飛び込め!先どりの夏 ~愛し愛されやいま色 4日目 ①~ | 旅は未知連れ酔わな酒

飛び込め!先どりの夏 ~愛し愛されやいま色 4日目 ①~

6月上旬いつもより半月早い八重山旅今年の滞在も朝食がおいしいThe BREAKFAST HOTEL PORTO石垣島で迎える鮮やかな朝 旅の宿

石垣島で迎える静かな朝。カーテン越しでも判る気配にベランダへと出てみれば、見てのとおりのこの青空。きっと今日も、八重山のあおさが待っている。時期的に期待はしていなかっただけに、ただただうれしさがこみ上げる。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅今年の滞在も朝食がおいしいThe BREAKFAST HOTEL PORTO石垣島3泊目朝食石垣牛のローストビーフ丼をメインに
早く海に行きたい!そんなはやる気持ちを抑えつつ、まずはおいしい朝食で腹ごしらえ。今朝は昨日から食べると決めていた、石垣牛のローストビーフ丼をメインにすることに。

熱々のご飯の上で温められたローストビーフは、ほどよく脂が緩みより口溶けがよく。するりと薄切りのお肉がほどければ、口中にぶわっと広がる石垣牛ならではの濃厚ながら上品な味わい。しっかりとした赤身の旨味、くどさのない脂の甘味。それをわさび醤油がご飯とうまく橋渡し。本当に、朝から贅沢がすぎるだろ。

お味噌汁は、まぐろがたっぷりと入った魚のお味噌汁。あら汁のようなくせはなく、だがしかししっかりと染み出た魚介の旨味。飲めば思わずほっと息をつきたくなるやさしい旨さに、お腹の中から温められます。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅今年の滞在も朝食がおいしいThe BREAKFAST HOTEL PORTO石垣島3泊目朝食デザートに自家製サーターアンダギーとブルーシールアイス塩ちんすこう
案の定、ご飯を盛りすぎた。そんな満腹でも、やっぱり食べたい食後のデザート。自家製のサーターアンダギーは、外ざっくり中ほっくりの香ばしさ。そして今朝のブルーシールは、塩ちんすこう。ミルク感を引き締めるちんすこうの塩味、そしてさくっとしたここちよい食感がとても合う。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅ユーグレナ石垣港離島ターミナルから安永観光うみかじで竹富島へ
安定の喰いすぎで一杯になったお腹を落ちつけ、今日はちょっと早めに行動開始。そそくさと海支度を整え、離島ターミナルの『安永観光』のりばへと向かいます。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅安永観光うみかじは白い波しぶきを上げ石垣島から竹富島へ快走
本島や内地との飛行機が復活したからか、今日は結構な人出。多くの乗客を乗せたうみかじは、定刻通りに石垣港を出航。絶えず姿を変える白い波しぶきを眺めていると、あっという間に特徴的な薄く平たい島影が。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅今日も絶好なあおさに染まる竹富港に到着
爽快な船の旅を愉しむこと15分、竹富港に到着。今日も絶好調にあおいな!網膜を灼くような鮮烈さに、思わずテンションが上がってしまう。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅竹富島港からの上り坂を歩いて集落へその道中いつもいるやぎと1年ぶりの再会
今日は昨日よりちょっと暑いかも。それは気温なのか風なのか、それとも日焼けした肌がそう感じさせるのか。そんなことを考えつつ歩いてゆくと、昨日はお休みだったやぎが。今年も無事に、帰ってきたよ!

6月上旬いつもより半月早い八重山旅竹富島らしい集落の情景にぽつんと佇む赤い丸ポスト
いつもいるやぎさんと1年ぶりとなる対面を果たし、まだ静かな集落内へ。雲ひとつない鮮やかな青空、その陽射しを受け輝く砂の道。珊瑚の石垣に赤瓦といった竹富らしい情景に、ぽつんと佇む赤い丸ポスト。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅竹富島に咲く可憐な月桃の花
滴りはじめた汗をぬぐいつつ、ビーチ目指して歩く道。仲筋井戸のあるンブフルの丘の下の交差点を右に折れれば、日陰のない一直線へ。ここが結構、くるんだよな。じりじりと灼かれつつ歩いてゆくと、涼しげに咲く可憐な月桃の花が。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅竹富島花の蜜を吸うスジグロカバマダラ
ときおり現れる花を愛でつつ、浜へとつづく最後の直線へ。道の両側には鬱蒼とした森が広がっているため、ここはよく蝶々に出会う場所。虫嫌いの僕、はじめてこの島を訪れたときは蝶々も苦手だった。でもこうして毎年訪れるうちに、きれいだなと自然と好きになれた。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅竹富島に咲く赤いハイビスカス
ふわふわと舞う蝶がよく戯れているのが、いたるところで目にするハイビスカス。色とりどりの蝶々がまわりをひらひらと飛ぶ様子は、それこそ思い描く南国そのもの。

6月上旬いつもより半月早い八重山旅竹富島に咲く淡いオレンジ色の八重咲のハイビスカス
白黒の大きなオオゴマダラや、黒に瑠璃がかがやくマダラやアゲハ。そのうつくしい姿を見かけるたびにレンズを向けるのだが、いつももてあそばれてどこかへ行ってしまう。

6月上旬いつもより半月早い八重山竹富島ほどよく雲が浮かび過ごしやすいコンドイビーチ
竹富島の自然を浴びつつ歩くこと30分、コンドイビーチに到着。空には適度に雲が浮かび、昨日ほどの鮮烈なあおさはないがこれは過ごしやすくてありがたい。

6月上旬いつもより半月早い八重山竹富島コンドイビーチ善きところにレジャーシートで場所取りし一目散に海へ
昨日と同じ場所にレジャーシートを敷き、シャツを脱いで一目散に海へ。ここまでたっぷり汗をかいた分、ほどよい冷たさが最高のごほうびに。

6月上旬いつもより半月早い八重山竹富島コンドイビーチで風に吹かれながら味わう冷たいオリオンビール
夏はぬるいを通り越して温かいと言えるほどの海も、6月初旬はこんなに気持ちがいいのか。波と戯れしっかりとクールダウンし、砂浜でふたたびじりじりと灼かれたところでプシュッと乾杯。八重山色と、オリオンビール。これがあるから、また来年まで頑張れる。

6月上旬いつもより半月早い八重山竹富島今年の鮮烈なあおさを肌にこころに刻み名残惜しくもコンドイビーチに別れを告げる
いい具合に太陽が隠れていたので、思わず時間を忘れて遊びすぎてしまった。時刻はもうお昼過ぎ。だいぶ焦げたしお腹もすいたしと、名残惜しくもコンドイビーチを去ることに。今年も、全力のあおさをありがとうございました。また来年、必ず帰ってきます。

6月上旬いつもより半月早い八重山竹富島周回道路に佇むうつくしい白鷺
来年へとつながる八重山のあおさを胸へと仕舞い、ちょっとばかり切なさを覚えつつ歩く帰り道。するとふわりと舞い降り、すっと立つ白鷺。竹富島でこんな間近で見たのは初めてかも。

6月上旬いつもより半月早い八重山竹富島そば処竹乃子
うつくしい白鷺に誘われ元気を取り戻し歩くこと15分、僕の大好きなお店である『そば処竹乃子』に到着。ここは10年前に生まれてはじめて沖縄、そして八重山の味に触れた想い出のお店。滞在中一度は来たいと思いつつお休みの日も多いため、今日はここめがけて竹富へとやってきたのです。

6月上旬いつもより半月早い八重山竹富島そば処竹乃子竹富島産車海老入りかき揚げ丼
ここの八重山そばが好きすぎて、いつもそればかりになってしまう。でも今日は、ずっと気になっていたメニューを頼むことに。わくわくしつつ待つことしばし、かき揚げ丼が運ばれてきます。

ご飯を覆う大きなかき揚げ、そのメインの具材は竹富島産の車えび。さくっと箸を入れ一粒頬張れば、その旨さに思わず目を見開いてしまった。

えびの食感を表すのによく使われる、ぷりぷりという言葉。でもこのえびは、そんなヤワなもんじゃない。もうぶりんぶりん、マッスルマッチョな弾力に歯が歓んでいる。

そんな魅惑の食感もさることながら、驚くのが旨味の濃さとクセのなさ。しっかりとした甘味に、甲殻類だからこその香りと旨味。濃密な味わいながら、えびにありがちな臭みはどこを探しても見当たらない。合わされている玉ねぎやゴーヤとの相性も最高で、思わず箸が止まらなくなる。

あっという間に掻き込んでしまいそうになるのを必死で抑え、一緒に付いてくるミニそばを。これがまた、もう絶品。豊かな香りと旨味をもつ、八重山のアーサ。その味わいが竹乃子のやさしいだしと一体化し、口中がおだやかな幸せで満たされてゆく。

えびや野菜の味わいを邪魔しない程度の絶妙な塩梅の味付けもあいまって、ボリュームがありながらあれよあれよという間に完食。メニューにはないアーサそばも思いがけず愉しめ、またひとつこのお店に来ての悩みの種が増えてしまった。

十年目にして、はじめて出逢えた竹乃子のあらたな旨さ。そばにじゅーしーも捨てがたいし、かき揚げ丼も最高だし。来年は、どっちを食べようか。そんな鬼も笑うような妄想を抱き、大満足でお店を後にするのでした。

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