水前寺公園の美しさを満喫し、次の目的地を目指します。帰りは市電で帰ることに。ゴトゴトと音を立ててやってきました。
市電にゴトゴト揺られ、車窓から眺める熊本の街並み。市電の走る街、本当に好きだ。札幌、函館、岡山、広島、松山。これまで市電の走る街を訪れてきましたが、どこも雰囲気のあるいい街ばかり。もちろん、この熊本も僕のお気に入りに仲間入り決定です。
時刻はちょうどお昼時。何を食べるか。もちろん、熊本ラーメンに決まってます!!今回は、『こむらさき本店』にお邪魔することに。以前新横浜のラーメン博物館で2度ほど食べたことのあるお店ですが、本店は何か違うのかと楽しみに中へと入ります。
お待ちかねのラーメンが登場。昨日食べたラーメンよりも白いスープに目が行きます。そんなスープをひと口。旨い!旨いよぉ(泣)
スープの感想を一言で表せば、「ミルキー」なスープ。クリーミーではありません。ミルキーな感覚なのです。濃厚なのにこってりしていない。こんな豚骨スープは初めて。
東京で食べる豚骨ラーメンは、旨味が無いのに脂ばっかりでくどかったり、味はまぁまぁなのに濃さが感じられなかったり。だから僕はこれまで豚骨ラーメンは特に好きなジャンルではありませんでした。(探せば美味しい店もあるのでしょうが・・・。)
でもこれ、違う!!東京の「物理的に濃厚」なだけのスープではなく、「味覚的に濃厚」なこのスープ。余分な油っぽさはないのに、舌にまとわりつくような濃厚な豚骨の旨味。それでいてくどさや臭みはゼロ。
脂ぎっていないのに濃厚な豚骨の味。豚骨スープも「だし」で出来ているのだと、当たり前のことながら目からうろこの発見をしました。
細めながらもちもち感の美味しい麺、香ばしい焦がしニンニク、ねぎやきくらげなどの具が一体となり、スープまで一気に食べきってしまいました。あぁ、こんな豚骨ラーメン食べたら、余計東京で食べる気しないよぉ・・・。
それにしても、ラー博で食べたこむらさきと印象が違うんだよなぁ。熊本は上水道湧水100%の街。阿蘇山に育まれた美味しい水があってこそ、この美味しさにつながるのでしょうか。
僕に新しい濃厚の意味を教えてくれたこむらさきを後にし、熊本城を目指します。お堀沿いの広い道路。城下町を感じさせてくれる眺めです。
しばらく歩くと、熊本城がぽっこりと姿を現しました。黒と白のコントラストが印象的な熊本城。その姿を早く間近で見たいと、歩く速度も自然と速まります。
お堀端から見上げる石垣と櫓。その高さと大きさに圧倒されます。
お城の入口まではもう間もなく。難攻不落、日本三名城のひとつと言われる熊本城。巨大な石垣を眺めつつ、対面の時への期待がどんどんと膨らむのでした。
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