無事に洲本に到着。洲本は淡路島で最大の市街地で、写真のようなアーケード街もあり、ちょっとびっくり。ここが離島であることを忘れてしまいます。
このほかにも大きなジャスコがあったりと、生活には全く不便しなさそう。淡路島、ちょっと住んでみたいかも。
洲本温泉源泉近くにある『潮騒の湯・足湯』へと立ち寄りました。小公園内にあり、庭園の池のような趣。弱アルカリ性単純温泉で、入った感じはいたって普通の温泉。地元の方が数人と観光の団体で混雑していました。
商店街の外れに立派な赤鳥居が。厳島神社の鳥居です。小さな商店に挟まれた参道を進みます。
参道を抜けると広い境内に立派な社殿。ここでこの旅の安全をお願いしました。
いい時間になったのでホテルにチェックインすることに。この日お世話になったのは、『淡路島観光ホテル』。洲本の市街地から2km程進んだ海沿いの宿です。
1泊素泊まりで5000円台だったので、正直どうかな~と心配していましたが、中に入ると海を臨む明るいロビーに、清潔感のある和室。この宿、正解でした。
お風呂も露天風呂に洲本温泉を使用し、2つの趣の異なる大浴場は男女入れ替え制。夜と朝で違ったお風呂を楽しめます。
そしてこのお部屋からの眺め。全室オーシャンビューで思う存分島の景色を楽しむことができます。
温泉で汗を流しビールをキュっと。うたた寝をしたところで夕食のため市街地へと出ました。夕日にシルエットとなる洲本の街。海のある風景は画になります。
淡路島の名産を楽しめるお店は・・・と悩んだ上で入ったのは、『あるこっこ』。淡路の素材や、お隣徳島名物である阿波尾鶏を七輪で炙りながら飲めるお店です。
まずは淡路のお魚一夜干しを注文。この日は軽く干された鯵が出てきました。炭火に炙られ滴る脂と立ち上る香りを楽しみながら、焼けるのを待ちます。う~待ち遠しい。
焼き過ぎないうちに一口パクリ。カリッと香ばしい皮にジューシーな身。脂と濃厚な旨味が一気に広がります。
東京の近く、相模湾も鯵の名産地ですが、身の締まり具合は淡路に軍配。こっちの方が美味しい。やっぱり日本人は干物だねぇ。塩分も丁度良く、ご飯無しでいけるツマミに最高の逸品。
続いてポン酢でさっぱり焼き穴子を注文。こちらも淡路で取れたものだそう。鱧のように骨切りされた新鮮な穴子をさっと炙ってポン酢でいただきます。
ホワホワの食感に適度な皮のゼラチン質。ポン酢でいただくことにより穴子特有の香りが一層引き立ちます。
こちらは自家製鶏ハムネギソース。淡白ながらしっかりとした旨味を感じる鶏ハムに、香り豊かなネギのソースが掛かっています。これだけでお酒が何杯でもいけちゃう罪な奴。
最後に頼んだのは、玉ねぎ丸ごとホイル焼き。やっぱり淡路島では外せません。ホイルに包まれた玉ねぎを、炭の直火でじっくり焼きます。
焼き上がりを待ってホイルを開けると、湯気に乗って甘い香りが一気に立ち上ります。炙り用の塩、ポン酢、自家製タレを付けていただきます。
濃厚な甘味に、「トロッ」と「シャキッ」が共存した食感。何で淡路の玉ねぎはこうも旨いのか。東京で食べる玉ねぎなんて、玉ねぎじゃない!と叫びたくなるほどの差。これからは玉ねぎは淡路からお取り寄せになりそうな程、淡路の玉ねぎの虜になるのでした。
旨い肴には旨い酒。ご主人お勧めの香川のお酒、「悦凱陣 純米無濾過」を楽しみました。強烈な自己アピールのあるお酒で、濃厚な旨味と強い香り、適度な甘味のある濃醇旨口タイプのお酒。肴が余りにも美味しいので、ついつい飲みすぎてしまいました。
このお店も大正解。炙りというシンプルな調理法で、淡路島の恵みを堪能しました。お店の方もとってもフレンドリーで、カウンター越しの楽しい会話をツマミにいい夜を過ごさせてもらいました。
素泊まりで地元を味わう、そんな一人旅の醍醐味を満喫し、夜は更けていくのでした。
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