ホテルへの道中、お店の軒にはたくさんの金魚ねぷたが吊るされ、風に泳いでいました。その姿に、テンションは更に急上昇。もう夕暮れまで待てない!と急いでホテルを目指します。
時刻はまだ17時前ですが、道中いたるところに場所取りがしてあります。みんなこのお祭りを楽しみにしていることが伝わってくるかのよう。
お店の前にはお客さんやお得意さんのためのパイプ椅子が並べられ、まだ交通規制がされる前なのにこれほどの本格的な場所取りが行われていることに驚き。
初日はしっかりと初ねぷたを見たいと思い、指定席を事前に購入。会場となる弘前城手前、桜大通りへと向かう途中では、待機場所へと移動するねぷたに遭遇。街全体が祭りに向けて準備中。その様子に期待は膨らむばかり。
途中のデパ地下や出店でおつまみやお酒を買い込み、いざ自席へ。指定席を購入すると、立派なねぷた絵のうちわとリンゴジュースがもらえます。
まもなく訪れるであろう、熱く長い夜。そんな大人の夏休みのお供にと選んだのは、もちろん青森地酒。
まずはじょっぱりで有名な六花酒造のたか丸くんワンカップ。弘前城築城400年の記念に誕生したキャラクター、たか丸くんが描かれています。
イラストはかわいいのですが、中身はきちんとした純米酒。じょっぱりと同じ蔵元だけあり、しっかりと美味しいお酒です。
ねぷたの出陣は長時間に渡るようなので、もう一つお酒を用意しておきます。
青森と言えばこれ、という豊盃。僕の好きなお酒のひとつで、東京でも飲む機会の多いお酒。(これまで写したビールとお酒、まだこの時点では飲み切っていませんからね!!悪しからず・・・。)
この日はお祭り気分を堪能しようと、出店のおつまみで晩ごはんを済ますことに。といっても、大抵お酒で満腹になるので、2品だけをチョイス。
こちらは鳥皮のピリ辛炒め。鳥皮と風味がよく甘みのあるねぎが良く合い、甘辛風味がビールにぴったり。
そしてこちらはおでん。しょうが味噌で有名な青森おでんにしようかと思いましたが、今回はスタンダードなものを購入。
だしがしっかりときいたつゆは、思ったよりも薄味。夏といえども風が涼しい津軽の夜にはぴったりなおつまみです。
そんなこんなで、今宵の友を確認しているうちにだんだんといい時間に。18時を過ぎ、津軽情っ張り大太鼓の模範演技が始まりました。
間近で奏でられる、大太鼓の音色。腹の底まで響く重厚な音に圧倒され、思わず息を呑んで聞き入ってしまいます。
日はだんだんと暮れ、それにつれて吹く風はからっと涼しい、爽やかなものに変化。さあいよいよ、待ちに待ったねぷたとのご対面です。
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