みんさー色の夏 ~暮らすようにやいま旅 3日目 ④~ | 旅は未知連れ酔わな酒

みんさー色の夏 ~暮らすようにやいま旅 3日目 ④~

6月下旬人の少ない竹富島安永観光で石垣島に戻る 旅グルメ

現実とは思えぬほどの鮮烈さと穏やかさで満たしてくれた竹富島に別れを告げ、石垣島へと帰る時間。絵具を流したかのような見事な青さを湛えた港に、『安永観光』の高速船が滑り込みます。

6月下旬人の少ない安永観光高速船速度を上げて石垣島へ
船は港外へと出ると、エンジンの爆音も高らかに一気に加速。あっという間に船窓から遠ざかる、海の上に薄く浮かぶ緑の楽園。竹富島、本当に大好き。また明日も、来るからね。滞在中まだまだ来るチャンスがあるというのに、船上からの別れに何となく少しばかり寂しくなってしまいます。

石垣市役所近くの島そば一番地
エンジンの轟きと波しぶきに彩られた豪快な船旅を楽しむことあっという間の15分、石垣島へと到着。離島ターミナルから市役所方面へと歩き、ずっと気になっていたお店、『島そば一番地』石垣本店で遅めのお昼をとることに。

石垣市役所近くの島そば一番地島そば(八重山そば)
どこか懐かしいような風情に包まれた店内で待つことしばし、お待ちかねの島そばが運ばれてきます。その瞬間、鼻をくすぐるだしの香り。見た目通りの優しく穏やかな良い香りが、あたり一面に漂います。

まずはその澄んだ清らかなおだしをひと口。豚の赤身と骨からとったというスープは余分な油や獣感を全く感じさせず、口中に穏やかな旨味がすっと広がります。味付けも薄すぎないギリギリの丁度良い塩梅で、そばのだしというより上品なお吸い物を飲んでいるといった感覚。

続いては、白さが目を引く麺を。硬すぎず、それでいてしっかりと歯ごたえのある独特の食感。噛めば小麦の風味が感じられ、優しいだしの旨味と相まって素朴で丁寧な旨さに溢れています。

麺を啜り、おだしをひと口。時折はさむ豚肉やかまぼこが新たな食欲を誘い、また次のひと口へといきたくなる。延々ずっと手繰っていたいと思えるような優しい一杯を、一滴残さずあっという間に平らげてしまいました。

焼肉バカ一代石垣島店
手作りの優しさあふれる八重山そばで満腹になり、ホテルに戻り一旦休憩。シャワーで汗を流してごろりとしていたら、いつしかまどろみあっという間に夕方になってしまいました。日焼けをすると異様に眠くなる、これって僕だけなのでしょうか。

ということで、昼食の後はもう夕食の場面。石垣島は魚も美味しいけれど、石垣牛や美崎牛といったお肉も美味しいところ。今回は繁華街からはちょっと離れた場所に位置する、『焼肉バカ一代石垣島店』にお邪魔してみることに。

焼肉バカ一代石垣島店無料券でもらったホルモン盛り
お店に向かう途中、店員さんが配っていたチラシをゲット。提示するとホルモン盛りが無料とのことなので、まずはそれをお願いします。お肉を待つ間、タレや薬味を自由に選べるカウンターで好みのものを選んでおきます。

そして運ばれてきた、ホルモン盛り。こちらのお店では石垣牛やあぐー豚の精肉やホルモンを主に使っているそうで、美味しそうな色つやをしています。シマチョウや豚の小腸は、甘い脂がジュワっとジューシー。絡めてあるタレも美味しく、オリオンがグングン進んでしまいます。

焼くと干からびて美味しくなくなりがちなセンマイも、ジャキッとした歯ごたえと臭みのない独特の風味が印象的。焼いたセンマイが美味しいと感じたのは、本当に久しぶり。豚の胃袋は歯ごたえと共に旨味が広がり、豚の内臓ってこんなにクセがなくて美味しいものだったんだと驚きます。

焼肉バカ一代石垣島店厚切り牛タンタンポポ
続いては、厚切りの牛タンに食べやすく切れ目を入れたタンポポ。きつね色にこんがり焼けば、表面はカリっと香ばしく中から溢れる旨味の詰まった肉汁。厚切りならではの美味しさを味わいます。

焼肉バカ一代石垣島店ハラミと石垣牛上ロース
続いて注文したのは、ハラミと石垣牛の上ロース。ハラミはしっかりとした赤身の味と適度な弾力があり、肉らしい旨さを味わえます。石垣牛の上ロースは、そのサシの入った見た目とは裏腹に全然しつこくない。上品な脂の甘味と旨味が、ほどける食感と共に広がります。

焼肉バカ一代石垣島店石垣牛レバー
最後の〆にと選んだのは、石垣牛のレバー。大ぶりで少々厚めのレバーは、程よく焼くと中がふんわり、とろり、甘い旨い!ここしばらく牛レバーに飢えていたので、この旨さはシンプルに心に沁みました。

6月下旬人の少ない石垣島夕闇迫る港湾と海上保安庁巡視船のシルエット
美味しいお肉とオリオンをたらふく楽しみ、大満足でお店を後にします。ホテルへと戻る前に、食後の散歩にと港湾へ。

時刻はもうすぐ20時。それなのに、西表の背後に残る陽の気配。いつもは大型客船が遠くに見えるこの築港も、今日は響く波音と美しい色合いに染まるのみ。

この静かさ、好きだなぁ。まもなく夜に呑まれようとする穏やかな海をぼんやり眺め、いつかこんな暮らしができたらと夢見心地で夜風に揺蕩うのでした。

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