吾妻山麓、無垢の富湯。~1日目 ②~

福島駅入口

宇都宮での充実した寄り道を楽しみ、いよいよ冬旅の舞台である福島駅に到着。久々に降り立つ福島駅に懐かしさを覚え、東北へまたこうして来ることができたことの悦びを噛み締めます。

福島駅西口の積雪を踏む
メインである東口側でお酒を仕入れ、宿の送迎バスが発着する西口側へ。バスの時間までまだ余裕があったので、駅の周りをぶらぶら歩きます。

そこで見つけた、誰もまだ踏んでいない白い新雪。そうだよ!これだよ♪これを味わいたかったんだよ!!久々の純白との再会に、早くも冬の幸せに包まれます。

冬の高湯温泉旅館玉子湯
福島駅西口から無料の送迎バスに揺られること約40分、高湯温泉は『旅館玉子湯』に到着。10年以上焦がれ続けてきた宿に泊まる機会が得られ、もう気分も期待も絶好調♪本当に、本当に、来たかったんだ・・・。

豪雪の高湯温泉冬の旅館玉子湯1階の絶景部屋
チェックインを済ませていざお部屋へ。案内される途中に「露天風呂への出入り口のすぐ隣のお部屋ですから。」と言われ、はっと思い当たる節が・・・。もしかしたら、もしかするかも!?と期待して部屋に入ってみると・・・。

豪雪の高湯温泉冬の旅館玉子湯1階の部屋特等席から眺める明治の湯小屋玉子湯
あぁ~。大袈裟ではなく、本当にこんな情けないため息がもれてしまいます。だって、このお部屋、一番の特等席ではないですか。

明治時代から続く歴史ある湯小屋と、それを飲みこまんと積もる雪。この宿の象徴ともいえる玉子湯と、雪に埋もれた庭園を一望できるなんて。そしてここに連泊できるなんて。

豪雪の高湯温泉冬の旅館玉子湯雪に埋もれた明治の湯小屋玉子湯
十年来の憧れの宿、それもこの宿で一番眺めのいいお部屋に連泊。この冬一番の幸せに、寒さも忘れて身も心も火照ってしまう。そんな昂る気持ちをようやく鎮め、お待ちかねの温泉へと向かいます。

出入り口から出ると、目の前に建つのが内湯の玉子湯。明治時代からの湯屋は黒々とした木の渋さを身にまとい、純白の雪との対比が絶妙。

豪雪の高湯温泉冬の旅館玉子湯雪積もる露天風呂への道
玉子湯への入湯は後にし、まずは露天風呂へと向かいます。その道の両脇、いや、この谷全てを埋め尽くす白い雪。冬の早い夕暮れの気配が、モノクロームの世界をより強く演出します。

豪雪の高湯温泉冬の旅館玉子湯雪に覆われる露天風呂の茅葺屋根
渓谷沿いの道を下り、茅葺の小屋に到着。天渓の湯、天翔の湯の2つの露天が左右に設けられ、日替わりで男女が入れ替わります。

時刻は夕刻、丁度チェックインが重なっているようで、お風呂には絶えず人がいたため写真は遠慮しました。でもあせらない、あせらない。これから二泊、時間はたっぷりあるのだから。ということでお風呂のご紹介はまた後ほどに。

豪雪の高湯温泉冬の旅館玉子湯湯上がりに眺める明治の茅葺湯小屋玉子湯
長い間焦がれ続けてきたお湯との出逢い。これぞ温泉という色と香り、そして湯けむりに包まれ眺める雪。念願の雪見風呂を存分に愉しみ、部屋へと戻ります。

その道中、やはり目を引く玉子湯の茅葺湯小屋。この建物の放つ存在感は、経てきた時間の重さそのもの。大切に守られ続けた湯屋は、レトロ調ではない本当の歴史を感じさせます。

豪雪の高湯温泉冬の旅館玉子湯明治の茅葺湯小屋を眺めながら湯上がりのビール
お湯だけではなく雪と風情に逆上せてしまいそう。部屋へと戻り、そんな火照った心と体を冷たいビールでクールダウン。と思ったのも束の間、やはりこの眺めにやられてしまう。苦いラガーを味わいながら眺める冬の玉子湯。あぁぁ、また情けないため息が漏れてしまう。

豪雪の高湯温泉冬の旅館玉子湯1階の特等席部屋一面に広がる銀世界
部屋一面に大きく取られた窓。そこに広がるのは、日本の冬という季節の贈り物。

僕の幸せは約束された。この眺めとあのお湯さえあれば、もう何もいらない。宿に着いてから何度嬉しいため息を漏らしただろうか。ここに連泊できる幸せとこれから流れる時間への期待に、早くも胸がいっぱいになるのでした。

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