沖縄に来て3日目。まだ2晩しか過ごしていないのに、もうすっかり早寝早起きの習慣が身についてしまいました。
これまでなら絶対に考えられない習慣。欲張りな僕はどうしてもその日をもっと楽しみたいと、いつも夜更かししてしまうのです。でもこうして早起きしてみると、その気持ち良さ、すっきり感は比べものにならない。気持ちも体も、とても楽。
台風の接近に伴い雲が出はじめた空。そのうつろいと海の色の変化をただただ眺める、静かな朝の時間。そんな何もしないという贅沢なときを過ごし、朝食の時間に。今日も美味しそうな品々がずらりとならんでいます。
その中での僕の厳選メニューがこちら。昨日力説した旨さの油味噌ともずくのり、八重山かまぼこは今日もはずせない。麩チャンプルーはだしのきいた優しい味わいで、ソーセージには沖縄特産のアーサー(あおさ)が入っています。
他にも切り昆布の煮物やれんこんの炒め煮、枝豆とオクラの和え物などヘルシーメニュー。旅先で土地の野菜や海草がしっかり食べられるって、うれしいですね。
それにしてもこのホテルは本当に朝ごはんが美味しい。郷土色豊かで、味付けも濃い薄いのない丁度いい塩梅。楽しみな朝ごはんは、滞在する際にとても大切なことです。
今日は午後から台風が接近する予報。といってもだいぶ最初のルートからはそれ、台湾寄りを進む予報に変化。チェックアウトしなくて良かった♪
昨日はものすごく晴れて暑かったため、散歩するならこれくらいの薄曇りが丁度いい。ということでホテル周辺をぷらぷら歩いてみます。
ホテルから出て左へ進むと、そこにはたくさんのひまわりが咲いています。どの花も太陽を浴びようと必死に同じ方向を向いている。向日葵という漢字がその性質をよく表しています。
クラブメッドへとむかう坂を登りふと振り返ると、低木やサトウキビ畑の緑の先に、石垣島の低い山並みが。
こう写真に収めてみるとものすごくどんよりとした天気に見えそうですが、実際はこの雲を通して陽射しがうっすらと降り注ぎます。焼けた肌にはこれでも結構な刺激。
視線を左へと移せば、きれいに刈り込まれた生垣の先に広がる、底地ビーチと崎枝湾。昨日はあれ程鮮やかな青さに見えたこの海も、今日はほんのり灰色がかっています。
海はやっぱり、空の青さを溶かしている。それがはっきりとわかる、今日の天気と海の色。
この道は、川平石崎という岬をぐるりとまわっています。穏やかなアップダウンを繰り返す、芝生に彩られた一本道。
どうやらちょっとした名所のようで、自動車やランナーの姿もちらほら。僕は走りませんが、こんなところでランニングしたら、きっと気持ち良いでしょう。
岬の先に見えるのは、平離島。ここまでくればもう折り返し地点。道は海を離れ岬の内側へと入ります。
p>道なりに進むと視界が開け、底地ビーチと滞在中のホテル、そして前岳が横たわる姿が。
低い山のようですが、その存在感はしっかりとしたもの。やはり島というものは、低地と山地がくっきりと分かれているのですね。その対比が、島独特の景観をつくっているのでしょう。これまで訪れた島に共通する、僕の感覚です。
さらに進むと、クラブメッドの赤い屋根越しに、東シナ海と石垣島の続きが見えてきます。石垣島は細長い島。南部の市街地からここまでも結構な距離でしたが、まだまだあんなに先まで島が続いています。
あてもなく、のんびり歩いた川平石崎。おさんぽ後半にはしっかりとした陽射しも復活し、焼けた肌が痛い痛い。
そうなることを見越し、僕は水着で散歩へとでていました。そこでホテルに着いたらすぐにプールへ。こんなことができるのも、海のリゾートならでは。
水シャワーで汗をしっかり流し、程よく冷たいプールへとざぶん。あぁ気持ちいい。僕って水に浸かるの、こんなに好きだったんだ。
プールと海とを何往復かし、すっかりクールダウンできたところでとどめのクールダウンを。歩いた後のオリオンビールは格別です。
敢えて予定を立てないからこそ味わえる、のんびりとした時間。時刻はまだ11時。もうこの旅行記で何度書いたか分かりませんが、これだけ遊んでもまだこの時間。時間がゆったり流れ、たっぷりあることの幸せを、すっきりとしたビールと共に味わうのでした。
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