盛夏万緑、みちのくへ。~ヤーヤドーに逢いたくて 7日目 ①~

金浦温泉学校の栖中庭

金浦で迎える穏やかな朝。平屋に囲まれた中庭からはまぶしい朝日が射しこみ、飼われている比内鶏のころころとした鳴き声が学び舎の名残を感じさせるように響きます。

金浦温泉学校の栖朝食
濃厚な硫黄泉の成分と香りを朝から体へと取り込み、お腹もすいたところで朝食の時間に。食卓には焼き鯖や納豆、切り干し大根の煮物など和の品々が並びます。おかずと共に味わう、ホカホカの美味しいご飯。朝風呂を浴びた後の心身に、その贅沢が一層沁み入ります。

象潟駅近くから望む雄大な鳥海山
出発前に最後の硫黄分補給を終え、宿をチェックアウト。この日はお願いして象潟駅まで送迎して頂きました。電車の時間まではまだもう少し。駅の近くをぷらぷらしていると、昨日は頭を見せてくれなかった鳥海山が、夏空のもと雄大に裾野を広げています。

羽越本線701系普通列車酒田行き
初の滞在にして、日本海の青さから九十九島の奇景、濃厚な濁り湯とたっぷり満喫した象潟のまち。酒場放浪記をきっかけに知り、やっと訪れることのできたこの地に別れを告げ、羽越本線で次なる街へと向かいます。

羽越本線車窓から望む日本海沿いの漁村の風情
列車は象潟の街を抜け、再び日本海沿いを走るように。進むごとに違う表情を見せる、海のある車窓。重たい色をした黒瓦の連なる姿は、濃厚な漁村の風情というものを体現するかのよう。

羽越本線車窓から望む海水浴場
五能線と共に、車窓美で知られる羽越本線。繰り広げられる様々な車窓は、乗っているだけでも楽しくしてくれる。つい先ほど日本海での暮らしを感じたかと思えば、ひょこっと現れるパラソル並ぶ小さな浜辺。ビーチには、短い東北の夏を楽しもうとたくさんの海水浴客が集っています。

羽越本線緑豊かな庄内米の田んぼの先に聳える鳥海山
視線を反対へと移せば、元気に葉を伸ばす田んぼを見守るように横たわる鳥海山。秋田と山形に跨り、出羽富士の異名を持つこの山。先程象潟から見たのは秋田富士、そして今見ているのが庄内富士。見る側により、それぞれ違う美しさを持っています。

羽越本線酒田駅
象潟から山海まみえる目くるめく車窓を味わうこと約40分、酒田駅に到着。ここで一旦途中下車し、一度は訪れてみたいと願っていたあの場所を目指します。

酒田にある大きなお寺
古くから、鶴岡と並び庄内地方の中心都市として栄えてきた酒田。のんびり歩いていると、その歴史を感じさせるような街並みがそこかしこに姿を現します。

酒田市役所近くの廻船問屋旧鐙屋
大きなお寺の並ぶ寺町を抜ければ、酒田の中心地。商店街を歩いてゆくと、市役所近くに立派なお屋敷が。ここは江戸時代に繁盛した廻船問屋、旧鐙屋。その佇まいから、北前船のもつ経済への影響力の大きさに思いを馳せます。

あぁ、時間がなぁ。今度はゆっくり訪れよう。寺町散策や鐙屋の見学は次回への宿題とし、いつかはと思い続けてきたあの名所を目指し更に進みます。

盛夏万緑、みちのくへ。~ヤーヤドーに逢いたくて~
青い田園の先に聳える岩木山
2019.7-8 青森/秋田/山形/宮城
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●1・2日目(東京⇒八戸⇒蔦温泉)
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●3日目(蔦温泉滞在)
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●4日目(蔦温泉⇒青森⇒弘前)
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●5日目(弘前・黒石周辺)
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●6日目(弘前⇒象潟)
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●7日目(象潟⇒酒田⇒赤倉温泉)
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8日目(赤倉温泉滞在)
●9日目(赤倉温泉⇒松島⇒仙台⇒東京)
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