錦零れる秋いわて ~いで湯ともみじに染められて 4日目 ①~

休暇村岩手網張温泉で迎える錦秋の朝

窓の明るさに気づき目覚める爽やかな朝。朝風呂を楽しむべく白泉の湯へと向かう道中、廊下からはこの雄大かつ爽快な眺め。朝日を浴びた秋の大地は、文字通り錦色に輝いています。

休暇村岩手網張温泉2泊目朝食
シルキーな網張のお湯に戯れ、すっかりお腹もすいたところで朝食を。切り干しにひじき煮、茎わかめや漬物たち。僕が選ぶとかなり地味な絵面になってしまうのですが、どれもご飯のお供に鉄板の品々。お気に入りの味噌とろろや納豆も手伝い、結局大満腹になってしまいました。

休暇村岩手網張温泉秋晴れに染まる雫石の町
良い湯、地の味、良い眺め。初めての休暇村でしたが、とてもいい時間を過ごすことができ大満足。次はやっぱり、仙女の湯のリベンジだな。そんな再訪の予感を抱きつつチェックアウト。送迎バスの時間まで余裕があるので、宿の周りをのんびり歩くことに。

休暇村岩手網張温泉秋色の乳頭山とスキー場
秋色のスキー場越しに眺める、烏帽子岳。秋田との県境を成すその山は乳頭山とも呼ばれ、麓には有名な乳頭温泉郷を抱えています。あと数か月もすれば、きっと一面白銀の世界。静かに佇むスキーセンターに、間もなくやってくるであろう賑わいを重ねてみます。

休暇村岩手網張温泉宿を飲み込むように染まる紅葉の山並み
到着時からずっと頭を見せなかった背後の山も、今日はこんなにくっきりとその姿を見せています。宿を飲み込むように染まる、紅葉に彩られた山腹。抜けるような秋晴れに浮かぶ稜線は、この時期ならではの美しさ。

休暇村岩手網張温泉秋晴れに浮かぶ早池峰山
ゆったりと広がる裾野へと目をやれば、水色に染まる岩手の大地。きらきらと秋の日差しを映す田園と、秋空に溶けゆくように連なる深い山並み。胸のすくような眺めに、言葉すら忘れしばし佇みます。

休暇村岩手網張温泉吊り橋を彩る紅葉
雄大な眺めを楽しみつつ、薬師の湯へと続く木道を歩きます。吊り橋が越える湯ノ沢沿いには、鮮やかに色付く木々の姿が。秋の陽を受け、今年最後の輝きを放つよう。

休暇村岩手網張温泉思い思いの色に染まる紅葉
みんなそれぞれ、思い思いの色に染まる木々たち。この一枚に、一体どれだけの色彩が含まれているのだろうか。自然の織り成す多様な色合いに、思わず息を呑み見とれてしまう。

休暇村岩手網張温泉秋色に染まる蔦
木に絡まる蔦さえも、その装いを秋色に。青く染まる雫石の田園風景に鮮やかな錦を添えるかのように、静かに風に揺れています。

休暇村岩手網張温泉湯ノ沢を彩る紅葉した木々
絹のようないで湯で満たしてくれた、網張温泉。最後の最後で、錦に彩られる美しさも味わわせてくれた。秋晴れに染まる紅葉の余韻に浸りつつ、送迎バスへと乗り込みます。

休暇村岩手網張温泉送迎バスから眺める秋の小岩井農場
バスは岩手山の裾野をひたすら駆け下り、車窓には牧歌的な風景が広がるように。長年の風雪に耐え渋い佇まいをみせる木造の畜舎と、ゆったりと草をはむ牛たちの姿。美味しい乳製品の故郷は、岩手の美しい自然に抱かれています。

盛岡駅から眺める秋の岩手山
雄大な車窓を楽しむこと約1時間、送迎バスは盛岡駅に到着。僕はさっきまで、あの山の懐にいた。優美に裾野を広げる岩手山に、網張での記憶を重ねます。

盛岡駅ビルフェザン地下盛岡冷麺寿々苑
硫黄の香と錦秋の余韻に浸りつつ、盛岡名物で昼食を。今回は駅ビルフェザンの地下に位置する『寿々苑』に初めてお邪魔してみることに。

盛岡駅ビルフェザン地下寿々苑盛岡冷麺別辛
冷たいビールを片手に待つことしばし、お待ちかねの盛岡冷麺が到着。今回はキムチ別添えの別辛を頼みました。まずは澄んだスープをひと口。その見た目通りすっきりとしていながら、しっかりと旨味が感じられます。

続いて適量の汁とともにカクテキを加えます。そう、やっぱり盛岡冷麺はキムチ汁込みでの完成形。すっきりと潔い辛さを持つ漬け汁が、さっぱりとしたスープに華やかさを与えてくれるよう。

透明感のある麺は、つるつる、プリプリ、強いコシ。本場盛岡でこの食感を味わってしまうと、もう東京で冷麺を食べる気がしなくなる。そんな魅惑の歯ごたえを、旨いスープとともに一気に手繰ります。

さすがは麺の都、盛岡。今回も美味しい冷麺に出会え、もうすっかり大満足。やっぱり盛岡、好きだなぁ。通えば通うごとに魅かれてしまう。この地を発つ前から再訪を誓い、改札口へと向かうのでした。

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