飛び込め!先どりの夏 ~愛し愛されやいま色 3日目 ③~ | 旅は未知連れ酔わな酒

飛び込め!先どりの夏 ~愛し愛されやいま色 3日目 ③~

6月上旬いつもより半月早い八重山旅竹富島唯一の海水浴場コンドイビーチで八重山のあおさを満喫し歩いて港へと戻る道たわわに青い実をつけたパパイヤの木 旅の宿

コンドイビーチで今年初のあおさを存分に浴び、身もこころもこんがり焦げたところでそろそろ港へと帰ることに。周回道路を歩いていると、鬱蒼とした緑のなかたわわに実をつけたパパイヤの木が。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅竹富島の名所西桟橋はすっかり干潮に
あの青い実が、あんなに旨いなんてな。降りそそぐ陽射しのもと汗を拭いながらさらに進み、竹富島の名所のひとつ西桟橋の近くへ。木陰に佇めば、肌をなでゆく涼やかな風に汗もすっと引いてゆく。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅竹富島サンゴの石垣に華を添えるブーゲンビリア
西桟橋から集落へと入れば、すぐに艶やかな花のお出迎え。人の暮らしに寄り添い溶け込む姿は、さきほどまでの周回道路沿いのワイルドさとはまた違った雰囲気。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅大きな木の茂る西集落のスンマシャーとその背後に広がる花に彩られたうつくしい集落
集落を厄災から護るというスンマシャー。画角いっぱいに枝葉を広げる大きな木の奥には、南国の花に赤瓦といった竹富島らしい情景が。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅珊瑚の石垣に花々の彩りが南国感を醸し出す竹富島の集落
陽射しを照り返す白砂の道、両側に連なる渋い家並み。そこに目の覚めるような対比を生む、草木や花の力強い発色。竹富の集落内には、海とはまた違った鮮烈さが満ちている。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅竹富島集落の珊瑚の石垣に咲く真っ赤な大輪のアマリリス
例年より半月早い分、花の密度は若干控えめ。だからこそ、ひとつひとつの生命力が際立つよう。慣れ親しんだ集落全体が植物園状態も大好きだが、この一輪一輪が凛と立つ姿もまた印象深い。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅竹富島枝もたわわに実をつけた島バナナ
今日知ることのできた、竹富島のまたあらたな表情。本当に、ちょっと時期がずれるだけでこんなにも雰囲気が違うのか。そんなことを考えつつ歩いてゆくと、重たそうにぶら下がるたくさんの島バナナの実。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅竹富島の牛に別れを告げる
暑いことは暑いし、肌も確実に焦げてゆく。でもいつもとは、身体の消耗具合が違う。比較的余力を残した状態で、牛さんに明日も来るよとごあいさつ。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅この旅初の竹富島で八重山の全力なあおさを満喫し八重山観光フェリーちゅらさん2で石垣島へと戻る
なにせ6月頭に来るのは初めてのこと。台風一過だからか、それともこれが八重山の梅雨なのか。もしこんな晴れ間が期待できるなら、この季節もありかもしれないな。この旅初の竹富の全力のあおさを存分に刻み、『八重山観光フェリー』で石垣島へと戻ります。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅ユーグレナ石垣港離島ターミナルから東運輸4系統空港線に乗車し買い出しへ
冷房の効いたちゅらさん2に揺られることあっという間の15分、石垣港離島ターミナルに到着。宿には戻らず、その足で夕食の買い出しに行くことに。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅サンエー石垣シティ
4系統空港線に乗車し15分弱、サンエー前バス停に到着。石垣島内での僕らの足は、もっぱら『東運輸』のバス。たっぷり長距離乗るときは1日もしくは5日のフリーパスを買いますが、細かい乗車を繰り返す場合はシート券という1割お得になる回数券が便利。

整理券とちぎった回数券を運転士さんに渡し、『サンエー石垣シティ』へ。もともとご当地感あふれるスーパーだったのですが、去年の6月に建て替えられリニューアル。食品売り場も広くなり、真栄里ビーチの帰りにもついつい覗いてしまう。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅石垣島サンエー石垣シティと一緒に立ち寄るお隣のマックスバリュやいま店
そしてそのお隣には、これまた巨大なスーパーのマックスバリュやいま店が。さらにしまむらやドン・キホーテ、ニトリに東京靴流通センター、ホームセンターのメイクマンと何でもそろうこの一画。こんな暮らしに便利な場所を並べて、もう旅行の記事ですらなくなってる気がする。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅今年の滞在も朝食がおいしいThe BREAKFAST HOTEL PORTO石垣島サンエー石垣シティやマックスバリュで買ったお惣菜と泡盛与那国で小上がりで宴会和洋室ならではの楽しみ方
仕入れた品々を携え、バスに揺られてホテルに帰還。シャワーを浴びすっきりしたところで、ドリンクラウンジから持ってきた冷たいオリオンサザンスターであっり乾杯!このために、小上がりのある和洋室にしておいてやっぱり正解だ。

ふたつのお店では品ぞろえが異なり、それぞれ気になったものをピックアップ。スーパーのものとは思えない、もっちもちのきはだまぐろのお刺身。かみやーき小の八重山かまぼこは、盛り合わせでいろいろな味を食べ比べ。

むっちむちとした食感と、ほどよい甘さが魅力的なウムクジ天ぷら。ちなみにウムクジとは沖縄で芋くず、つまり紅芋やさつまいものでんぷんのこと。普通の芋の天ぷらとはまた違ったおいしさがあり、もうすっかり僕の大好物。

まえだのたまご焼うちなー風は、ちょっと濃い目の味付けが薫り立つ泡盛にぴったり。かみや食品の石垣島生じーまみどうふは落花生の風味が豊かで、いままで買った市販品のなかで一番好みかも。箸休めにと買った揚げ焼売は懐かしさを覚える旨さで、どんどん与那国が進んでしまう。

そして今年も見つけた、サンエーの大東寿司。はるか彼方の八丈島から、大東島へと伝わったという郷土料理。甘めのしょう油に漬けられ、よりもっちり感を増したまぐろ。それを支えるのは、甘酸っぱいすし飯。僕らの知っている漬け寿司とは違った、南国の風が吹くような味わいが非日常を掻きたてる。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅今年の滞在も朝食がおいしいThe BREAKFAST HOTEL PORTO石垣島サンエー石垣シティやマックスバリュで買ったお惣菜と泡盛与那国で小上がりで宴会和洋室ならではの楽しみ方暮らすような旅に揺蕩う夕刻
シャワーを浴びて、回る洗濯機の音を聞きつつオリオンを飲んで。惣菜つまみに与那国をちびちび傾け、夕刻の空に浮かぶ洗濯物のシルエットをぼんやり眺める。

ほらね、だからあのとき取り返しのつかない領域に手を出してしまったと思ったんだ。こんなのもう、島暮らしの練習だよ。

時刻はもう19時を過ぎているというのに、まだまだ夜の気配は遠い。大東寿司の最後の一貫を頬張り、これからは暮れゆく空色つまみに呑むとしよう。

自分の住む街から、はるか南西2,000粁。何もかもが非日常なのに、すでにこれが日常のようにも感じられてくる。帰ってくるごとに、より深まってゆく「しっくりくる」というこの感覚。八重山のもつ魔力にさらに染められ、いつかはこんな暮らしをと泡盛に任せて夢を描くのでした。

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