いよいよまた熱い夜が幕を開けます。今宵のお供はワンカップ2本。まずは十和田の蔵元、鳩正宗。すっきりとした飲み口で、祭りで乾いた喉を冷やしてくれます。
こちらは地元弘前の白神酒造、山廃純米酒白神。口当たりがよく、お酒だけですいすい飲めてしまうすっきり美味しいお酒。
ホテルの出店できゅうりの漬物が売っていたので、ポリポリかじりながらちびちびやりつつ、ねぷたが来るのを今か今かと待ちわびます。
前日にホテルのフロントの方にねぷたを見るのにいい場所をお聞きしたところ、ご厚意でホテルの前に席を用意してくれることに。最前列、特等席を用意してくれました。弘前国際ホテルさん、ありがとうございます!!
日もだんだんと暮れ始め、まもなく出陣の時間。歩道で待つ人々は、みんな待ち遠しそうにそわそわしています。
遠くから太鼓と鉦のお囃子が聞こえ始め、いよいよお祭り開始。津軽情っ張り大太鼓が力強い音を響かせ、ねぷたを従えやってきました。
昨日の指定席よりもっと距離感が近く、より迫力ある姿を楽しむことができます。目の前で繰り広げられる、美しい光の洪水。お祭りを一層生で感じるには、やはり市中で見たほうがいいのかもしれません。
2階の建物を超すほどの大きさの立派なねぷた。対比する建物があるため、その大きさをより一層実感できます。
手の届きそうな距離をゆく勇壮なねぷた。やーやどーの掛け声も間近で聞くと、より一層心に響きます。
扇ねぷたの並ぶ中にアクセントを付ける組ねぷた。今にも動き出しそうな立体的な姿は迫力満点。
3時間もの長時間に渡り繰り広げられる熱い祭り。より近い距離で味わうねぷたの勇ましさは格別。心はすっかり熱くなり、祭りの余韻に浸りつつ最後のねぷたを見送ります。
こうして幕を閉じた、弘前での熱い二夜。絶対来年も来る!そう固く心に近い、ねぷたの後姿をいつまでも見送るのでした。
今夜が弘前での最後の夜。まだまだ夜はこれから。すぐにホテルに帰る気にはなれず、見つけたショットバーで一杯やることに。
ここで出会ったニッカブランデーX・O白がびっくりな美味しさ。青森県産のりんごを使用して地元弘前で醸されたというこのお酒は、まろやかな飲みやすさとほのかに感じるりんごの風味が印象的。
ねぷたの余韻とアップルブランデーに酔いしれ、弘前での夜は更けてゆくのでした。
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