P-BLUE@石垣島 ~初の沖縄、35歳。1日目 ⑥~ | 旅は未知連れ酔わな酒

P-BLUE@石垣島 ~初の沖縄、35歳。1日目 ⑥~

石垣シーサイドホテルてぃーだ館デラックスタイプ客室 旅の宿

バスターミナルから路線バスに揺られること1時間。石垣島の大きさを実感したところで、ようやく宿に到着。『石垣シーサイドホテル』にこれから3泊、お世話になります。

早速チェックインすると、なんとお部屋をグレードアップしてくれたとのこと。本当は旧館のとぅもーる館のプランで予約していたのですが、新館のてぃーだ館、それも最上階に2部屋しかないデラックスタイプ。

ご厚意に恐縮しつつもドアを開けると、もうカーテン越しに透けているオーシャンビューがお出迎え。あぁ、僕らの幸せな時間は約束された。大袈裟でなく、そう素直にはしゃいでしまいます。

石垣シーサイドホテルてぃーだ館デラックスタイプ客室から眺める素晴らしい底地ビーチの夕日

居てもたってもいられず、窓際へ直行してカーテンを開け、すぐさま大きな窓を開けてみます。するとほら、この眺め。

初めての沖縄にして離島、そしてプライベート感満点の一軒宿の、オーシャンビュー。この眺めの全てを独り占めしているかのような高揚感に包まれてしまいます。

結論から言います。僕の人生初の沖縄、このホテルに滞在できて本当に良かった。念のため言いますが、グレードアップしてくれたからお世辞で、という訳ではありません。

初めて訪れるリゾート地。その印象はホテル、そしてその環境で決まると言っても過言ではないでしょう。僕はここで過ごした時間で、正直人生観が変わりました。だって、この環境だもん。そんな貴重でかけがえの無い時間については、今後の記事で・・・。

石垣シーサイドホテル夕暮れ時シルエットとなるヤシの木

こちらのホテルには大浴場もあり、この日はまだお湯に入れたので汗を流し、ビーチに出てみることに。

ホテルの前はプールになっており、夕闇が広がろうとする空に映える、ヤシの木や茅葺きの屋根のシルエットがとても情緒的。ビーチに出る前から、南国ムードに包まれます。

夕暮れの石垣シーサイドホテル

振り返るとホテルの姿と窓から漏れる灯り。この日は満室でしたが、バルコニーで海を眺める人、レストランで食事をとる人、テラスでバーベキューを焼く人、思い思いの時間をみんな楽しんでいます。

夕闇に包まれつつある静かな底地ビーチ

プールサイドを抜け、静まり返った夜のビーチへ。底地ビーチと呼ばれるこのビーチは遠浅で、波の音も静か。どこまでも穏やかなその姿は、海が夜に呑まれるのを静かに待っているよう。

最後の太陽の名残をみせる穏やかな底地ビーチ

視線を右へとずらせば、そこにはまだ陽の名残が微かに感じられる、弱々しい茜色が。この帯が消えたとき、空と海、そして島は漆黒の姿に変わるのでしょう。

初めての沖縄初めての石垣夜のお供にオリオンビール

黄金色から藍色まで、初めての底地ビーチの暮れゆく姿を眺める、かけがえの無い時間。その続きを楽しむため、部屋に戻ってオリオンビールで再び乾杯。

窓の外はまだ仄明るさが残っていますが、時刻はもう20時過ぎ。ちなみにトップの写真は、19時半頃。沖縄の日の長さに驚きます。

石垣島夜のお供に直火請福12年古酒

まだこんなに明るいのに、もう21時前。僕の体内時計はすでに東京とは違うリズムで動き始めています。そんな沖縄で迎える初の夜。南国の宵に相応しい泡盛をロックで愉しみます。

今回3泊のお供に選んだのは、地元石垣島の請福12年古酒。沖縄最高峰の於茂登岳の天然水で仕込み、直火で蒸留して造る泡盛を、12年じっくり寝かせたもの。

角が取れ、とろりとした優しい口当たりと香り、甘味が印象的。アルコールも30度ありながら飲みやすく、泡盛の独特の風味も丸くなっているので、気を付けないとどんどん飲んでしまいそう。

部屋に珍客石垣島のヤモリ

まろやかな古酒の余韻に溶かされ、過ごす夜。こういうお酒は、ちびりとやるのがいい。何口か愉しんでは、ベランダに出て温い夜風と海の声を浴び、また戻る。そしてまた飲んでは、ベランダで星空を見上げ。

そんなことをしていると、部屋にお客さんが迷い込んできました。石垣島にはたくさんのヤモリがいるため、こうして入ってくることも珍しくないそう。虫が苦手な僕も、ヤモリは平気。黒々とした、クリッとつぶらな瞳がとても可愛い。

じんわりと、喉を伝う古酒の熱さ。今日一日思い切り沖縄を満喫した。その充実感は、まだ初日とは思えないほどの質量を持っています。

時刻は22時過ぎ。早起きとオリオンビール、古酒も手伝い、もうすっかり眠たくなりました。それでもいつもなら、欲張って夜更かししてしまう。でも今日は違う。何だか一日、思いっきり満喫した。こんなに時間をたっぷり感じたことなど、何年振りだろうか。

もう今日はいいや。寝よう。明日またたっぷり楽しめばいいじゃん。不思議とそんな気持ちになり、早くもベッドへともぐり込みます。

今日という日の名残を惜しまない。明日という日のために、床に就く。大人になってから置き去りにしてしまったこの当たり前を、微睡む幸せと共に感じつつ眠りに落ちてゆくのでした。

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P-BLUE@石垣島 ~初の沖縄、35歳。~
石垣シーサイドホテルオーシャンビューの客室から一望する青い海
2016.7 沖縄
旅行記へ
●1日目(東京⇒竹富島⇒石垣島)
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●2日目(底地ビーチ・川平湾)
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●3日目(川平石崎・底地ビーチ)
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●4日目(石垣島⇒東京)
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