瀬戸内しまなみサイクリング紀行 ~4日目 ②~ | 旅は未知連れ酔わな酒

瀬戸内しまなみサイクリング紀行 ~4日目 ②~

伊予鉄新旧続行運転 チャリンコ

道後温泉を後にし、松山市内の観光へと走り出しました。松山市内は伊予鉄の路面電車が縦横無尽に走っており、ご覧のように数珠繋ぎで走る姿も目にすることができます。

これだけ頻繁に走っていても、車内は結構混雑しています。いかに市民の皆さんにとって重要な足か、ということが分かります。

路面を走る伊予鉄坊ちゃん列車

逆光になってしまい、あまりいい写真ではありませんが、街中を走る坊ちゃん列車です。先ほど駅前に停まっていたもの。

自転車で大通りを快走中、後ろからだんだん「シャカシャカシャカシャカ」という音が近づいてくるので、最初は何か判らずちょっとびっくりしました。

動力は蒸気ではありませんが、動輪もちゃんと回るし、煙も出るし、と結構凝った作りになっています。この先の電停で停車し、発車時に「ポォーッ」と汽笛を鳴らして去っていきました。

松山城リフト

松山市内には無料・有料を合わせると多くの駐輪場が整備されています。そのうちの一つ、松山城へのロープウェーの駅にある無料駐輪場に自転車を置き、松山城へと向かいました。

松山城へは徒歩はもちろん、ロープウェーとリフトで登ることができます。この先の時間も考え、徒歩は遠慮しておきました。せっかく天気もいいことだし、今回はリフトで頂上へ向かいます。

松山城

リフト終点から歩くこと5分ほどで、松山城直下の広場に到着。松山城は再建ではない「本物のお城」なので、風格が違います。

街並みは変われど、このお城は何百年とこの姿のまま建ち続けてきました。白と黒のコントラストがとても美しいお城です。

松山城と石垣

下から見上げると更に迫力が増します。松の木も手伝い、ここだけ江戸時代にタイムスリップしたような気分。緻密な石垣も美しい。

大迫力の見上げる松山城

入場券を購入しお城の中へ。いくつかの門をくぐり、天守閣の真下へと来ました。3層とあまり背は高くありませんが、その分どっしりとした重みを感じます。近くで見れば見るほど壁や瓦などの造形がきれい。

松山城内急階段

いざ天守閣の中へと潜入。かぶとや刀などの展示品を眺めながら天守閣最上階へ。昔のままの造りなので、ご覧のような急階段を登っていきます。

松山城の展示によると、天守閣は篭城などの異常時以外は使用することはないそうで、通常のお城は天井は無く梁がむき出し、床もただの板張りがほとんどだそう。

ですが松山城はなぜかきれいに天井が作られており、床も板張りながら畳を敷くことができるように造られているそうです。このお城を建造したお殿様はどのように使おうと考えていたのでしょうか。

天守閣から眺める松山市街

天守閣最上階からの松山市街地。数百年前、同じ場所でお殿様が城下町を同じようにして眺めていたと思うと、不思議な気分になります。こうやって街を見下ろしてみて、思いました。殿様って、きっと気分がいいものなんでしょうね。

松山大街道十五万石

すっかり殿様気分になった僕は、お城を降りて昼食をとることに。伊予といったら名物鯛めしを食べない手はありません。

今回お邪魔したのが、松山一の繁華街、大街道のすぐ近くにある『十五万石』。夜は居酒屋として営業しています。

十五万石南予鯛めし定食

こちらがお目当ての「南予鯛めし定食」。鯛めしに揚げナスなどの小鉢3品とお漬物が付き1200円。安い。

鯛めしは各地にありますが、みんな鯛の炊き込みご飯を意味します。ところが伊予の鯛めしは、鯛の刺身を生卵と特製しょう油だれ、薬味で混ぜてあつあつのご飯に掛けていただきます。言わば、超贅沢卵かけご飯。これはその昔、村上水軍のまかない飯であったそうです。

プリップリの鯛の刺身に、程よい具合にしょう油だれが染みてまさに絶品!あつあつのご飯に合わないわけがありません。松山に来たら是非食べたい逸品です。

瀬戸内しまなみサイクリング紀行
来島海峡大橋と愛車
2008.10 香川/岡山/広島/愛媛
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●1日目(東京⇒琴平⇒高松⇒岡山)
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●2日目(岡山⇒尾道⇒伯方島)
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●3日目(伯方島⇒今治⇒道後温泉)
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●4日目(松山⇒広島)
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●5日目(厳島神社)
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●6日目(広島⇒東京)
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