飛び込め!先どりの夏 ~愛し愛されやいま色 5日目 ①~ | 旅は未知連れ酔わな酒

飛び込め!先どりの夏 ~愛し愛されやいま色 5日目 ①~

6月上旬いつもより半月早い八重山旅石垣島で迎える静かな朝 旅の宿

石垣島で迎える4度目の朝。今日はどんな空模様が広がっているだろうか。そう思いベランダへと出てみれば、全身を包むもわっとした空気。そういえば、例年も梅雨明け前の旅前半はこんな感じだったよな。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅今年の滞在も朝食がおいしいThe BREAKFAST HOTEL PORTO石垣島4泊目朝食石垣牛の牛すじカレーとローストビーフサラダをメインに
おととい昨日と竹富島へ渡ったので、今日はこの旅では最初で最後になりそうな真栄里ビーチへと向かう予定。その前に、まずは腹ごしらえ。昨日から食べようと決めていたカレーをメインに愉しむことに。

初日はチキンカレーが出されていましたが、今朝は石垣牛の牛すじカレー。まろやかさのなかに、ほんのりトマトの酸味が薫るカレー。そこにたっぷりと入る、ごろごろとした具。

とろっとろに煮込まれたすじのみならず、お肉もたっぷり。大ぶりの野菜も食べごたえがあり、石垣牛の良さが存分に溶け込んだほどよいスパイシーさが堪らない。

さらにサラダでも、石垣牛をたっぷりと。ローストビーフの豊かな旨味甘味が、しゃきしゃきの野菜をよりおいしくしてくれる。そして八重山そばにもラフテーを載せ、お肉三昧の贅沢な朝ごはんを味わいます。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅今年の滞在も朝食がおいしいThe BREAKFAST HOTEL PORTO石垣島4泊目朝食デザートに自家製パンナコッタとブルーシールアイス島パインココナッツ
盛っているときから多いなとは思っていたが、やっぱり安定の満腹に。でもやっぱり、食後のデザートは外せない。ふるりとなめらかな自家製のパンナコッタには、甘酸っぱいブルーベリーソースをかけて。

そして今朝のブルーシールは、島パインココナッツ。しつこくない程度に香るココナッツ、そこに南国の風を吹かせるパインの甘酸っぱさが相性ばっちり。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅石垣島博物館前バス停から東運輸4系統空港線バスに乗車し真栄里ビーチへ
ベッドでごろごろ、ぱつんぱつんのお腹を落ちつけたところで海支度。バスは30分に1本出ているため、時間を気にしなくていいのもうれしいところ。タイミングを合わせて部屋を出て、『東運輸』の4系統空港線に乗車します。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅石垣島1年ぶりの真栄里ビーチ
博物館前から10分ちょっと、沖縄県八重山合同庁舎前で下車。そこから歩くこと約5分、ANAインターコンチネンタルに隣接する真栄里ビーチに到着。竹富のコンドイビーチとともに、必ず来たいお気に入りの海。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅石垣島絶好のあおさに染まる真栄里ビーチ
防砂林の奥にちらりと覗く気配に誘われ浜辺へと急げば、一気に視界へとなだれ込んでくる鮮烈さ。その質量はとてつもなく、あまりの眩さに目を開けているのも辛いほど。それにしても、朝の湿気はどこへ行ってしまったのだろう。これだから、僕はまた勘違いをしてしまうんだ。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅石垣島真栄里ビーチ満潮に近く深いあおさを湛える海とリーフの縁を彩る白いレースのような波
コンドイビーチが幻想的な静の世界だとすれば、真栄里は動きのあるうつくしさ。満潮に近い海はあおの深いグラデーションに彩られ、沖のリーフの縁では白いレースのような波が揺れている。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅石垣島真栄里ビーチほどよく冷たい海でクールダウンし、ふたたび陽射しに灼かれたら冷たいオリオンであっり乾杯
善きところにレジャーシートを広げ、シャツを脱ぎ捨ていざ海へ。ここは遠浅ではなく、しっかりと深さのある海。押し寄せる波の鼓動は力強く、肩の深さまで進めば海水もここちよい冷たさに。

ビーチ3日目にして、このひんやり感はたまらない。火照った体をこころゆくまでしっかりとクールダウンしたら、陸に上がって甲羅干し。南国の強烈な太陽に灼かれたところで、ここぞとばかりに冷たいオリオンで我らが夏休みに祝杯を。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅石垣島真栄里ビーチ島ぞうり焼けした足を投げ出し全身で浴びる八重山の鮮烈な色彩と海の風波の音
はぁ、今年もしあわせだ。リーフに寄せる波の音、網膜を灼く絶好のあお。海の香宿る強い風、さらさらとした砂の肌触り。そこへビールの苦味を迎えれば、文字通り五感のすべてが八重山色で満たされてゆく。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅石垣島真栄里ビーチでたっぷりと海と戯れた帰り道に咲くハイビスカス
明日から予報は下り坂、多分今日が海に入れる最後となるだろう。そう思うと、ついつい欲張りが顔を覗かせる。来年まで一年分のあおさを持ち帰ろうと、思った以上に遊んでしまった。身もこころもすっかり焦がされ、名残惜しくも夏色に染まる真栄里ビーチに別れを告げることに。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅石垣島へと来たら必ず寄りたい家庭料理の店ふるさと食堂
サンエーやマックスバリュで内地へと密輸するじゅーしーの素の値段比べをし、13時過ぎにお昼を食べるために『ふるさと食堂』へ。ここも滞在中に一度は来たい、大好きなお店。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅石垣島家庭料理の店ふるさと食堂野菜そば
ここは、八重山そばもカレーもおいしいお店。ゆし豆腐アーサそばのやさしい旨さとも再会したいし、一挙両得のそばカレーセットも捨てがたい。日焼け疲れの頭をフル回転させつつ悩むことしばし、今年はずっと気になっていた野菜そばに挑戦してみることに。

オリオンビールで灼けた心身をいやしていると、運ばれてくるお待ちかねの一杯。その刹那、ふわりと鼻へと届く良い香り。あぁもうこれ、食べる前から旨いに決まっていると判るやつ。

まずは、琥珀色をしたおつゆから。やさしくも、しっかりと厚みをもったふるさと食堂の八重山そばのだし。そのベースに存分に溶け出た、いろいろ野菜の複雑な味わい。そのふくよかな旨味の洪水に、ひと口目から圧倒されてしまう。

まだ麺にはいかず、つづいてたっぷりの野菜を。甘いにんじんやきゃべつに、しゃきしゃきのもやし。そしてうれしいのが、大好物の空心菜。太い茎はじゃくじゃくと、葉はちょっとしたぬめりが食感を豊かにしてくれる。

そして満を持して、中細の丸麺を。中華麺やちゃんぽん麺とも違う、ぷりっとしつつワシワシ食べごたえのある八重山そば。旨味がふんだんに溶け込んだおつゆに負けることなく、それでいて麺の風味が主張しすぎないという絶妙なバランス。

ワシワシと麺を手繰り、しゃきしゃきと野菜を噛みしめおつゆで追いかける。危ない危ない、ピィヤーシを入れるのを忘れるところだった。一気に増す南国感を数口愉しみ、さらにコーレーグースで勝負あり。潔い辛味と泡盛の華やかさが、八重山そばを完成形へと昇華させる。

滋味深い旨さに箸が止まるはずもなく、あっという間に一滴残らず完食。全身から噴き出す汗、その勢いにも負けないほどの感激が心身の奥底から湧いてくる。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅石垣島仲道道に立つ三番アコウ
またひとつ知ることのできた、八重山そばの新たな魅力。これはまた、ふるさと食堂での悩みの種が増えてしまったな。そんな未知との遭遇の悦びが、来年もまたその次もと僕をこの島へと誘うのでした。

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