心ゆくまでやいま色 ~島々あおく、溶けゆく日々。2日目 ③~ | 旅は未知連れ酔わな酒

心ゆくまでやいま色 ~島々あおく、溶けゆく日々。2日目 ③~

6月下旬梅雨明け直後の竹富島八重山観光フェリーちゅらさん2で石垣島へ 旅の宿

1年ぶりとなる竹富島の空気感を全身に受け取り、肌に心にその熱を宿しつつ今日のところはこの島を離れることに。『八重山観光フェリー』ちゅらさん2で石垣島へと戻ります。

6月下旬梅雨明け直後の石垣島日本最南端のアーケードユーグレナモールでお土産の下見
一旦ホテルへ戻り、シャワーを浴びてちょっとばかりお昼寝を。日焼けをするとものすごく眠たくなる。島から帰り、夕飯を食べに出るまでの数時間。涼しい部屋でゴロゴロと遊び疲れを癒すこの時間が、怠惰で好き。

6月下旬梅雨明け直後の石垣島農産物や石垣牛、刺身など地のものが揃うゆらてぃく市場
今日も夕飯は予約済み。時間より少し早めにホテルを出てユーグレナモールでお土産の下見をし、旧市庁舎の近くに位置する『ゆらてぃく市場』へと足を延ばします。

中へと入ると名産のパイナップルをはじめとする農産物や石垣牛などの畜産物、さらには新鮮なお刺身なども販売されており、石垣で暮らしたらなんていけない妄想を抱いてしまう。

6月下旬梅雨明け直後の石垣島1年ぶりに再会できたぱいーぐる君
ぱいーぐる君、やっと逢えたね!いつものホテルなら毎日行き帰りに顔を合わせるぱいーぐる君ですが、今年は旅の2日目にしてようやくご挨拶。これまた1年ぶりとなる再会の歓びを噛みしめます。

6月下旬梅雨明け直後の石垣島焼肉オリオン
今日は黄金に輝く具志堅さんにも逢えたし、ぱいーぐる君にもご挨拶できたし。石垣島での僕の大切な儀式を済ませ、予約しておいた『焼肉オリオン』へと向かいます。ここもやはり予約が必須のお店。こつこつ準備してくれていた相方さん、ありがとう。

6月下旬梅雨明け直後の石垣島焼肉オリオン大根キムチで冷たいオリオンビールを喉へと流す
まずは大根キムチと冷たいオリオンビールで乾杯。漬けすぎず、生すぎず。適度な大根の食感や風味を彩る程よい辛味。ポリっと噛めば自ずと喉がオリオンを欲します。

6月下旬梅雨明け直後の石垣島焼肉オリオン美崎牛厚切りハラミ
本日何杯目かのビールを味わっていると、美崎牛厚切りハラミが運ばれてきます。その名に恥じぬ分厚いハラミを鉄板に置き、全面香ばしく中は程よくミディアムレアで。

これだけ分厚いと噛みきれるかな?なんて心配は杞憂に終わり、おぉと驚く柔らかさ。続いて間髪入れず旨味の宿る肉汁が溢れ出し、これはもう焼肉というよりステーキ。おすすめの塩とわさびがまた、牛の旨味をシンプルに引き出します。

6月下旬梅雨明け直後の石垣島焼肉オリオンテッチャンとミノ
続いて頼んだのは大好物のホルモン。お肉は石垣牛でもホルモンは違うというお店がある中で、こちらでは石垣牛のホルモンを食べられるのが嬉しいところ。

まずはミノから。香ばしく焼けたミノをひと口噛めば、サクッと心地よい食感とともに広がるじんわりとした旨味。ミノ特有の噛みきれない感は全くなく、楽しい歯触りと淡白な旨さにどんどん箸が進んでしまう。

続いて大好物のテッチャンを。見るからに脂を抱いたテッチャンですが、焼いていくうちに余分な脂は落ち旨い白身部分のみが残されます。腸の程よいコリっとした歯ごたえ、途端に溢れる油の甘味。それでいて嫌な牛臭さや乳臭さはなく、やはり石垣牛は内臓まで上品な旨さなのだと再確認。

6月下旬梅雨明け直後の石垣島焼肉オリオンたたきで食べる石垣牛ランプブロック
そしてやっぱり石垣牛の赤身も食べたいと注文したのは、石垣牛ランプブロック。どかんと存在感のある塊肉の全面を自分たちで焼き、厨房で仕上げをしてタタキ風で供されます。

焼かれた肉の香ばしさを表面にまとい、中心はしっとり柔らか濃い肉の味。しっかりと牛の赤身肉の旨味が詰まっていますが、余韻を残しつつさっと去ってゆく上品さ。本当に石垣牛って、旨いよなぁ。

6月下旬梅雨明け直後の石垣島おいしい焼肉の余韻に浸りつつ歩く南の島の街
牛肉は好きだけれど、牛の持つ乳臭さが苦手な僕。毎度のことながら驚かされる石垣牛の上品な味わいに満たされ、大満足でお店を後にします。

お肉の余韻に浸りつつ歩く、夕刻の街。この青い舗装に南国感を噛みしめた7年前が懐かしい。

6月下旬梅雨明け直後の石垣島泡盛のお供にみやぎのひと口くんぺん
あのときはまさか、毎年のようにこうして帰ってくることができるなんて思ってなかったな。重ねた逢瀬の悦びを噛みしめつつ、お土産屋さんで見つけたお菓子を夜のお供にと購入。

僕の大好きな、みやぎのくんぺん。そのひと口サイズ版となれば、買わない訳にはいきません。皮はよりほろりとした食感に、餡は多すぎず少なすぎずのちょうど良いバランス。ふわっと広がる落花生と黒ごまの香りが、泡盛と驚くほどドンピシャ好相性。

6月下旬梅雨明け直後の石垣島20時前でようやく夕暮れの730交差点
19時半を過ぎてようやく迎える、南の島の夕暮れ。ヤシの木はシルエットとなり、力を増し始める街の灯り。昼と夜の合間を移ろう730交差点の姿に、自分の住む街からの距離を改めて噛みしめます。

6月下旬梅雨明け直後の石垣島A&W のカーリーフライをつまみに飲む泡盛
南国ならではの時間軸に染まる街で、もうひとつおつまみを購入。A&Wのカーリーフライをつまみつつ味わう、与那国の酒。泡盛に負けない濃いめの味付けに、思わずグラスが進んでしまう。

6月下旬梅雨明け直後の石垣島ホテルミヤヒラ美崎館ハイフロア客室から眺める夕暮れの空
旅の2日目にして、全力の夏だったな。1年ぶりに全身に受け止めた八重山の力強さの余韻に染まり、ぼんやりと眺める夕暮れの空。これが明日も明後日も、その先まで続くなんて。自分史上最長の8泊滞在の嬉しさに心躍らせ、愛する地での夜は更けてゆくのでした。

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心ゆくまでやいま色 ~島々あおく、溶けゆく日々。~
6月下旬夏の小浜島大岳から望む壮絶な青さ
2023.6 沖縄
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●1日目(東京⇒那覇⇒石垣島)
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●2日目(石垣島・竹富島)
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●3日目(石垣島滞在)
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●4日目(石垣島・小浜島)
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●5日目(石垣島・竹富島)
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●6日目(石垣島・黒島)
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●7日目(石垣島・竹富島)
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8日目(石垣島滞在)
●9日目(石垣島⇒竹富島⇒那覇⇒東京)
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