北海道滞在もいよいよ折り返し地点、3日目です。今日は夜に雪が降り、滑るころには天気は回復し、絶好のコンディション!気持ちよくゲレンデに立つことができます。
昨晩降った新雪を満喫すべく、まずは花園エリアに移動。緩斜面が心地いい初心者コースを、音も無く滑り降りてゆきます。中級~上級コースをガッツリ滑るのもニセコの醍醐味ですが、比較的静かで、林の中を抜けるような花園のコースもまた魅力的です。
グランヒラフの中でも、エースラインとキングラインは圧雪が弱く(圧雪車で圧雪してないかも?)、今年のような雪の少ないコンディションだとすぐにボコボコになってしまいます。
しかし花園エリアはしっかり筋が付くくらい圧雪車で整えているので、気持ちよく滑ることができます。それでもそこはニセコ、圧雪されても雪の軽さは失われません。
花園も人が増えてきてしまったため、キングラインへ戻り昼食を摂ることに。ニセコはゲレ食が比較的高く、味はいわゆるスキー場のもの・・・、という感じでその点だけは残念。
そんな中、ヒュッテキングベルでこの日に食べたカツカレーは当たり!ニセコでオーソドックスなカレーを食べたのは初めてですが、意外と本格的なんです。
ビッグで柔らかいトンカツの上に、スパイスが効きつつもまろやかなルーがたっぷり掛かっています。味もボリュームも満点、来年からはこれが僕の鉄板メニューになりそうです。
お昼をガッツリ食べてまったり休憩していると、いきなり青空が広がってきました。このチャンスを逃すわけにいかない!と急いで頂上へと向かいました。風も止んで、真っ白なアンヌプリと真っ青な空がとても美しい。
羊蹄山も、ヒラフの街も、倶知安までも見渡すことができました。この展望はなかなか巡りあえるものではありません。
本当に気持ちいい!の一言に尽きます。本当にニセコに来て良かったと思える瞬間。雄大なパノラマを満喫しつつ、大きなターンを描いて滑り降ります。
今日はゲレンデも体もコンディションが良く、夕方までしっかり滑りました。普通のコースを滑るだけではもったいないので、上級コースにも挑戦!
これまでも短い上級コースは普通に滑ってきましたが、敬遠してきた「スーパーコース」に挑みました。ちなみに昨年は惨敗。コケまくりました。
毎朝この「センターフォー」リフトでゲレンデに向かうのですが、その横を行くのがスーパーコース。未圧雪&急斜面で踏み込むには勇気が要ります。
コントラストが弱いのでイマイチ斜度が伝わりにくいかもしれませんが、前方のリフトの傾斜を見ていただければ少しは分かっていただけるでしょうか。上に立つとまさに崖。足元がまったく見えず、いきなり下に向かって落ち込んでいます。
そんなヘタレを繰り返しても上手くなれない!と気合を入れ、コースの中でも斜度のきつい林沿いを頑張って降りていきます。本州では間違いなく行きたくないコース。確実に停まれるという安心感を与えてくれるニセコの雪が、挑戦する勇気を与えてくれました。
いざ滑り始めると、意外と平気。コブで転ばないように気をつけながら確実に降りていけば、結構たのしいかも!去年あれほどコケたはずなのに、今年は2コケでクリア。毎年亀の歩みながらちょっとずつ上達しているのかもしれません。
スーパーコースを2本滑り、足がパンパンになったところでホテルへ戻ることに。温泉でゆっくり足をほぐし、ペコペコのお腹を満たすためレストランへGO!この2日間日本酒三昧だったので、今日は余市ワインを頂きました。
今日はワインに合うメニューが中心。「マグロのカルパッチョ仕立」、「鶏の南蛮漬」はさっぱりとした美味しさでヘルシー。
そして「自社農園産ポテト三種盛」が旨い!男爵・キタアカリ・紫いもをそれぞれ違う味付けでポテトサラダに仕上げています。角切りにされた芋が、それぞれの特徴を主張し合い食べ比べが楽しい一品。
「揚げ豆腐の蟹あんかけ」。上品な味の餡が、熱々の豆腐に絡んで美味。洋食だけではなく、和食もしっかりおいしいのが嬉しいところ。
そして今日の大ヒット作、「イカのごろ焼き」。メニューを見て、いわゆるしょうゆ味のわた焼きが出てくるんだろうな~、と思っていたら大間違い!
ニンニクとたかのつめをアーリオオーリオしたオリーブオイルとイカのわたでソースを作っています。味のイメージとしては、ペペロンチーノにイカのわたでコクをプラス、といったところ。
こんなイタリアンなごろ焼き、初めての経験です。激ウマ!ニンニクとたかのつめがイカわたの臭みを上手く消しており、普段わたなんて絶対に食べられない相方さんも、これは食べることができました。またワインに良く合う。さらにご飯にも。ご飯にソースをたっぷり掛けて食べすぎちゃいました。
「ハーブ豚のソテー」。柔らかい豚肉に、カビ系のチーズで作られたフォンドゥ風のソースが掛かっています。赤ワインにチーズ、合いすぎ。もう言うことありません。
部屋でのお供は、行きのバス休憩で立ち寄ったきのこ王国で仕入れた、「道民還元」ワイン。原料から製造まで、全て北海道で行っているそうで、還元というだけあり、価格は780円。さすがに外国ワインほどのボディーはありませんが、葡萄の味が活きた飲み易いワイン。
ジェイファースト滞在も今晩が最後。また来年まで来ることができません。最後の夜を温泉&ワインで楽しみました。
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