造船で栄える向島をのんびりと半周し、記念すべき最初の橋、「因島大橋」へ。大きなつり橋です。
それにしても橋で結べるくらい近くに島々が密集しているなんて、おそるべし瀬戸内海です。
しまなみ海道中、因島大橋のみ上下2層構造になっており、上部を自動車が、下部を原付、自転車、歩行者が通ります。右の緑色のレーンが自転車歩行者レーン。
眺めはというと、こちらも唯一フェンスに囲まれているのであまり開放感は感じられません。
この先わたる橋達は開放感が抜群なので、やはり尾道から今治へと向かうのがお勧めです。逆ルートだとこの橋が最後の眺めとなってしまいます。
しまなみ海道を自転車で渡るには、橋ごとに決められた通行料(50円~200円)を支払います。料金箱がポツンと設置されているだけでおつりはもらえません。駅前のしまなみ交流館でチケットを買っておくか、50円玉を何枚か事前に用意しましょう。
因島へと上陸。水軍城などの見どころもありますが、サイクリングコースから結構登らなければならないので、今回は見送りました。
それにしても瀬戸内の島々はとっても栄えています。因島を含めこれから巡る島にはコンビニや大型電気店、百円ショップまであり、自販機も点在しているのでサイクリングに持って来い。以前行った伊豆大島のイメージがあったので、ちょっと驚きました。きっと人口が多いのでしょうね。
因島も半周して次の橋、「生口橋」へ。ここから生口島へと渡ります。
天から放射状に降りてくるケーブルが美しい印象の橋。しまなみの橋たちはそれぞれの個性が光ります。
そして待望の橋上からの眺め。写真では曇っているように見えますが、天気は上々。瀬戸内の海沿いはガスることが多いのでしょうか、しまなみ海道も松山も宮島もスッキリとはいきませんでした。でも肉眼で見るととってもいい景色。
生口島で楽しみにしていたのが、この『ドルチェ瀬戸田本店』。地元産の素材を使ったジェラートが楽しめます。
海と愛車とジェラートの3ショット。今回僕が食べたのは、「瀬戸田のデコポン」のジェラート。これが絶品中の絶品!!!
デコポンの果汁を凍らせただけでは?と思うほど無駄な味の無いスッキリした素材本来の味と香りを楽しめます。走ってきた体に美味しいご褒美です。ここで小休止を取り、再び走行開始!
そして生口島の有名スポット、「耕三寺」。初代の住職がお母さんのために造ったという立派なお寺。
とっても立派だったのでお参りして行こうと思ったのですが、お参りするには資料館の入館券が必要で、それがこれまた結構立派なお値段。今回は門を眺めるにとどめました。
耕三寺の先には雰囲気のある商店街がありました。軒に小さなタコを干しているお店が並んでいます。いかにも瀬戸内の漁村といった味のある街並み。
商店街の出口あたりにとっても古い建物があったので撮影。すっかりこの街並みの魅力にハマってしまいました。生活の場にこのような建物が溶け込んでいる姿がいい。
再び海沿いへと戻り走行。シュロの木の並ぶ南国的な雰囲気の中快走します。風もなく快適、快適。
この生口島は特に柑橘類の栽培が盛んらしく、多くの段々畑がありました。時期的にまだ果実は青いままでしたが、これが色づく頃にはさらに美しい風景になることでしょう。
先ほど食べたジェラートに使われているデコポンも、こんな段々畑で育てられているのでしょう。段々畑は瀬戸内の象徴的風景です。
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