銀嶺つむいで大糸線 ~鉄路でなぞる塩の道 3日目 ③~ | 旅は未知連れ酔わな酒

銀嶺つむいで大糸線 ~鉄路でなぞる塩の道 3日目 ③~

2月上旬信濃大町商店街のアーケード越しに望む白銀の山並み 旅グルメ

ちょうじやで塩の道とともに栄えた大町宿の歴史に触れ、再びのんびり街歩きへ。大通りを進んでゆくと、アーケードの途切れた先に連なる白銀の山並み。人々の暮らし香る街並みと北アルプスの鮮烈な対比に、何度でも息を呑んでしまう。

2月上旬信濃大町渋い佇まいの造り酒屋市野屋
銀嶺の輝きを眼に焼き付け、駅方向へと引き返すことに。商店街の一画に佇む渋い建物は、創業160年近くになる造り酒屋の市野屋。今回は時間の都合で断念しましたが、次来るときはお邪魔してみなければ。

2月上旬信濃大町青い照明と陽射しを通す屋根が印象的なアーケード大町名店街
塩の道ちょうじやのほかに、もうひとつ訪れてみたい場所が。大通りを曲がり進んでゆくと、昭和で時が止まったかのような濃密な空間が。

ここ大町名店街は、半世紀以上前にできたアーケード。光を通す屋根と連なる味わい深い看板、レトロな雰囲気を持つ青い照明が印象的。昼間もいいけれど、夜もまた魅惑の風情に溢れているに違いない。

2月上旬信濃大町明治元年築のタカラ食堂
名店街の夜の賑わいを想像しつつ歩く、静かな住宅街。お昼ごはんを食べる予定のお店を目指して進んでゆくと、これまた味わい深い建物が。このタカラ食堂は、明治元年に建てられたものだそう。歴史の滲む佇まいに、思わず誘惑されそうに。

2月上旬信濃大町国の登録有形文化財平林家住宅塩の道ちょうじや
信州といえばのおそばと渋い建物の誘惑を振り切って歩いてゆくと、再び出会った塩の道ちょうじや。迫力ある白漆喰の切妻をみせる姿は、先ほどとはまた違った美しさ。

2月上旬信濃大町こまつうどん店
ちょうじやの前の角を曲がり進んでゆくと、お目当てのお店である『こまつうどん店』に到着。ここには大町といえばのアレの変化球バージョンがあるのです。

2月上旬信濃大町こまつうどん店黒部ダムカレーうどん
注文して待つことしばし、お待ちかねの黒部ダムカレーうどんが運ばれてきます。信州そばの誘惑をも超える、この魅惑の組み合わせ。カレーをうどんとライスで楽しめ、更には串カツまで付いてくるという一度で三度おいしい一皿。

まずはカレーに沈んだうどんをずるっと。さすがは専門店だけあり、うどんはつるりもちもちとした食感。手打ちならではの揺らぎのある形状がルーを適度に口へと運び、小麦とカレーの好相性を存分に楽しめます。

カレーはだしが効いていながらどろりとした濃厚さ。カレーうどんから想像するものよりもスパイシーで、しっかりと煮込まれ溶け込んだ具材の旨味を香辛料が引き立てるよう。

おいしいカレーうどんを平らげた後は、ご飯を崩してカレーライスに。黒部ダムの堤体を破壊するという背徳感を味わいつつひと口頬張れば、うどん相手とはまた違ったおいしさに変化。串カツもさっくりと揚げられており、濃い目のルーとの相性もバッチリ。

2月上旬冬晴れに佇む信濃大町駅
うどんとご飯、炭水化物好きには堪らないダムカレーにお腹も味覚も満たされ、大町を離れる時間に。今回はお昼ご飯を兼ねて立ち寄りましたが、今度はじっくり時間を掛けて訪れてみたい。そんな次回への宿題を胸に、改札口へと吸い込まれます。

2月上旬信濃大町駅跨線橋から望むアルプスの山並み
列車の発つホームへと向かうため跨線橋へ。これはもしや?と振り返れば、小さな窓に切り取られた絶景が。ほの暗い屋内と、あまりにも輝く銀嶺と冬晴れの空。その強烈な対比は、額に納められた一幅の絵画のよう。

2月上旬信濃大町駅ホームから望む白銀に輝く山
不意を突かれたような鮮やかな美しさに心揺さぶられ、感動しきりのままホームへ。するとそこには、目を見張るような大パノラマが。この時期ここへ来て、本当に良かった。空を支えるかのように連なる銀嶺の姿に、ただただ圧倒されるばかり。

2月上旬信濃大町駅E127系大糸線松本行き列車
全身にアルプスの輝きを受け取っていると、程なくして列車が到着。賑わう車内へと乗り込み、流れゆくアルプスを望めるロングシートに陣取ります。

今回購入したのは、都区内発都区内行きの一筆書き乗車券。糸魚川、平岩、そしてここ信濃大町と途中下車を繰り返す旅。スキーや山帰りの乗客に交じりつつ、次なる目的地を目指します。

銀嶺つむいで大糸線 ~鉄路でなぞる塩の道~
2月上旬姫川温泉朝日荘客室から望む大糸線夜汽車の情緒
2023.2 新潟/長野
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●1日目(東京⇒糸魚川⇒姫川温泉)
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●2日目(姫川温泉滞在)
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●3日目(姫川温泉⇒大町⇒穂高⇒松本⇒東京)
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