春風浴 ~淡路三都自転車紀行 2日目 ②~ | 旅は未知連れ酔わな酒

春風浴 ~淡路三都自転車紀行 2日目 ②~

淡路島岩屋港に上陸 チャリンコ

無事に淡路島に上陸し、今夜の宿がある洲本へと一路向かいます。

祝!淡路島初上陸。ずっと来てみたくて仕方なかった場所淡路島に、やっと来ることができました。

淡路島海岸沿いの道

今回は岩屋港を起点に、淡路島を時計回りに回ることに。サイクリングやツーリングでは、「島は時計回り、湖は反時計回り」が基本。

道路は左側通行のため、そのようにして周った方が景色の良い側に沿って走ることができます。

岩屋港付近の市街地を抜けると、すぐに海沿いの道になりました。ここが淡路島であると実感できる開放感。

道の駅東浦ターミナルパーク

しばらく走ったところで、東浦にある道の駅『東浦ターミナルパーク』で休憩。お土産屋さんとトイレがあります。実はこの段階で、予想以上の南風(向かい風)にちょっと息が上がってしまいました。

東浦温泉花足湯

道の駅に併設された、「東浦温泉 花足湯」で一服。花を育てる温室のような造りで、当日は天気が良かったためちょっと蒸し暑い。

東浦温泉花足湯室内

肝心の足湯はナトリウム-炭酸水素塩泉で、低温のため加温しています。この泉質はいわゆる美人の湯とされており、入った感触は思ったよりさらさら。この泉質独特のヌルつき感は余り感じませんでした。

ところが驚きはその保温効果。足をつけた部分が真っ赤になり、体中から驚くほどの汗が。こりゃ走る以上に消耗すると思い、10分ほどで出ました。

東浦の青い海と白い堤防

この東浦には海水浴場もあり、太陽にきらめく大海原が広がっていました。写真だけ見れば、もう夏も間近のような光景。

東浦の砂浜

海岸に下りてみればこの美しさ。ここが大阪湾であることを忘れてしまいます。しまなみの時も思いましたが、やっぱり西の海は暖かい色をしています。波の音と海風で、心がみるみるうちに洗われていきます。

淡路島の巨大観音像

足湯と海ですっかり癒されたところで、まだペダリング再開。しばらく走ると有名な巨大観音様が姿を現します。天気の良い日には神戸からも見えるそう。

淡路島の海と菜の花

途中こんな春らしい光景が眼に飛び込んできました。暖かい春風(強いのが玉に瑕)に載って漂う菜の花の香りと潮の匂い。東京ではまだ暖房をつける日が多いのですが、もうここには春が訪れているんですね。

淡路島いづも庵

思うようにペースは上がらず、お腹はもうペコペコ。そんなところで発見したのが、津名の国道沿いにある『いづも庵』。手打ちうどんのお店です。

正直、淡路島一発目の食事がうどんはなぁ・・・。香川でもないし、京都大阪でもないし。と思いつつ空腹に負けて入店。

淡路島いづも庵玉ねぎつけ麺華

そこで遭遇したこの「玉ねぎつけ麺 華」。なんと丸揚げにした玉ねぎの入ったつゆに手打ちうどんをつけていただくというもの。こりゃ淡路島名産の玉ねぎを思う存分味わえると思い、玉ねぎ好きの僕は迷わず注文。

出てきた玉ねぎはしっかりとした大きさ。いやはや飽きずに食べきれるかなと考えながら玉ねぎをパクリ。うわっ、甘い、柔らかい、ジューシー!今まで食べてきた玉ねぎはなんだったのかと言うほどの旨さ。

嫌な繊維や苦味、辛味は全くと言って良いほど皆無。つゆにその旨味が溶け出し、細めの温かいうどんに良く絡みます。玉ねぎを適量ほぐし、麺と一緒にたぐっていきます。気がつけばペロリと完食。

適当に入ったお店が大正解。さらにそのメニューが大、大正解!こんな驚きも旅の楽しみの一つ。完璧に調べてから行ったのでは、ノルマをクリアしていくような旅になってしまいますからね。でも、帰ってきてから調べてみると、結構有名なお店だったみたい。

淡路島のきれいな海岸線

腹ごしらえも済んだところで、洲本へともうひと踏ん張り。細かいアップダウンに止まない向かい風。もう早く宿に着きたい一心で頑張りました。所々道に寄り添う海がそんな辛さを吹き飛ばしてくれます。洲本まで、もう少し。

春風浴~淡路三都自転車紀行~
鴨川沿いの桜と愛車
2009.3 兵庫/大阪/京都
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●1日目(東京⇒神戸)
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●2日目(神戸⇒洲本)
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●3日目(洲本⇒五色)
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●4日目(五色⇒明石⇒大阪)
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●5日目(大阪⇒京都)
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●6日目(京都⇒東京)
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