あおさ全力、やいまな日々。~肌もこころも夏焦がれ 4日目 ①~ | 旅は未知連れ酔わな酒

あおさ全力、やいまな日々。~肌もこころも夏焦がれ 4日目 ①~

7月上旬夏の石垣島スコールとともに空には大きな虹が 旅の宿

石垣島で迎える静かな朝。ベランダから海を望めば、まもなくやってくるであろうスコールの気配。移ろう空色をぼんやり眺めていると、石垣港をひと跨ぎする大きな虹が。

7月上旬石垣島石垣港離島ターミナル至近のホテルイーストチャイナシー3泊目朝食
きれいな虹に見とれていると、案の定サーっと降りだす南国の雨。朝から空の豊かな表情に触れ、お腹も空いたところで朝食会場へと向かいます。

もっちりとしたセーイカのお刺身、グルクンやもずくの天ぷら、ゴーヤチャンプルー。今日も八重山の味で一日の元気をもらい、日中の過酷な暑さに備えます。

7月上旬夏の石垣島サザンゲートブリッジから望む水平線
先ほどさっと雨も降ったので暑さもマシかと思い、サザンゲートブリッジへ食後の散歩。そんな雨の効果もむなしく、今日も朝から暑さ全開。

7月上旬夏の石垣島サザンゲートブリッジ橋上から望む珊瑚礁の碧い海
それでもサザンゲートブリッジの上に立てば、全身を撫でる心地よい風。見渡す限り広がる碧い珊瑚礁は、何度訪れてもはっと息を呑むうつくしさ。

7月上旬夏の石垣島埠頭に接岸する巨大客船
南ぬ浜町の埠頭に目をやれば、接岸する巨大な客船の姿。どうやら今日は、竹富島は混みそうだ。肌もなかなか危険なことになっているし、近場のビーチにでも行くことにしよう。

7月上旬夏の石垣島朝日に煌めく登野城漁港
海風に吹かれつつ今日の行程の打ち合わせを終え、そろそろホテルへと戻ることに。橋の袂には、朝日に照らされ煌めく登野城漁港。おいしい魚がたくさん揚がる場所。

7月上旬夏の石垣島バスターミナルずらりと圧巻の東運輸おしりビュー
ということでバスターミナルで今日から有効の『みちくさフリーパス』を購入し、真栄里ビーチへと向かいます。

7月上旬夏の石垣島インターコンチネンタル石垣リゾートに併設の真栄里ビーチ
東運輸』の4系統空港線に揺られること16分、八重山合同庁舎前バス停で下車。そこから歩いてインターコンチネンタル石垣リゾートを目指します。

7月上旬夏の石垣島純白の砂浜と碧い海青い空が映える真栄里ビーチ
ホテルの芝生の小径を通り木々の合間を抜ければ、真っ白な砂浜と真っ青な世界が映える真栄里ビーチに到着。市街地からアクセスも良く、人工のビーチとは思えぬ景色が魅力的。

7月上旬夏の石垣島抜けるような夏空とそれを映す碧い海の真栄里ビーチ
ここは天気が怪しげなときに来ることが多かったため、ここまでの快晴は初めてかも。純度の高い夏空の青、陽射しに輝く白い浜。手前の浅瀬は碧く煌めき、リーフの外側には深さを感じさせる真っ青な海。

7月上旬夏の石垣島真栄里ビーチであおさを浴びつつ飲む冷たいオリオン
荷物をおろしTシャツを脱ぎ捨て、早速海へ。ここは外海に面しているため、水温がぬるくないのも嬉しいところ。陽射しに焦げたら海に入り、しっかりクールダウンしたらオリオンをプシュッ!

7月上旬夏の石垣島真栄里ビーチ寄ってくる人懐っこいヤドカリ
なんだろう、真栄里の生き物は人懐っこいのだろうか。海へと入り手足を伸ばせば小さな魚が集まり、ヤドカリも一瞬驚いて引っ込みつつもすぐに顔を出し寄ってくる。

7月上旬夏の石垣島真栄里ビーチ上空を上昇する飛行機
陽射しに海にビールに海風。全力の夏景色を全身で受け止めていると、ジェットの音を響かせ飛行機が急上昇&急旋回。ふぅん、僕らがあれに乗るのはまだまだ先だぁ。そう思っていたこのときの僕は、バカだった。愉しい時間というものは、あっという間に過ぎてしまうものなんだよ。

7月上旬夏の石垣島ジャングル感溢れるふるさと食堂
強い風と心地よい冷たさの海に、気をつけないと長居をしてしまう。肩や鼻の頭、唇に足の甲。色々と危険な予感がするため、今日のところは早めにビーチを切り上げ近くの『ふるさと食堂』でお昼を食べることに。

7月上旬夏の石垣島ふるさと食堂ゆし豆腐アーサそば
ここは滞在中必ず一度は来たい、お気に入りのお店。カレーとそばのセットもいいし、野菜そばや車海老そばも試してみたい。メニューを見てそう逡巡しつつも、今回はゆし豆腐アーサそばを注文。

運ばれてきた刹那、鼻をくすぐる海の香り。たっぷりと載せられたアーサは海の香り豊かで、それでいて決して磯臭くないのが本当に不思議。アーサの風味や塩分が浸みだし、おだしはものすごく上品で深い味わいに。

そんな絶品のおだしとともに、ふるふるとしたゆし豆腐を。島豆腐ならでは、本州の寄せ豆腐には真似できない豆の濃さ。その豊かな風味に海の香りのおだしが合わさり、これだけで一品料理を食べているかのよう。

続いて麺を。八重山そばらしい黄色く食べごたえのある麺で、豆腐やアーサとともにわしわしと噛めば口中が幸せで満たされます。途中でピィヤーシとコーレーグースを加えれば、さらなる味の相乗効によりまた違った表情に。一口ごとに溜息をもらしつつ、あっという間に汁まで残さず完食。

7月上旬夏の石垣島解体を終えた市役所跡地の広い空
やっぱりふるさと食堂は間違いない。旨いそばをこころに刻み、サンエーやマックスバリュを覗いてバスで港へ。ユーグレナモールやゆらてぃく市場に寄り、お土産候補を探します。

ホテルへの帰り道、旧石垣市役所の前を通るとすっかり更地に。去年訪れたときはまだ旧庁舎が残っていたので、これはこれでちょっと寂しく感じる。

揺れるヤシの木、広い空。遠くに並ぶコンクリートの建物に、どことなく海外にいるような不思議な錯覚が。数年後には、また違う景色になっているだろう。それだけ毎年石垣島に通うことができているという実感を胸に、今後も変遷を見守りたいと強く願うのでした。

あおさ全力、やいまな日々。~肌もこころも夏焦がれ~
6月下旬夏空の石垣島最北端の平久保崎から望む八重山ブルーの水平線と白亜の灯台の絶景
2024.6-7 沖縄
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