ただ八重山に、居られるだけで。~2年ぶりのほんとの夏 8日目 ②~ | 旅は未知連れ酔わな酒

ただ八重山に、居られるだけで。~2年ぶりのほんとの夏 8日目 ②~

6月中旬梅雨明け直後の石垣島旅の最後に米原ビーチへ 旅行記

南ぬ島石垣空港からバスに揺られること25分、この旅最後の目的地の最寄りである米原バス停に到着。今日も入口のお店でビールを仕入れ、米原ビーチへと向かいます。

6月中旬梅雨明け直後の石垣島真っ白な砂浜と碧い海の米原ビーチ
それにしてもあおい、あおすぎる。白い雲を浮かべる夏空はどこまでも青く、無限の碧のグラデーションに染まる海。その境を区切るのは、豊かに茂る深い緑。良かった。今年も八重山のあおさに逢えて、本当に良かった。

6月中旬梅雨明け直後の石垣島米原ビーチの美しい砂浜と海
あと数時間でこの島を離れなければならないというのに、最後の最後まで僕を引き留めるかのように全力で輝く夏模様。洪水のように網膜へと押し寄せるこの眩さを、次へと繋げるための約束として持ち帰ろう。

6月中旬梅雨明け直後の石垣島米原ビーチで飲むオリオンビール50周年復刻缶
全身全霊を傾けて、最後に浴びる八重山のあお。その時間を豊かにしてくれるのが、島の気候に育まれてきたオリオンビール。復刻版の古き良きデザインを愛でつつ、この旅最後の爽快な苦みを喉へと流します。

6月中旬梅雨明け直後の石垣島米原ビーチで食べる金城かまぼこチーズぼーる
漲る八重山の夏を五感で味わうべく、海を見ながらここでお昼を食べることに。まずはオリオンのつまみとして、金城かまぼこのチーズぼーるを。八重山かまぼこと中に込められたチーズの相性の良さが、やっぱりビールを誘います。

6月中旬梅雨明け直後の石垣島米原ビーチで食べるまえだのたまご焼き
続いて開けたのは、まえだのたまご焼きうちなー風。原材料を見てみると、家で作るときに使うようなものだけでできており至ってシンプル。ひと口頬張れば、懐かしさを覚えるような素朴な旨さが広がります。

6月中旬梅雨明け直後の石垣島米原ビーチで食べるサンエーのふわぽた稲荷
続いては、サンエーで買ったふわぽた稲荷を。お揚げもすし飯も程よい塩梅で、全体的に穏やかさを感じる優しいおいしさ。おととい食べたしまじりストアのおいなりさんもそんな雰囲気だったので、もしかしたら石垣では穏やかな味付けが定番なのかもしれません。

6月中旬梅雨明け直後の石垣島米原ビーチで食べるじゅーしーおにぎり
そして〆には、やっぱりじゅーしー。穏やかなだし味に、適度な旨味とコクを添えるちょっとした油分。そこにピィヤーシの葉の南国感が香り、もう八重山そばとじゅーしーさえあれば生きていけるとすら思えてしまう。

6月中旬梅雨明け直後の石垣島青く染まる米原ビーチ
一昨年の夏に覚えてしまった、この贅沢。眼を染めるこの青さ、肌に感じる太陽の力と海の風。お店で名物料理のランチも良いけれど、こんなご馳走は今ここでしか味わえない真の贅沢。

6月中旬梅雨明け直後の石垣島無数の珊瑚が堆積する米原ビーチ
そんな至極のランチタイムのBGMには、自然の奏でる海の声。無数に積もる珊瑚の欠片を波が洗い。爽やかな音色を耳へと届けてくれる。

6月中旬梅雨明け直後の石垣島米原ビーチで今年最後のあおさに染まる
今年はこれで、お別れか・・・。一度そう実感してしまうと、一気に胸が締め付けられる。でもそれは決して負の感情からくるものではなく、それほどまでに離れがたいと思える日々が続いたからこそ。

八重山のあおさがあれば、またしばらくは生きていける。6年前に初めて出逢ったこの色彩に、毎年毎年一体どれほど助けられてきたことか。それが突然、逢うことすら叶わぬ状況に。その経験があったからこそ、より一層その大切さが身に沁みる。

青くて碧く、そして蒼い。ここ八重山に溢れる、ことばでは記せぬほどの豊かなあお。また次逢う日まで、このあおさを心に宿して生きていこう。そう強く決心し、強い海風に身を委ね何度も何度も深呼吸を繰り返すのでした。

ただ八重山に、居られるだけで。~2年ぶりのほんとの夏~
6月中旬梅雨明けの竹富島青空とハイビスカス赤瓦
2022.6 沖縄
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