錦秋の岩代路 ~秋の福島ひとり歩き 4日目 ④~

夕方の土湯温泉街

紆余曲折あり、やっとたどり着いた土湯温泉。本来の予定ならば14時過ぎには到着し、足湯めぐりや温泉街をぶらつくはずでしたが、もう時刻は16時過ぎ。

今夜の宿である不動湯温泉はここから更に山道を歩かなければならないので、日が暮れる前に急いで向かうことにします。

福島土湯温泉大きなこけしが目印の橋

こけしの街土湯に相応しい、この大きなこけしが目印の橋を渡り、道なりに車道をぐんぐん登っていきます。これがまた今日の僕にはきついこと。

秘湯不動湯温泉への入口

車道を進むと、宿や人家も無くなって道幅も細くなり、かなり心細くなりますが、ちょうどそんなときにこの看板が現れます。

秘湯不動湯温泉への未舗装の道

未舗装の道へと入ると更に勾配は増し、さながら登山道のよう。大小の石や雨による洗掘の跡もあるので、十分足元に注意をしなければなりません。

そして、街灯の類はもちろんないので、徒歩によるチェックインは日暮前までに限られます。本当にぎりぎり、危なかった・・・。

秘湯不動湯温泉への道途中で沢を渡る

道は更にクネクネと登り、赤い橋で沢を渡ります。ここまで歩けば残り半分は切っているでしょうか。あともうひと頑張りです。

暮れ始めの福島秋の山並み

荒川の谷に位置する土湯温泉からひたすら登り、視界が開けたと思ったらこの高さ。先程まで彷徨っていたのはあの色づく山並のどこか。安息の地を目前に、感慨も一入です。

今日一日、本当に歩きました。距離にして約25km。平地でなら何とか歩いたことのある距離ですが、国道とはいえ山道では初めてのこと。最後は気合で乗り切りましたが、よく膝や足を痛めなかったものです。

もうあとひと踏ん張りすれば、体も心もほぐしてくれる秘湯、不動湯温泉が僕を迎えてくれます。

錦秋の岩代路~秋の福島ひとり歩き~
燃えるような紅葉に包まれた安達太良山
2011.10 福島
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