盛夏万緑、みちのくへ。~ヤーヤドーに逢いたくて 5日目 ⑦~ | 旅は未知連れ酔わな酒

盛夏万緑、みちのくへ。~ヤーヤドーに逢いたくて 5日目 ⑦~

夏の弘前ねぷた天を突く市役所の市章入り提灯 旅行記

やぁ~やど~!の掛け声に合わせ、勢いよく天を突く市章入りの提灯。卍のあしらわれた提灯が姿を現せば、市役所のねぷたはもうすぐ。

夏の弘前ねぷた祭りのお供に六花酒造のりんご酒ワンカップ
これまで以上に大きなねぷたが次々とやってくる祭りの後半戦。それに備えるべく、次なるお供を開けることに。六花酒造のりんご酒が満たされた、こぎん刺し模様のりんごの絵がかわいいワンカップを開けます。

夏の弘前ねぷた卍型の立派な市役所ねぷた
地酒とりんごの良いとこどりといった爽やかな甘酸っぱさを味わっていると、真っ赤な卍の市役所ねぷたが。一目惚れし、通い続けてもう8年。今年も運よく休みと宿が取れ、こうしてここに立ち会えることの幸せを噛みしめます。

夏の弘前ねぷた夜空に輝くたか丸くん
たか丸くん、今年も本当にありがとね!こうして君に会えるのも、今年は今夜が最後。また来年も、絶対に会いに来るからね!

夏の弘前ねぷた夜空に映える市役所ねぷた
かわいいたか丸くんの後を追い、連なるように流れ来る大きな市役所のねぷた。その巨体をゆっくりと回転させ、沿道を埋める人々にその美しさを余すことなく披露します。

夏の弘前ねぷた光り輝く為信公の組ねぷた
夜空にひときわ輝く、為信公の組ねぷた。江戸時代からの伝統を受け継ぎ光に彩られる城下町を、藩祖である為信公もきっと眺めていることでしょう。

夏の弘前ねぷた様々な形のねぷたが並ぶ隊列
扇ねぷたに組ねぷた、タコや福助さんなど様々な形のねぷたが並ぶ隊列。次から次へとやってくる灯りの応酬に、飽きる暇などあるはずがありません。

夏の弘前ねぷた光る眼力が印象的な扇ねぷたの鏡絵
建物の高さに匹敵するほどの大きさを誇る扇ねぷた一面に描かれる、勇壮な鏡絵。光に輝く眼力が、その勇ましさを一層印象深いものとしています。

夏の弘前ねぷた今なお弘前の人々に愛される為信公
猛る馬に跨り、鋭く睨みを利かす為信公。幾多ものねぷたに描かれるその姿に、いかに弘前の人々に愛されているかが伝わるよう。

夏の弘前ねぷた夕日に聳える岩木山と雲海を舞う鷹
夕空に黒々と聳える岩木山に、雲海を舞う二羽の鷹。古くは鷹岡と呼ばれていた弘前の象徴が、見事な美しさをもって描かれています。

夏の弘前ねぷた細川ガラシャの見送り絵
夜空に燦然と輝く、細川ガラシャの見送り絵。紙に再現されたステンドグラスの鮮やかな美しさに、思わず目が釘付けに。

夏の弘前ねぷた夜の街を駆ける騎馬
キリシタンの儚さに彩られたねぷたが去ったかと思えば、夜の街を颯爽と駆ける光り輝く騎馬の姿が。骨組みと紙でできているとは思えない躍動感に、命が宿っているのではと錯覚してしまうほど。

夏の弘前ねぷた騎馬に跨る為信公
津軽の夜空に再び姿を現した、騎馬に跨る為信公。それぞれのねぷたに描かれる様々な表情を見比べるのも、幾多ものねぷたが次々と運行する祭りの醍醐味のひとつ。

夏の弘前ねぷた額と開きに施された美しい装飾
存在感ある鏡絵や見送り絵に目が行きがちですが、ねぷたはその細部にまで美しい装飾が施されています。額と呼ばれる台座には凛々しい武者が描かれ、その上の開きには牡丹やそれに見立てた獅子が華やぎを添えています。

夏の弘前ねぷたくるくると回りながら愛嬌を振りまく金魚ねぷた
くるくると回りながら、沿道に愛嬌を振りまくかわいい金魚ねぷた。動くごとに夜風を受け、大きなひれを艶やかに揺らします。

夏の弘前ねぷた鮮やかに輝く龍魚と虎
今年は特に目立つように感じる、虎の見送り絵。龍と対で描かれているものが多く見受けられましたが、こちらは吉兆の象徴とされる龍魚と共に睨みを利かせています。

夏の弘前ねぷた夜空を彩る鬼瓦と七福神
重厚さを感じさせる鬼瓦と、福々しさ漂う七福神。静と動、モノトーンと色彩の見事な対比に、思わず言葉を忘れて見入ってしまう。

夏の弘前ねぷた夜空を焦がす不死鳥
目の覚めるほど、鮮やかに夜空を舞う不死鳥の姿。令和という新しい時代を迎えた今年、人々の寄せる思いが様々な形で描かれています。

夏の弘前夜の街を優雅に泳ぐ津軽錦
夜の街を優雅に泳ぐ、艶やかな津軽錦。大きくひらひらとした尾びれに、ふっくらとした丸みを持つ美しい金魚。厳しい弘前藩の財政を支えようと生まれた金魚は、今では縁起物として津軽の夜を彩り続けています。

夏の弘前ねぷた鮮やかな色彩で描かれる川中島の戦い
鮮烈な色彩で描かれる、川中島の戦い。光と色彩の洪水が、臨場感をもって津軽の夜空を焦がします。

夏の弘前ねぷた漆黒の夜空に猛る龍虎
漆黒の夜空に、激しく猛る龍虎の図。躍動感ある迫力ある姿も、ひと夏限りの儚い絵巻。7日限りという短さが、その美しさに若干の切なさという彩を与えているのかもしれない。

夏の弘前ねぷた凛々しい表情を見せる馬
勇壮な武者にも負けず、凛々しい表情を見せる騎馬。荒ぶる鬣からは、今にも絵から飛び出してきそうな生命力すら感じさせるよう。

夏の弘前ねぷた鮮やかに夜空を染める光の洪水
弘前の夜空を染めあげる、幾多もの光の洪水。次から次へと繰り広げられる目くるめく色彩は、現実離れした夢の世界へと迷い込んでしまったかのよう。

途切れることなく繰り返される、真夏の世の夢。津軽の夜を焦がす熱さは、更に激しさを増してゆくのでした。

盛夏万緑、みちのくへ。~ヤーヤドーに逢いたくて~
青い田園の先に聳える岩木山
2019.7-8 青森/秋田/山形/宮城
旅行記へ
●1・2日目(東京⇒八戸⇒蔦温泉)
 ///
●3日目(蔦温泉滞在)
 /
●4日目(蔦温泉⇒青森⇒弘前)
 ///
●5日目(弘前・黒石周辺)
 ///////
●6日目(弘前⇒象潟)
 ///
●7日目(象潟⇒酒田⇒赤倉温泉)
 ///
8日目(赤倉温泉滞在)
●9日目(赤倉温泉⇒松島⇒仙台⇒東京)
 ///

コメント

タイトルとURLをコピーしました