京阪電車に揺られることしばし、七条駅に到着。京阪電車の中でJR京都駅に一番近い駅はこの駅です。市内観光する前に、愛車を雨宿りさせる駐輪場を下見するためこの駅で下車。
出口を出てまっさきに眼に飛び込むのは、この景色。出ました、鴨川と京都タワーのコンボ!うわぁ~、いきなり京都らしさ満開。
京都駅の駐輪場の下見を終え、いよいよ本格的に市内観光。鴨川沿いの川端通りは車道も歩道もとっても広いので、自転車には嬉しい道。途中こんな美しい風景も満喫できます。
川端五条で右折し、清水寺に到着。自転車は近くの市営駐車場に停めておきます。この駐車場で共通1日券を買っておけば、他の4ヶ所の市営駐車場にも駐輪できて便利。
駐輪場から清水寺までは大変な道のりでした。連休中で人、ヒト、ひと。もみくちゃにされながらやっと到着。おぉ、修学旅行まで来ちゃってるよ。もう大変。
なんとか人の波に乗りつつ、舞台のそばまで来ました。上から下を見ると凄い高さ。久々に来てみると、こんなに高かったのかと驚きます。
清水の舞台に京都の盆地。まさに京都、という眺めです。人に揉まれながらも京都を満喫。
まだ桜にはちょっと早い時期でしたが、満開とは違うこんなさりげなさもいい。確実に春の足音が近付いてきています。
駐車場へは産寧坂経由で、と思ったらこの人の洪水。仕方なくこの一部になることに。今回は僕の日取りの悪さが原因。京都は三連休の中日に来るとこじゃないんですね。京都の「はんなり」はどこ行ったの~?
清水寺から岡崎公園まで向かいます。途中祇園の街をすり抜けます。小京都は各地にあれど、やっぱり本家本元は違う。大好きな街並みです。
祇園を流れる白川沿いには、たくさんのお店が。そんな通りを舞妓さんが静かに歩いていきます。ここだけは何百年も変わっていない、そんな空気があります。
桜がもう花開いていました。こんなお店で京料理、いつか良いオヤヂになったらやってみたいものです。
人でごった返す祇園の四条通をなんとか歩き、見つけたおそば屋さん『さだ吉』でお昼。人疲れした心と体を休めます。
京都で一度食べてみたかったにしんそばのセットを注文。にしんそばの他に、ちょっとしたおばんざいとゆかりご飯がついています。
ここは手打ちということもあり、そばが旨い。僕の好みの、温かくして美味しいおそば。細めながらもっちり感のあるそばです。
つゆは関西らしく薄味。やっぱりそばには濃口がいいなぁ、と思いつつ上に載った大きな鰊を一口。その瞬間印象がガラッと変わる。
京都のにしんそばが美味しいと言われる所以、それは薄めのダシに濃い目の鰊のバランスの妙にあるのではないでしょうか。
東京でにしんそばを食べると、つゆも濃いわ鰊も甘いわで、食べきる頃には飽きてしまいます。ところがここのはそんなことは無い。薄味だからこそ、少々濃い目に炊かれた鰊の脂と風味を楽しむことができます。
いやぁ、一本取られました。そばには東京の濃いつゆが合う、と確信していた僕の固定観念を見事に破ってくれました。お腹も心も大満足!
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