小さい頃からず~っと来たかった、宮島の鳥居とご対面!このときは丁度干潮で、絵葉書のような海中にたたずむ鳥居ではありませんでした。
でも干潮だからこそ、鳥居の真下まで歩いていくことができました。ゆっくりとだんだん大きくなってゆく鳥居に、思わず息をのみます。
ついに真下まで来ました。見上げると首が痛くなるほどの高さ。鮮やかな朱と空のコントラストが美しい。クスノキの巨木を使用した鳥居は、左右の足の太さや形状が違っています。
この鳥居は、地中に埋め込むことなく、土台の上にただ乗せているだけで、自立しています。波で流されないよう、鳥居の一番上の梁の中に、十数トン分の小石が詰めてあるそうです。
そして振り返れば、寝殿造りの厳島神社。干潮時に来なければ、このアングルから眺めることはできません。
いよいよ厳島神社にお参り。まさに写真で見たことのある景色が、目の前に広がります。
白い壁と朱の柱がとっても美しい。寝殿造りということで、平安時代の貴族はこんな屋敷に住んでいたんでしょうね。
社殿内からの鳥居。光と影のコントラストが印象的です。ぜひ次回は、海中に浮かぶ厳島神社からこの光景を眺めてみたいものです。
日中は、社殿内は照明が点灯されていないので、外からまぶしい光が燦々と注ぎ込みます。
厳島神社の本殿。入り口から長い廊下を通ってやってきます。
鮮やかな朱の柱が整然と並ぶ廊下。思わず背筋が伸びてしまいます。千年以上前から、この場所はこの姿であり続けています。
こちらは国宝(たしか・・・)の能舞台。平家の時代からの建造物です。まさに悠久の歴史を眺め続けてきた建物。
その舞台の下には、一頭の鹿が。あごひげを蓄えており、この島の最長老なのではないでしょうか。そのどっしりとした風格に圧倒されてしまいました。
立派な太鼓橋がありました。満潮時にはここも海になります。厳島神社はさまざまな姿で見る者を楽しませてくれます。
華やかでいて荘厳な雰囲気を大満喫し、神社を後にしました。昔はこちらが表参道だったそうで、立派な唐破風の屋根が印象的です。
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