名古屋から食べたいもの、行きたい場所を辿ってきたこの旅も、いよいよ今日が最終日。今日一日京都を楽しみます。
まずは久しぶりの清水寺へ。駅からのバスを降り、茶わん坂をのんびり歩いて清水を目指します。
雪化粧が生える立派な仁王門。昨日降った雪がまだうっすらと残り、雪の京都をもう少しだけ楽しめそう。
こちらは縁結びで有名な地主神社。そう言えば何度か清水寺を訪れていますが、こちらにお参りしたことが無いことに気付き、初めてお参りしてみることに。
朱塗りの鮮やかさと、施された彫刻が目を引く社殿。この日も多くの人々の願いを受けていました。それにしても大賑わい。境内は良縁を求める人でいっぱいです。
そしてやはり清水寺といえば、この眺め。いつ来ても「あぁ、京都へ来た。」と思える絶景ですが、この日は雪化粧によりまた格別。こんな清水寺を見られるチャンスなんて、旅行者である僕にとってはそうそうあるものではありません。
下から見上げる清水の舞台。これほど大きなものが、釘を一本も使わずに組み上げられている。それも、毎日毎日訪れる多くの人々の重みにも耐え続けている。日本の木造建築の凄さには本当に驚かされ、そして目を奪われます。
いつ来てもその迫力に圧倒される清水寺。今回もその余韻を胸に、次の場所へと向かいます。この日は休日。参道は人、人、ひとの大賑わい。京都はいつ来ても多くの観光客で賑わっています。
賑わう参道で生八つ橋をつまみ食いし、産寧坂へ。こちらも人は多いものの落ち着きがあり、しっとりとした雰囲気に包まれています。京都、いいなぁ。
産寧坂ですれ違う、学ランを着た修学旅行生。中学生の僕も、同じ格好でここを通ったことが昨日のことのように思い出されます。
濡れる石畳沿いに続く、木の温もりと渋さを漂わせる町家。中学生の時も感動した記憶がありますが、やはり京都は大人になってからのが良い。だからこそ、老若男女、多くの人々が訪れるのでしょう。
産寧坂から二寧坂へと、落ち着いたしっとりとした街並みは続きます。
京都は訪れたその時その時で感じる良さが違う。修学旅行、二十代、そして三十代の今。街並みや風情が変わらずにそのままであり続ける。だからこそ、その違いに気付けるのです。
清水寺から続く坂道ももうすぐ終わり。ベタなルートではありますが、やはり京都へ来たと実感させてくれるこの道のり。今日は石畳が雨に濡れ、より一層その風情が匂い立ちます。
辿ってきた坂道を振り返り、今一度この街並みを眺めます。
いつ来てもその空気感で僕を愉しませてくれる京都の街。のんびりぶらぶら、京都散歩は続きます。
コメント