、今夜は何が出るのかなと、食事が楽しみになるホテルです。

今回特に気に入ったのが、「蒸しイモの塩辛のせ」でした。北海道のイモって、しっとりしていて全然のどにつまる感じが無いんです。そんなイモの上に火が通った塩辛ソースが掛かっていました。
北海道ではイモに生の塩辛を載せて食べるんですが、今回は火が加えられていたので生臭みも抑えられ、イカの旨みやコクがギュッと凝縮されたソースに仕上がっていました。

そのほかにも牛ばら肉のワイン煮や、サーモンのソテーなど、逸品ぞろい。

ここまでおいしいものがそろったら、飲まないわけにはいかない!ということで夕食時に旭川の地酒、「男山」生酛純米の一升瓶をオーダー。2名で行ったんですが、2日で1本、結局トータルで2本消費してしまいました。

北海道の酒特有のキレのある辛口、まさに食中酒にうってつけ。昼間にいっぱい滑った後の日本酒は、まさに「五臓六腑にしみわたる」うまさ。アフタースキーはこうでなくちゃ。

J-FIRST 露天風呂

そして待望の温泉。ここはナトリウム塩化物系の温泉なんですが、いろいろと特徴のある個性的な温泉なんです。

まずは匂いですが、石炭というか、SLのような独特の香りがします。が、いやな感じは全然ありません。色はうぐいす色のにごり湯。

そして入ってみての感触。とってもヌルヌルしていて肌にまとわりつく感じ。湯上りはすべすべしっとりになり、乾燥してカサカサになっていた部分もすっかり良くなって帰ってきました。

ここの露天風呂はかなり広く10畳以上はあるのではないでしょうか。これだけの広い浴槽に源泉掛け流しできる位の十分な湯量。新鮮なお湯があふれています。

屋根は3分の2位まで掛かっているので、お好きなポジションで雪見風呂が楽しめます。景色よし、開放感よし、効能よし、3拍子そろった最高の温泉です。

J-FIRST 暖炉

ロビーにはこのようにおしゃれな暖炉が設けられています。装飾品がかわいくて、敢えてアップの写真にしたんですが、全体的には石組みの重厚感あるつくりで、かわいい絵皿なども飾られています。

窓の外は降りしきる雪と、滑り降りてくるスキーヤーの姿。嫌というほどウインターリゾートの雰囲気を満喫できます。

 

僕は今回でニセコは3回目ですが、毎回このホテルを利用しています。というか、このホテルがあるからニセコに行くといっても過言ではありません。

もちろん最高の雪質も楽しみですが、ステイする環境が良くなければスキーは楽しいものではなくなってしまいます。

蔵王、赤倉、白馬等今まで何箇所かスキー場に行きましたが、2回以上訪れたのはここだけです。遠いし高いからなかなか行くのは大変なんですが、ここのゲレンデとホテルにはそれほどひきつけるものがあるのです。

と、いままでかなりべた褒めしてきましたが、部屋はいたって普通のツインです。ちょっとだけ狭めかな。でもそれでいいんです。このホテルはコストパフォーマンスが飛びぬけていいと思います。

北海道のスキーツアーは1泊朝食付きプランが主流。でもここは2食付であまり変わらない価格です。つまり夕食代の分、お得っていうこと。

お金をもっと出せばもちろんもっといいリゾートホテルもあることでしょう。でも僕は庶民のサラリーマンなんで分相応ということで。とにかく僕はここが好き。

ニセコスキー旅行記
グランヒラフからの羊蹄山2008年
2008.1 北海道 /

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