白銀の奥羽路 ~スキーに秘湯、冬の旅 3日目~ | 旅は未知連れ酔わな酒

白銀の奥羽路 ~スキーに秘湯、冬の旅 3日目~

冬晴れの前森山 旅の宿

この日の天気予報はあまり良くなく、東京も雪になるのではないか、という中での晴れ。今までのスキーで、日程中全く吹雪かないのは初めてです。

白い雪をまとった安比高原の木々

今日は天気がいいうちに頂上周辺を満喫することとします。ゴンドラを降りれば、安比を擁する前森山の頂上。そこは下界とは違い、白いレースをまとった木々が出迎えてくれます。

安比高原スキー場西森ゲレンデイージーパウダーコース

安比は基本的に圧雪コースが売り。そんな中でも、準圧雪、又は非圧雪のコースがあります。最終日に初めて滑ったのが、イージーパウダーコース(圧雪後の積雪を楽しむ)のある、西森ゲレンデ。

リフトを降りれば、眩いばかりの銀世界。先客の付けた筋も、またいいもの。こうなってくると、ニセコと安比と、甲乙つけがたくなります。というより、お互い、唯一無二。安比、おそるべし。安比、偉大なり。

安比高原スキー場天気は下り坂

そうは言っても、やはり天気は下り坂。圧雪されたコースにも、みるみるうちに粉雪が積もっていきます。

そんななかでも、やはり滑り心地は十分。なんで安比の雪はこうも素晴らしいんだろう。みんなの評判がいいのも納得。安比、長い付き合いになるかも、です。

安比プラザで東北ホップの黒ラベル

やはり本州と言えども、雪が降れば若干寒い。そろそろお腹も減りだす時間帯なので、安比プラザへと戻ります。

ここで飲んだのがサッポロ黒ラベル。サッポロはホップや麦を協同栽培しています。このビールも、東北地方ホップ100%の限定品。ちいさな缶ビールの中に詰まる地産地消、それがまた喉に心地いい。

安比プラザ本格的な激辛インドカレー

そして今日のお昼のメインディッシュは、激辛インドカレー。見た目は本格的なのに、スキー場のお昼にしては珍しく1000円を切ります。

なに?激辛?スキー場の物だから、辛いだけで美味しくないか、それとも辛くないか。そのどちらかかと疑いつつも頬張ってみれば、意外なほど旨辛。しっかりスパイスの香りも効いており、ココナッツがまろやかさをプラスします。

スキー場のお昼、というハンデを抜きにしても、十分カレーとして美味しい。寒いゲレンデを見ながら食べるカレーは、十分体を温めてくれました。汗がじんわり出て止まりません。

雪の安比高原スキー場

お昼のカレーですっかり身体も温まり、いよいよこの旅最後の滑りを満喫します。昼前から雪は降り続き、結構な積雪に。気持ちの良い圧雪コースとは行きませんが、気持ちよく何本も滑ります。

スキーは何日間いてもあっという間。ゴンドラの最終になんとか間に合い、本当の最後の滑りを楽しみます。名残を惜みつつ、噛みしめるように滑りました。

ホテル安比グランドアネックス和食夕食

がっつり滑った後は、がっつり食べます。本日の夕食は、和食を選択。丁度月をまたいでの宿泊だったので、2日前とメニューが変更になっています。この日のメインは岩手牛のすき焼き風鍋。身体を動かした後のお肉はとても美味しい。

夜の安比ゲレンデを見ながらの菊の司無濾過純米生原酒亀の尾仕込み

安比最後の夜を共にするのは、菊の司無ろ過純米生原酒亀の尾仕込み。お土産やさんの冷蔵庫で売られていたお酒。無ろ過純米生原酒、という名に相応しく、とても風味の濃い、個性の強いお酒。今年もこれで見納めのナイターの景色を眺めながら、ゆっくりと味わいます。

安比の極上スノーを満喫し、いよいよ明日は安比を離れます。向かうは秋田の鶴の湯。言わずと知れた秘湯に、胸が高鳴ります。

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白銀の奥羽路~スキーと秘湯、冬の旅~
白い雪をまとった安比高原の木々
2010.2 岩手/秋田
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1日目(東京⇒安比高原)
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3日目(安比高原)
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