瀬戸内しまなみサイクリング紀行 ~1日目 ③~ | 旅は未知連れ酔わな酒

瀬戸内しまなみサイクリング紀行 ~1日目 ③~

夕暮れの宇野港 チャリンコ

高松から1時間足らずで岡山県の宇野港へと到着。時刻はもう夕暮れ時。真っ暗になる前に市内へと急ぎます。

岡山の長閑な水田

宇野港の先、ちょっとの登りのあとは平坦な道を行きます。見渡す限りの水田の中を走ります。のんびりした風景に夕暮れも手伝って、なんだか郷愁を誘います。

岡山電気軌道と並走

だいぶ走り暗くなったところでやっと市街地へと突入。岡山電気軌道の路面電車と併走します。これが気持ちいい!

今まで路面電車に乗ったり、眺めたりはしましたが、自転車で併走したのは初めて。同じような速度で仲良く肩を並べて走ります。

夜の岡山駅

路面電車沿いを走り続け、やっと岡山駅に到着。このあとホテルにチェックインして自転車を置き、再び駅へと向かい夕食をとることに。この旅で初めての夕食、しっかりお店選びをしました。

この日入ったのは、岡山駅から徒歩5分ほどの場所にある、『あかり』。かなり大人な雰囲気に暗めの店内と、おしゃれなお店です。そんな中写真を撮るのは憚れたので、画像はありません。

まずは「焼きままかりの酢漬け」。香ばしく焼いた岡山名物のままかりを、甘さや酸味の丁度いい酢に漬けてあります。骨まで丸ごと食べられる、酒が進む一品。

次は「鰆のたたきポン酢」。これまた岡山でよく食べられる鰆を軽くたたきにし、ポン酢と薬味でいただきます。

鰆って焼き物にするくらいしか印象に無い、影の薄い魚でしたが、食べてみてびっくりするほど旨い!赤身でも白身でも青魚でもない、なんとも言えない弾力と風味をポン酢が引き立てています。

そして「桃太郎地鶏の黒七味焼き」。岡山の地鶏である桃太郎地鶏を香ばしく焼き、辛さより香りの強い黒七味で仕上げてあります。程よい弾力のある食感が楽しめます。

こんな旨い肴を揃えられてはお酒が進んでしまいます。「竹林 ふかまり 瀞(とろ)」は若干のとろみがある、コク旨口のお酒。トロっとした飲感が瀬戸内の魚の旨みを倍増させます。

「御前酒 美作 純米」は一転してすっきり飲みやすいお酒。地鶏の脂をさらっと流してくれます。

最後の〆には「鯛茶漬け」。瀬戸内に来たからには鯛を楽しまなければなりません。その期待を裏切らないプリップリの新鮮な鯛の刺身にゴマだれが絡み、熱いダシにより程よく熱が入り、とっても美味しい。

入店したときは東京の和ダイニング的な雰囲気に、地元の味覚を楽しめるかちょっとだけ不安になりましたが、いい意味で裏切られました。どれを食べても美味しく、おすすめのお店です。「ぐるなび」で調べて行ってよかった!

岡山駅前の桃太郎ポスト

ほろ酔いの帰り道、岡山駅前でこんなものを発見。かわいい桃太郎がポストの上で頬杖をついています。その姿に思わず頬が緩みます。岡山に来たんだなぁと実感の湧くひとコマ。

このあとのんびりホテルへと戻り、明日からの本格的サイクリングに備えて爆睡しました。幸先のよいスタートを切った初日でした。

瀬戸内しまなみサイクリング紀行
来島海峡大橋と愛車
2008.10 香川/岡山/広島/愛媛
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●1日目(東京⇒琴平⇒高松⇒岡山)
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●2日目(岡山⇒尾道⇒伯方島)
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●3日目(伯方島⇒今治⇒道後温泉)
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●4日目(松山⇒広島)
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●5日目(厳島神社)
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●6日目(広島⇒東京)
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